ろくぶんのいちぼくたちのかくさ
あらすじ
サッカー部に所属する中学3年生の百田は、部活にも学校にも姿を見せなくなったライバル・鳥屋の居所を捜していた。彼はクラスメイトの女子・黒木と下校している時に、リサイクル置き場がある家の前で佇む鳥屋を見つける。鳥屋は、一度は捨てたボロボロのスパイクを取りに戻っていた。彼は家が困窮していて学校にこれなくなっていたのだ。そこに家の中から美しい女性が現れて3人を中に招き入れる。彼女は無料塾の塾長だった…。
もゆるほししんやくよさのあきこぷちきす
あらすじ
時は明治。胸に熱い想いを秘めた少女がいた。彼女の名前は鳳志よう、のちに与謝野晶子と呼ばれます。家の手伝いに追われ忙しい生活の中、ある日彼女は運命を変える歌に出会う。その作者は与謝野鉄幹、新しい時代のうねりを感じた彼女の運命は大きく動き出す…! 激動の時代を疾走した与謝野晶子の生き様を現代に蘇らせる、新しい与謝野晶子の物語、ここに開幕!
あらすじ
始まる前に終わってしまった沙和の恋。消せない気持ちから逃げ出したくて、偶然目に留まったいけばな教室に入ることに。そこには移りゆく季節と向き合い、心を華に映しだす、心地よい時間が流れていて――。沙和の心は四季の移ろいとともに変化していく。そして、家族のカタチ、教え、学ぶということなど、生きる上で大切なことを花を通じて見つめ直し学んでいく。美しく生きるヒントがつまった、花を生ける5つのストーリー。
にげるははじだがやくにたつこうしきこみっくがいど
あらすじ
紙と電子の累計発行部数が375万部以上を突破し、2015年には第39回講談社漫画賞・少女部門賞を受賞。2016年にTBS系列で人気脚本家・野木亜紀子氏によりテレビドラマ化され、一大ムーブメントを巻き起こした大人気コミック『逃げるは恥だが役に立つ』。そのコミック『逃げるは恥だが役に立つ』のすべてをまとめた公式ガイドブック。原作者・海野つなみ先生とKiss編集部の全面協力により、“逃げ恥”の新たな魅力や知られざる裏話がたっぷり詰まった一冊に仕上がっています。1~9巻までの振り返りとして、個性的なキャラクターの解説や、ストーリーガイドと共に各話のタイトルに付けられたことわざの意味を紹介。ほか、『逃げ恥』が生まれるに至った経緯や裏話を海野つなみ先生に直接インタビューし、語っていただきました。また、今回、初公開情報が盛りだくさん!・海野つなみ先生の頭の中が可視化された「ネタ帳」・みくりと平匡がめでたく夫婦になった感動の「最終話ネーム」・海野つなみ先生の「お仕事現場」などほか、「Kiss」で連載時の表紙や扉などで使用されたカラーイラストをまとめた、カラーギャラリー、そして、テレビドラマ『逃げ恥』を大ヒットに導いた大人気脚本家・野木亜紀子さんにインタビューし、『逃げ恥』の面白さを脚本家の視点からお話いただくなど、さまざまな魅力がいっぱい。続編の10巻と合わせて読んでいただきたい1冊です。
中途半端に終わった恋を引き摺る、OLの菊池。ふといざなわれた華道教室で、様々な想いを込めて花を生けることを学ぶ。折々に自分と向き合うように、季節を愛で、花に向かう一年の物語。 ----- 菊池は元気な女性だが、長く秘めた恋には、勇気を出せず身を引いてしまう。そんな彼女は華道に、自分を表現することや、誰かを思っての行為が相手に伝わる喜びを教わる。 大人になっても、傷ついていたり、精一杯な時にはつい、おろそかにしてしまう「自己表現」や「思いやり」の心は、お花の季節感や彩りに乗せて先生に教えられる。 そこから自分の気持ちに気付かされたり、懸念事項がスルリと解決するのが、とても心地よい。 派手な事件はないけれど、季節の風に日々の澱が洗われるような、清しい短編。 現在(2019年)『夜明けの図書館』という図書館司書の漫画を連載中の埜納タオ先生。美しいペンタッチと白場を活かしたレイアウトで生み出される、見開き単位の画面の美しさは、心に沁みる。