やっちまったよいっこだて
あらすじ
三十路(みそじ)、独身(バツイチ)、社会的信用ゼロ。それでも理佐は家を建てる!!これを読めば家が建つ!?迫真の(笑)ドキュメント・コミック!!
たんぽぽさんのうた
あらすじ
イラストレーターのたんぽぽさんと、かけ出しのカメラマン慎平が、一人娘のスミレを伴って郊外の念願の一戸建の家へ引っ越して来た所から、この物語は始まる。メルヘンにも似たほのぼの家族の心あたたまる物語は、100%西岸良平の世界を堪能できる!!ファン待望の単行本化、第1巻。
こいはいつもあまんどぴんく
あらすじ
27歳になったハイミスのOL・よき子の恋愛と、それを取り巻く人々の日常を描く。後半に入ってのアクロバティックな展開が最高!映画化もされて話題沸騰となった作品。
じょせいきしゃつきしまれいのふーぞくとつげき
あらすじ
ライター志望の月島零は、面接を受けた二葉出版社に試験期間として取材の仕事を任せられる。だがそこには編集長の思惑があって…?ピンサロ、のぞき部屋、イメクラでの痴漢プレイなど、取材のため全9カ所に潜入!!ノンフィクションの迫力と、女性視点でのフーゾク事情満載!
世界に一つの自分の家を建てるのが昔からの夢だったの、 その夢をついに実現させる時が来たの、 という話かと思ったら 実は、今がおトク!の言葉にフラッときて、 気が付いたら1年半以内に家を 「建てなければならない」 という立場になってしまった話だった。 大慌てで自分に合った家を考えるはめになり、 それは自分はどういう人間か、を考えることになり、 結果、徐々に具体化していく家の設計図はなぜか 「一人用三階建て一軒家」 アレこういう家でいいのか、という思いは そんな自分でいいのか、という思いにつながり、 家が出来ていくにつれて自分の心が傷ついていくような、 まさに「やっちまったよ!」な、 ノンフィクション・エッセイ漫画。 成功した人ってよく「御殿みたいな家を建てた」とかの 話を聞きます。 漫画家でも小林まこと先生とか西原理恵子先生とかが ナントカ御殿を建てた、みたいに言われていたし。 伊藤理佐先生もヒット作を生み出しているし 売れっ子漫画家と言っていいと思います。 だから30歳バツイチ独身という立場であろうとも なんだかんだ苦労しつつも新築一戸建てを建てる財力もあり、 けして自分を卑下する必要はないし 自分は成功者だ、と胸を張って豪邸を建てもいいと思います。 それにこうして漫画ネタになったのだし。 まあ少しくらいは「どう転んでも漫画ネタになるし」 という目論見も最初にあっての家造りだったかも、 とも(それで数千万円かけるか?とも)思いますが・・ 一方で、これは読後に知ったのですが、 家を作り始めた時には 「30歳バツイチ独身女子」だった伊藤先生ですが、 この漫画を描いて数年後に同業の漫画家の 「吉田戦車先生」と結婚したそうです。 この漫画の伊藤先生と、あの吉田先生がご結婚って、 さぞかし楽しい幸せな家庭を築いているでしょう。 私は伊藤先生と知り合いでもなんでもないけれども 「人生いろいろあったみたいだけれど、 良かったねえ、伊藤先生。」 と誠に勝手ながらではありますが思ってしまいました。