すぱんくのわおわおたんていだん
あらすじ
『おはよう! スパンク』の番外編にあたる、スパンクの冒険ストーリー! 飼い主・愛ちゃんがパリへ行っている間に、スパンクが誘拐事件に巻き込まれちゃった。身代金目的でさらわれたのは、スパンクに瓜二つだという名家の飼い犬・竜馬。その影武者をすることになったスパンクだけど、沈着冷静でクールな竜馬の真似は大変で……!? おなじみスパンクが大活躍! 表題作の他に、『1月なかば春の色』も同時収録。
たとえばのにさくはなのように
あらすじ
冷たい家庭を飛び出し、森番の老人・ウイルを本当の祖父のように慕う、花の好きな少年・コリン。幸せな時間を一緒に送っていたある時、ウイルが倒れてしまう。自分がこの世を去った時に、コリンはどうなるのか……。ウイルは、あたらしく赴任してきたブラウン牧師に手紙を託す。しかし、ついにふたりに別れの時が訪れる。少年と老人のかたく結びついた心を描いた表題作ほか、全4作を収録した短編集。
ふしぎのくにのせんいちや
あらすじ
これは妖精や魔物がまだ人間のすぐそばに住んでいた頃の物語――。王位継承のために「王子」として育てられたセブランは、本当は巻き毛の凛々(りり)しい女の子。いつの日か幸せを運ぶ神馬・ヘンデク=アトラタンに乗ることを夢見て、輝かしい青春を過ごしている。ところが、ひそかに王位略奪を狙う叔父・ダロスが、王子の秘密を明かそうと暗躍しはじめて……。「白馬の王子様」冒険譚の大傑作!長編ファンタジック・コメディ、第1巻。
なんかスパンクが好きすぎるのですが、「『おはよう!スパンク』はみだし編」ということで、探偵ものですね。飼い主の愛ちゃんがパリに行っている間に事件に巻き込まれます!(なかよしの昭和55年9月号のふろくだったようです) 冒頭からスパンクの愛くるしさ爆発で、1巻の2/3ほどの長さしかありませんが、スパンクの物語をまた楽しめてすごく充実した三連休となりました。 「だいたい 運動神経は わるいしさ、たべものには いやしいし、すぐ わるのりするし、おまけに 臆病でさ」とボロクソにこき下ろされてしまいますが、スパンクだってスパンクなりにいっしょうけんめいやってくれてるんです。 最後は犬同士の友情&犬と猫との友情&犬と人間との友情でなんとか事件解決!かなり危険な事件でしたが、スパンクが心やさしく、いいやつだからこそ皆が力を合わせてくれるのですね。わたしもかくありたいと思います。 あと併録の「1月なかば春の色」は、スパンクよりもうちょい甘酸っぱめな恋物語のテイスト感が強めですが、若者の成長も描かれてたり、命の大切さを感じられたりで、けっこう楽しめました!スパンクっぽい犬もちょろっと出てます!