とうきょうえいてぃーず
あらすじ
真壁純平19歳。生涯きっと、忘れられない女に出逢ってしまった! 大学入試会場でカンニング女を目撃した純平は、口止めがわりにホテルへ連れられ、童貞を失う。罪悪感を抱えたまま入学すると、隣の席に超イイ女に変身した、その女が現れて…!? ――80’sラブ&ポップ! 携帯もメールもなかったあの頃、僕たちの恋愛は不器用だけれど、ピュアだった…。『週刊ビッグコミックスピリッツ』誌上で大人気を博した、キャンパス恋愛グラフィティの第1巻!
おくたーゔ
あらすじ
“売れなかったアイドル”という過去から好奇の目と中傷にさらされ、高校生活に自らピリオドを打った宮下雪乃(みやした・ゆきの)。ひとりの女として見てほしい。誰かに求められたい――。そう願いながら孤独な日々を送る彼女の前に現れたのは、かつてミュージシャンとして活動していたという女性――岩井節子(いわい・せつこ)。そしてふたりは距離を狭め、肌に触れ合い、恋に落ちる。――それは、秘め事ばかりの恋愛風景。
ぱい
あらすじ
中学生の頃、πのパイとはおっぱいのことでは…!? そう思い始めた沢木は、πとおっぱいの関係性を研究し始め、完璧なおっぱい探しを開始する。やがて高校生になった彼は、それまである事情で不登校となっていて、久々に学校にやってきたクラスメート・田村じゅんと初めて出会う。沢木は、ご立派なおっぱいを持つ田村を見て、彼女こそ探し求めるπの持ち主ではないかと思い、彼女に接近しようとするのだが…
へたこい
あらすじ
駒井静、大学一年。趣味は盆栽いじりにヌカ床。「御隠居様」と呼ばれるジジくさい静が、旅先の露天風呂で倒れている丸裸の女性と遭遇!初めて生身の裸を目撃してしまう。その後、大学で入った「旅と温泉愛好会」の先輩・流香があの裸の女性だと気づいた静は、直視できず…。波乱の大学生活がはじまった…!!
そんなファンタジーみたいな学生生活を送った人には特に刺さるんではないでしょうか。私にはありませんでしたが。。 最初は単なるラブコメかと思っていたけど、後半の就活のあたりはかなりリアリティのある群像劇で、モラトリアムから大人になっていく過程でのヒリヒリした人間関係が面白くて一気に読んでしまった。物語の舞台は現在にありつつ、なんでこんなことになってしまったのかを思い出しながら進む構造も効いている。 自分の記憶ではこれが描かれた2003年前後に一度80年代のリバイバルがあり、2016年くらいからまた80年代の波が来ている(今度は世界的に広がりつつ、90年代にスライドしてる感もあるが)。しかしいま80年代を振り返ることと、20年前に80年代を振り返るのは、同じように見えて決定的に違うんだな、ということを震災や新型コロナ、働き方改革や#MeToo運動などを経験して思う。