あめなしむらやくばさんぎょうかけんかんこうがかり
あらすじ
大学を卒業し、地元・雨無村(あめなしむら)の役場に就職することにした銀一郎(ぎんいちろう)。この村の高校生以上の若い者は銀一郎、幼なじみのメグミ、コンビニのバイト店員・澄緒(スミオ)の3人だけ。観光係を命じられた銀一郎だが、特産も名所もない雨無村。それでも何かと事件は起こるもので…!?
じごくしょうじょ
あらすじ
ねえ、地獄通信って知ってる?午前0時にだけアクセスできるサイト・地獄通信。そこに憎い相手の名まえをかきこむと、「地獄少女」があらわれて怨みを晴らしてくれる……。子どもたちの間で広まった都市伝説。でも、ウワサは本当だった――。
とうきょうありす
あらすじ
恋よりもお買い物に夢中!ほしい物はたくさんあるのに探し物はまだ見つからない――。“お買い物命”のOL有栖川(ありすがわ)ふうは、クールな上司が気になりつつも、目の前の戦利品に夢中。ふうへの秘めた想いを抱く理央(りお)、ダメ男とばかり付き合うみずほ、東大出と見合いを繰り返す円城寺(えんじょうじ)……。友人たちも幸福を探して迷子になったまま。4人のアリスたちがさまようラブ&ショッピング・ライフ!!
じょおうのはな
あらすじ
亜国(あこく)の姫でありながら冷遇されている亜姫(あき)。幼いながらも母の世話をしながら、明るく生きる亜姫はある日、金の髪と天の色の眼(め)を持つ奴隷の少年・薄星(はくせい)と出会う。境遇の違いを超えて、強い絆(きずな)で結ばれる二人だったが、その先に待っていたのは…!?和泉かねよしの描く歴史ロマン超大作、待望の第1巻!!
この漫画は岩本ナオ先生による単行本3巻の短い漫画です。 表紙を見ると、岩本ナオ作品を見たことがない方はあまり買う気は起きないかもしれません。 岩本ナオ作品はあまり絵がうまくないというのが第一印象になりますが、実際に読んでみると、最高に面白いのです。漫画は絵だけではないというのがよくわかります。この作品も全くそのとおりです。設定もあまり面白いとは言えず、キャラクターが魅力的かといえば、そんなでもない、でも最高に面白い。ギャグのセンスがずば抜けています。人間味あふれるキャラクターは岩本ナオ作品の魅力です。 キャラクターはみな真面目でありながら、ギャグであり、しかも苦しみや弱みを抱えています。それが読者に感動を与えます。この作品でも全く平凡に見えるキャラクターが、セリフや表情を通していきいきと人間の面白さ、良さを伝えてくれます。そして涙をながすくらい感動します。大作ではないが、自分のお気に入りの漫画になるはずです。岩本ナオ先生のセンスにやられると思います。