ユーモア・ギャグマンガの感想・レビュー6117件<<9495969798>>アニメ化されたティラミスより知名度では劣るが高機動無職ニーテンベルグ 青木ハヤト名無しこちらもなかなか面白くて笑えました。 ガンダムの基本を抑えてパロしながら、ニートやブラック労働など昨今の労働問題を風刺して、独特のシリアスな笑い作品になっています。 絵もギャグでごまかさず、普通のロボットもので通用するレベルなのが、それを引き立てて良かったです。二人がくっつくと丁度良いのかな。寒がりに雪 吉近イチPom サブ、イケメンすぎでしょう。寒がりでもサブにくっつかれたら許してしまう気が、、 綺麗でシャープな絵柄とコミカルさが良い意味でミスマッチで、どんどん読んでしまう。 サブもユキも登場人物みな個性があって、皆が皆良かったなあ。 ユキちゃんの中々笑顔見せない感情に凹凸少ない所も可愛い。 だがしかし、最後が少し??が正直なところ。 サブとユキ二人ならではの終わり方なのかな、、その後は想像で楽しみたいと思います。笑お嬢さまだからよいコンビニお嬢さま 松本明澄野愛お嬢さまは想像上の生きものなので、浮世離れしてればしてるほどよいです。知的なのにアホで思い込み激しい感じがとってもお嬢さまでよいです。 良家のご令嬢・翠里はコンビニグルメが大好き。でも周囲にバレてはいけませんわ〜!ということで変装してコンビニ食材を購入し、クラスメイトに見つからないように帰宅し……という余計なことをしています。 肝心のコンビニ食材もそのまま食べたらいいのでは?と思うものをアレンジしてお行儀よく食べています。 このお嬢さま感にほっこりしちゃうんですよね。 コンビニのアレンジレシピって大抵そのまま食べた方がいいんじゃね?というものが多い気がしますが、やってるのがお嬢さまだと思うと微笑ましいです。 お嬢さまとギャルは何やってもいい。体操のお兄さんだって人間なんだよ、大変なんだようらみちお兄さん 久世岳六文銭子供がいるのでN◯Kの「お母さん◯いっしょ」をよく見ます。 いつ見ても元気なお兄さん、お姉さんに子供と一緒に癒されながらも、一方で 「彼らも人間だし、そんないつも元気なわけないし、ムカつくことだってあるだろうなぁ。特にN◯Kのルールに。」 とか変な目線で見てしまってます。 汚くなったもんだ。 本作は、そんな自分の想像をユーモアたっぷりに描いてくれた作品。 まさに子供はみちゃダメ!な内容ですが、 一方で大人には、これが現実だよねとむしろ親近感がわきます。 体操のお兄さんのツラミポイントが社会人のソレでよくわかります。 子供の理不尽な質問や、テンションを上げざるをえない状況に鞭打って上げる様、むかつく同僚・・・社会人にも色々あります。 歌のおにいさん、歌のおねえさんもいるのですが、 うらみちお兄さんと同じく等しく闇があってキャラがたって面白いのですが、一方で みんな、なんでこの仕事やってんだろ? と思わずにいられないです。 みんな、ロボットじゃない、人間なんです。と痛感せざるをえない作品です。 何周かして現代的なテーマダンドリくん 泉昌之hysysk私は段取りが苦手で何とかしたいのと、それゆえにライフハック的なビジネス書や大人のADHDを抱えた人がどうすればうまくやれるかみたいな本も割と読んでいる。この作品は段取りを「やらなければいけないこと」「できないといけないこと」とは別のものとして描いているのが良い。失敗もする。 限られたリソース(といってもおかずの具とか)のなかで最大限楽しむにはどうすればいいかというのは彼の他の作品にも通じるし、いまやジャンルとしても定着している。既にかなり多くのことがコンピュータや機械の発達によって解決されているが、それはこのように考える人が沢山いたことの証拠であり、なんだかんだ社会は進歩(と同時に複雑化)しているのだなぁと実感する。ハイテンポで可愛い吸血鬼すぐ死ぬ 盆ノ木至名無しアニメ化までされたのに人気ありすぎて食わず嫌いで読んでなかったんですがとりあえず一巻読みました。 想像の数倍ハイテンポ!!1ページにボケとオチが10個くらい詰まってるようなスピード感ですごいですね。 そしてやっぱりドラルクとジョンが可愛い 吸血鬼漫画は多々あれど1話そこらで吸血鬼の根城が吹っ飛んで跡地になってる漫画はこの作品くらいしかなさそうな気がします。