とうきょうえいてぃーず
東京エイティーズ
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あらすじ

真壁純平19歳。生涯きっと、忘れられない女に出逢ってしまった! 大学入試会場でカンニング女を目撃した純平は、口止めがわりにホテルへ連れられ、童貞を失う。罪悪感を抱えたまま入学すると、隣の席に超イイ女に変身した、その女が現れて…!? ――80’sラブ&ポップ! 携帯もメールもなかったあの頃、僕たちの恋愛は不器用だけれど、ピュアだった…。『週刊ビッグコミックスピリッツ』誌上で大人気を博した、キャンパス恋愛グラフィティの第1巻!

オクターヴ
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あらすじ

“売れなかったアイドル”という過去から好奇の目と中傷にさらされ、高校生活に自らピリオドを打った宮下雪乃(みやした・ゆきの)。ひとりの女として見てほしい。誰かに求められたい――。そう願いながら孤独な日々を送る彼女の前に現れたのは、かつてミュージシャンとして活動していたという女性――岩井節子(いわい・せつこ)。そしてふたりは距離を狭め、肌に触れ合い、恋に落ちる。――それは、秘め事ばかりの恋愛風景。

愛されたい私と一瞬の裏切り

一人の十代の「女性」の葛藤と自己確立の為の、繊細なドラマである本作。軸が無くフラつく人の苦しみに心寄せたいと思う方には是非、手にとって欲しい作品です。 ★★★★★ アイドルになりたかった主人公・雪乃。彼女が欲しかったのは「皆んなに見られる」事でした。 誰も自分を見てくれない都会で、自分を見つけてくれた節子と恋人になった雪乃。しかし「皆んなに見られたい」欲望、節子が自分以外を見るかもしれない嫉妬、男性への嫌悪と好奇心、はっきりしない性指向と外からの視線……百合好きに嫌われる例の「裏切り」のシーンは、雪乃の歪みと捉えれば、私も心を寄せられる。 全てに好かれたかった雪乃。しかしかつて信頼していた人の心は、ほんの少し時を置き・場所を隔てて全く別物の様に変化し、一瞬で雪乃を裏切る。 一方、例のシーンを含め、雪乃と節子の心も、ほんの数コマで簡単に変化する様子が何度も描かれる。では雪乃を裏切った人達と、節子との違いは何だったのか。危うげな雪乃と節子の関係はどう変わっていくのか。……そこは是非、作品を読んで確かめて下さい。 描かれる人間模様、雪乃の心模様に苦しさを覚える事も多い作品です。しかしそれ故に自己の頼りなさ、どうやって人は心を保って歩き続けるのか、という事を我が事の様に考えさせられる……やっぱり名著だと思います。

あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
π(パイ)
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あらすじ

中学生の頃、πのパイとはおっぱいのことでは…!? そう思い始めた沢木は、πとおっぱいの関係性を研究し始め、完璧なおっぱい探しを開始する。やがて高校生になった彼は、それまである事情で不登校となっていて、久々に学校にやってきたクラスメート・田村じゅんと初めて出会う。沢木は、ご立派なおっぱいを持つ田村を見て、彼女こそ探し求めるπの持ち主ではないかと思い、彼女に接近しようとするのだが…

古屋兎丸の心意気が遺憾なく発揮されているのが・・・

月刊ガロのスーパースター(たしか福満しげゆきがそう言っていた)こと、古屋兎丸といえば、まず何といっても『π(パイ)』ですね。 月刊ガロといえば、常軌を逸した漫画家が大勢集まっており、エロ・グロ・ナンセンス・アバンギャルド等の作風で一世を風靡しましたが、古屋兎丸ももれなくこういった作風でガロからデビューしています。そして、まあ、私どもを含めた少々自意識を拗らせた人々がガロ系の漫画を読み漁ることとなったわけですが、こういったいわゆる大道からみれば外れ値にあたる作品というのは、一時こそはセンセーショナルに思われるのですが、その後が続かないということもまた多い。じつに沢山の漫画を読んできましたが、記憶にいつまでも残っているのはごく一部で、ほとんどの作品はタイトルすらも忘れてしまっています、まあ、これはガロ系に限ったはなしではありませんが。 で、こと古屋兎丸についていえば、いつまでも記憶に残っている。彼はガロ系作家の御多分に漏れず、常軌を逸した漫画家のひとりだと思うのですが、たとえば、同じく記憶に残り続けているねこぢるとは常軌の逸し方が違うような気がする。ねこぢるは純粋に外れ値の彼方にいるような漫画家でした。だけども、古屋兎丸の常軌の逸し方というのは、道を大きく踏み外す類いのものではなく、むしろ、あるひとつの習慣を偏狂的に続けるひとのそれであるような気がします。常軌を逸して几帳面なんですね。 それをまさしく体現しているのが『π(パイ)』ということになるでしょうか。ジャンル的にはオッパイのはなしなので、まあ、エロにナンセンスを掛け合わせたようなものになるとは思いますが、どうもそれだけではないような、エロとナンセンスをテーマとして掲げておきながら、それらを縦に貫いている偏狂的な習慣の持続がみられるのです。 主人公の沢木夢人は、オッパイ好きなデブのオタクだったのですが、ある日、オッパイと円周率の神秘に気がつき、これを探求することに人生を捧げようと決意する。しかし、このままでは一生なまのオッパイを見られないかもしれないと思い至り、高校入学まえに壮絶なダイエットをしてイケメンとして生まれ変わる、つまり高校デビューですね。ここまでで一巻の20ページなのですが、どうでしょう、この時点でもうすでに私たちの拗れた自意識が好みそうな漫画の体をなしておらず、気合いの入ったド直球の青春物語なのです。ただ、ちょっと、この気合いの入り方があまりにも偏狂的なんですね。何しろ、オッパイと円周率の神秘を探求して、人類に幸せをもたらし、ノーベル賞を取ろうという夢のようなはなしのですから。だけど、きわめて純粋で誠実で健全な漫画だと思います。自己紹介になりますが、純粋で誠実で健全な漫画が大好きです。

影絵が趣味
影絵が趣味
ヘタコイ
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あらすじ

駒井静、大学一年。趣味は盆栽いじりにヌカ床。「御隠居様」と呼ばれるジジくさい静が、旅先の露天風呂で倒れている丸裸の女性と遭遇!初めて生身の裸を目撃してしまう。その後、大学で入った「旅と温泉愛好会」の先輩・流香があの裸の女性だと気づいた静は、直視できず…。波乱の大学生活がはじまった…!!