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著名な小説家である父が家を離れ、多忙な母が息子・航のためにと雇ったハウスキーパー・逢坂は若くて快活な世話焼きお兄さん。出会いこそ執拗にかまってくる逢坂を煙たがる航だったが、一通の手紙をきっかけに心を開き始まる。いつも彼から渡される匿名の手紙は航を気遣うもので、逢坂が別人になりすまして書いていると踏んだ航は直接彼の元へ向かうが…。淡い恋心を抱いた少年と、一途な片想いをこじらせた青年のふたつの物語が動き出す

「ノアはかわいいな」昔、春雪から幼いノアへ魔法のようにくり返し刷り込まれた言葉。兄弟のように仲良く育った二人が離ればなれになって６年、幼かったノアは見違えるように身長が伸び、その姿はとても”かわいい”とは形容しがたいほどに成長してしまった。こんな姿ではいつか大好きな春雪に再会しても気づいてもらえない…と悲しみに暮れるノアだったが、ある日の学校帰りにふらりと目の前に春雪が現れ――…。

松永夏維が一人きりで営む小さな花屋に到底似つかわしくない風体の男・巽正宗。ある日突然「白い花をくれ」と夏維に無茶な注文をしてきて以来、度々立ち寄るようになっていた。不躾でぶっきらぼうな巽の言動に衝突が絶えなかったが、話すうちに少しずつ打ち解けてきていた二人。しかし、その平穏は八神士郎によって崩される。誰にも明け渡したことのない無垢な身体を八神によって蹂躙されてしまう夏維…その理由は一体？

自分を愛してくれるご主人様がいなければ体が大きくなり続けてしまうぬいぐるみたちの中で、ひときわ大きく育ってしまったテディベアのリオ。大好きな店長さんと仲間たちがいるから寂しくはないけれど、ある日、デパートのマスコットとしてリオを買いたいという知らせが…。ずっと店長さんの傍にいたいと願うリオを見た大魔法使いのオーナーがとっておきの魔法をかけ、一時的に人間として過ごせるようになるが、引き取りまでのタイムリミットはもうすぐそこで…!? 愛を知らないテディベアボーイとツンデレ店長のピュアラブ、連載スタート！