ちーちゃんみたいに解放しましょうお酒は夫婦になってから クリスタルな洋介野愛真面目で仕事バリバリこなすキャリアウーマンが旦那さんの作ったお酒飲んだらデレデレの甘々になっちゃうというのはちょっとあざといな……。 と思うんですけど流石にちーちゃん可愛いすぎます。ちっちゃい子見てるような気持ちになりますね。 ひたすら優しくて美味しいお酒を作ってくれるソラさんも素敵で、いい夫婦だなあ……とニコニコしながら読んでます。 登場するカクテルもお家で再現できそうなとっつきやすいものが多くていいですね。強いお酒が苦手な方でも飲みやすいものも多い気がします。 みんな外では気を張って戦ってますからね。お家帰ってきたらちーちゃんみたいに「しふくぅぅ♡」ってリラックスしましょう。 狂気の世界定額制夫の「こづかい万歳」 月額2万千円の金欠ライフ 吉本浩二野愛めちゃくちゃ面白いんだけど身につまされすぎて泣きたくなった。 絶対に自分より高収入の大人たちがこんなに節約生活してるなんて、こんなにお菓子食うなんて知らなかった。 とは言えみなさん悲壮感はそこまでなく、楽しんで節約に勤しんでおられる。 ポンタポイント狂いとかステーション・バーとか……実にクレイジー。 一周目は自分も節約しなきゃな〜なんて思ったけど、二周目からは次元が違うわと思えてきた。身につまされてる場合じゃない、この人たちプロなんだ。 あとみんなお菓子食いすぎよ!体に気をつけてね!と思った。 3巻に掲載されている吉本先生の奥様のエッセイが凄い。チェーン店しかない世界線に転生したラズウェル細木先生のエッセイだった。 あとこづかいステータス画面めちゃくちゃ面白い。カードバトルできそう。酔い子は良い子二日目の酔い子ちゃん 市川ヒロシ六文銭この著者の作品、なんとも形容しがたいのですが、好きなんです。 ふんわりというか、ぼんやりというか、優しい雰囲気。 この良い感じのゆるさに謎の魅力があってスルスル読んでしまいました。 題材も、酒飲みの話。 二日目とタイトルにありますが、普通に一日目も描いているので安心してお読みください(何が?) 基本的には飲んで酔っ払ってグダグダして~な流れなんですが、よいこの飲みっぷりが良いので読んでいて気持ちいいです。 また食べ物も本当に美味しそうに食べるので、なんだか嬉しくなります。 グルメ漫画だから「美味しそう」ではなく、 よいこ、美味しいもの食べれて良かったね~ と、なんか餌付けしているような気分になるから不思議。 それだけ主人公が魅力的なんだと思います。 仕事もできるし、コミュ力高いし、何より色んな人に気配りできる姿は、まさに良い子そのものです。 最後によいこの名言のせておきます。いい言葉だなと思います。 お酒を飲むのが楽しいってことは、毎日が大変なおかげ いい感じに90〜00年代を振り返れるどーでもいいけど 秋月りすかしこ1992年〜2001年まで朝日新聞で週一連載されてた4コマ漫画です。新聞連載なのでOL進化論よりも真面目な時事ネタが多目なんですが、連載が始まったのがバブル崩壊直後でそこから日本はずーーーっと不景気なんだなってのをしみじみ感じました。秋月りす先生が後書きで「ここ10年で一番の変化は不景気に慣れてしまったことかもしれない」とおっしゃっていてまさにそうだな…と思いました。最初の頃「セグウェイ」がアメリカで話題の謎の発明品「ジンジャー」と噂されていたとか、今となっては逆に新鮮な話もたくさんあって面白かったです。 明日からできる最高のやりかた彼女のやりかた 田所コウ野愛これはいいライフハック。 他人に迷惑もかけず、お金も時間もかからず(エロ本作る人は別かも)、ほんの少しの勇気があれば誰にでもできる彼女たちのやりかた。 やってることは結構刺激的というかちょっとセクシーだったりするけど、全くエロくはない。やんちゃで馬鹿馬鹿しくて、なんだか微笑ましい。 騒音の最中に下品なワード言うやつはすぐにでもできそう。なんならやったことある。 変わり映えしない日常も自分のやりかた次第で楽しめるんだ!とワクワクする。 他人を笑わせるためじゃなく自分を笑わせる彼女たちのやりかた、やれる範囲で実践したくなった。速水螺旋人のかわいいかわいいSF旅行男爵にふさわしい銀河旅行 速水螺旋人さいろくウブで紳士なミハルコ男爵、そのお供アンドロイドのランパチカ、旅の一座に勝手に加わる吟遊詩人(?)ノンシャランのドタバタ星間旅行記。 SFを描かせたらきっと自由の幅が凄かろうなぁと思っていた速水螺旋人の想像を上回る自由で広大な宇宙旅行記(目的:理想の乙女、アースライト姫探し)なのだが、もちろん何もかもかわいい。 