はたらかざるものたち
あらすじ
出世? 窓際? 真の成功者はどっちだ! 会社にいる働かない人は何故働かないのか。その裏にあるプライドや憎悪、子供じみた嫉妬を自身も会社員である意識低い系漫画家・サレンダー橋本が優しくひも解く衝撃のお仕事マンガ!!
らせんのばべる
あらすじ
そこはクローンが人間とともに暮らす世界。ネット上で噂のクローン同士の壮絶な殺し合いに興味をもつ少年たち。謎の猟奇殺人を追う刑事。二つの謎が絡み合うとき、この世界の歪んだ秘密が明かされる。気鋭の俊英が描く、禁断のSSF(サイエンス・サスペンス・フィクション)!
新聞社内で熱心に働いている人たちの脇で「堂々と働いていない」人たちに焦点を当て、感化された主人公の心移りや、彼らを反面教師にする視点で「働く」ということを思ってもみなかった角度から見つめ直させらられる漫画だった。 この漫画は「働きマン」や「島耕作」シリーズのような仕事と向き合って働く漫画の系譜に属した上で、新聞が斜陽産業であるこの時代の中で働くということを痛烈に切り取った漫画でもあって素晴らしかった。 社内の働かない人たちを煙たがり、訝しみ、同情し、憧れ、侮蔑し、受け入れる主人公の姿に人生を見た。 誰かのように生きるのもいいが、自分がいいと思えるように生きるのがいい、というかそういうふうにしか結局生きれないよねって感じの普遍的なラストなのもいろいろ振り回されての着地なので、いいぞーと思った。 僕も、明日も仕事を頑張ろう。