▼第1話/錫色の国 ▼第2話/瑠璃(るり)色の家(前編) ▼第3話/瑠璃(るり)色の家(後編) ▼第4話/山吹色の箱 ▼第5話/赤紅色の車 ▼第6話/若苗色の風呂敷 ▼第7話/浅葱色の風景 ▼第8話/胡粉(ごふん)色の嘘 ▼おまけ ●主な登場人物/蘇芳鉄(「うごかし屋」の二代目社長。読書が好き) ●あらすじ/とある町の鉄工所が、不景気のため規模を縮小して、地方へ移るという。引っ越しを担当するのは「うごかし屋」という名前の業者。うごかし屋はさっそく工場から取り掛かろうと準備を始めるが、鉄工所の社長・山田が、急遽工場の移転は中止し、廃業すると言い出した。それを聞いた、うごかし屋の社長・蘇芳鉄は、工場を見せて欲しいと言い出して…(第1話)。 ●本巻の特徴/新居購入、就職、転勤、進学、結婚、別居、独立、開業、転地療養、夜逃げ…… 様々なカタチの「ひっこし」がある。物だけでなく大切な何かを「うごかす」、ちょっと変わった引っ越し屋物語、開幕!! ●その他の登場人物/花田(「うごかし屋」の従業員で運転手。女好き)、東雲(=しののめ。「うごかし屋」の従業員。道路に詳しい)、真朱(=まそほ。「うごかし屋」の女子高生従業員。力持ち)
土門真子は女子大の英文科を卒業して、牛鍋工業高校にやってきた新米教師。「教師は残業がないし、夏休みと冬休みはたっぷりあるし、お金をためて海外旅行に行ったら、結婚退職でもしてやめちゃうわ」と軽く考えていた真子だったが、悪ガキだらけの2年D組の担任になってしまい、着任早々問題は山積み。その上、ラグビー部の顧問になってしまい…。新米教師・土門真子は生徒たちのマドンナになれるのか!?
死んだ夫のあとを受け、念願の刑事となった紅谷留美。彼女が配属された東都警察署は、『羅生門』の異名を持ついわくつきの署だった。赴任早々、警察署の前でオデン屋を営む刑事課長・吉見や、そのオデン屋で食い逃げを働く警部補・黒田など、タダモノでない男たちが留美を迎える。翌日、コンビを組む黒田と共に、窃盗事件の現場へ出向いた留美は……。
北村尚(きたむらなお)は、今をときめく陸上自衛隊婦人自衛官・通称WAC(ワック)の新隊員。なんの因果か超ハードな普通科連隊に配属され…!?型破り青春ストーリー!!収録作品:バクレツ!大和撫子/ただいま。/自衛隊にGO!!
連載中に読んでいたが久しぶりに単行本で読み返した。改めて読み返すと同じ芳崎せいむ「テレキネシス 山手テレビキネマ室」に近く映画ではなく、本と物語が絡んで進む。連載時は怪力の女の子がもっと活躍していた気がするがそうでももなかった。一番心に残った話は、本を収集している男性が病気をして本の置き場などで揉めて最終的には寄贈するが男性は最後のページで本屋に向かうというちょっと俺の未来っぽいなと思わせる良い内容だった。部屋に本が大量にあるので売りに行ったが、売った本と同じ数ぐらい買って帰ることがある俺には他人事ではない