永遠に読んでいられる作品だが1巻は電子だとモアレが酷かったけど2巻からはキレイ。なんだろうねこの違いは。相変わらずで安心 #1巻応援探偵夢宮さくらの完全敗北 ちょぼらうにょぽみnyaeあいまいみーが終わって悲しみに暮れていたけど、新作も相変わらずで安心しました。相変わらず表紙と中身のギャップがすごいし、相変わらずキャラ同士仲がいいように見えて突然殺し合いするし、探偵部が舞台だけどほぼ探偵してないです。 読み始めはギャグも抑えめで期待はずれかなと思っていたんですけど、そのうちに自分が知っているちょぼらうにょぽみさんらしさが戻ってきます。 あとがきに、高尚なきららで連載するんだからとギャグ抑えめにしていたけれど担当さんが変わったのをきっかけにギャグにやっぱり振り切ろうと切り替えたとあり、その担当さんに感謝しかありません(それまでがつまらないという意味では決してありません!)。それでも作者はギャグを萌えと両立させようという気持ちがあるようなので、2巻以降そこら辺も注目しながら読みたいと思います。 不器用で一途は最強に可愛いとなりの布里さんがとにかくコワい。 紀ノ上晟一六文銭目つきも態度も悪い布里さんだが、隣の席のいたって平凡な平くんにひと目ぼれ。 こそこそと恋愛感情をみせつけますが、尽く裏目に出て・・・という流れ。 とにかく布里さんが最強にかわいすぎます。 教科書もっているのに忘れたことにして、平くんに見せてもらおうとするし、クラスの委員会とかもペアになろうとする。 もうそれ気づくだろ・・・とか野暮なこと言わず、そんな一生懸命にアプローチする布里さんが可愛くて愛おしいです。 言葉ではうまく伝えられないけど、距離を縮めようと奮闘する様は、見ているこっちがむしろ悶ます。 兄弟思いで、動物など可愛いものが好きだったりと意外な面もあり、そこもまたグットです。 不器用な一途って、やっぱり最強に可愛いですよね。漫画に関わる全ての人へ感謝ガイコツ書店員 本田さん 本田野愛漫画家さんや出版社さんへの感謝は常日頃止まらないですが、この作品を読むと書店員さんまじでありがとうございます〜!という気持ちでいっぱいになりますね。 電子書籍を買うことが多くなったとは言え、本屋さんは天国です。 走って叫んで闘いながら天国を作ってくださる書店員さん、ありがとうございます。本屋さんでのんびり働きたいな〜なんて一度でも思ったことのある自分を恥じてます。 戦場のような職場でありながら、本と本屋に対する愛情が伝わってきます。そして売り場のメンバーが個性豊かで素敵です。 仕事はめちゃくちゃ大変そうですが、こんな職場で働きたいな〜とは思います。いや嘘かも。でも楽しそうではあります。 漫画好きな人にはぜひ読んでほしい!感謝が止まらなくなるから!人生、真っ直ぐな道なんてつまらない?!!どうにもこうにも 日下直子Pom 時にコミカル、時にシリアス。 バランスの取れた読みやすく面白い作品でした! 新人漫画大賞とったのにその後、漫画が上手く描けなくて悩んでいる主人公、江藤さん。 デザイン専門学校の先生に声かけてもらってマンガ・アート科の講師をやることに。 色んなことに刺激を受け、自分自身どうしたいのか、漫画描きたいのか?悩み葛藤する。 もちろん漫画家の世界は全く分からないですが、メンタル折れそうなこと沢山言われても這い上がってく江藤さんに感情移入してました。 ざっくりですが人生、悩んで泣いて楽しんで笑ってなんぼだなぁーなんて思わせてくれた素敵な作品でした。 素敵な夫婦の日常漫画僕の妻は発達障害 ナナトエリ 亀山聡野愛発達障害について学ぶ作品というより、微笑ましい夫婦の日常作品です。 漫画家のアシスタントの夫・悟の視点で、発達障害を抱える妻・知花との日々が描かれています。 頭の回転が速くお喋りが大好き。子どもみたいに感情表現が豊かでパワフル。 悟さんはそれらを発達障害の特性と片付けるのではなく、知花さんの面白いところ可愛いところとして受け止めています。 お互いを受け入れあって尊敬しあっているのが素敵で、こんな夫婦になりたいなあと憧れます。 「○○だからこうするといい」なんてものはなく、その人自体を理解しようとすることが一番大切だと改めて実感できました。 可愛らしい夫婦の日常に心があたたまるので、気軽に読んでみてほしいです。御託はいいからやれ!という勢いを見習いたい大家さん10年め。主婦がアパート3棟+家1戸! 東條さち子六文銭読んで思ったのが、著者の勢いのすごさ。 不動産投資って聞くと、よくわからないのに、額が額なだけに尻込みしませんか? それなのに、この著者はすんごいです。 単純に 不労所得が欲しい ↓ そうだ、マンション買おう って簡単なノリで始めます。 まず、ここがすごい。普通、こんな考えになりますかね? そんで、もっとすごいのは夫婦の背景。 主人公はマンガ家、旦那さんはタクシー運転手(しかも、本作中は免停で失業中・・・) ・・・失礼を承知でいうのですが、とても不動産投資できるような家計ではないと思うんですよ。 それでも、何が何でも実行にうつすんです。 そこが本当にすごい。 安定した収入があっても、数千万規模のローンなんか怖くて組めないのに、著者は数軒フルローンだったり、あまつさえキャッシングまでして(数十万の規模ですが)不動産に投資します。 この行動力というか決断力というかは、本当に感服します。 まぁ、当然、 不動産収入=ローン返済 となってしまっているようなので、 手元にはあまり残らず、額面上の収入だけが多いため、 税金が激しいという罠にハマってますが・・・ それでもすごいと思います。 不動産投資関連の活字本ありますが、そんなの何冊も読まずに本作1冊読めば全てわかります。 すなわち 御託はいいからとにかくやれ! 金かき集めてでもマンション買え! それを地で教えてくれた作品でした。 不動産投資に関わらず、あらゆることに通じる感じがしました。 絶対金持ちになる発想だよなと思ったら、 娘さんはインターナショナルスクール(学費でン百万)に通わせているようで、ついにセレブなったのかしら・・・。 そうだとしたら、またすんごいなぁ。 ふたりぼっちの幸せな秘密舞ちゃんのお姉さん飼育ごはん。 秋津貴央野愛ある雨の日、小学生の女の子が拾ったのは制服姿のキレイなお姉さんでした。 お料理上手でお世話好きな小学生・舞ちゃんとコミュ力も生活力も低め、でもなんだか放っておけないお姉さん・タマ。 お世話しお世話され、次第に距離が縮まっていく2人がとっても愛おしいです。 ひとりぼっちでご飯を食べていた舞ちゃんとタマが寄り添い、ふたりぼっちで食卓を囲む。 寂しさを打ち明ける訳でもなく、心の奥まで踏み込む訳でもない。 孤独を分け合うようにそっと寄り添う2人の姿は、微笑ましいのに切なくなります。 ふたりぼっちじゃなくてもずっと一緒にいられますように、幸せな時間がずっと続きますように。 舞ちゃんとタマの幸せを願いながら、最後まで見守りたいと思います。 ツッコミどころをついに公にツッコみまくる彼岸島スピンオフ彼、岸島 松本光司 佐世保太郎さいろくなんということでしょう、匠の技でついにここまで・・・ ちゃんと本編での謎要素をギャグに昇華してここまでやるとは思わなかった、素敵なマンガである。完結しちゃったけど彼岸島ファンは必読の内容で、渾身の一撃である。見た目は手塚治虫、頭脳はつのがい#こんなブラック・ジャックはイヤだ 手塚治虫 つのがいnyae満員電車の中で読んでる人がいて、横目で少し見させてもらってたら、様子がおかしいことに気がついた。これはブラックジャックじゃない…!!それがこの作品と私との出会いでした。 圧倒的な絵の再現度を見てもらえればわかるように、ほんとうに御本人が描いたのでは!?と錯覚するほど。紙の色もわざとダメージがあるように演出しているところがニクい。 しかし、中身は全くの別物。パロディの中でも更にパロディをしかけているページも有り、見どころが満載だ。ショートギャグの詰合せなので、笑うところを見られてもいいなら、ある意味電車の中で読むのがベスト。見た目や雰囲気って大事なんだなって無能の鷹 はんざき朝未六文銭ただずまいや風貌からデキる雰囲気をまとった鷹野。 実際はポンコツで、さっき言ったことも覚えられないほどの無能っぷり。 でも、オーラだけは半端ないという。 しかも、職業がコンサルというのが、個人的に よくわかってらっしゃる! と膝をうった。 コンサルって、雰囲気が大事で、ぶっちゃけ雰囲気でどうこうなりそうですもんね(失礼) 当たり障りのないことを、 パフォーマンス~とかファネル~とかの横文字や、KPIだのCVRだの3文字英語とかで煙に巻いてくるしね。 ※元コンサル出身の個人的感想で、コンサルに親を殺されたとか恨みがあるわけではないです。 本題。 本作は、ひょんなことで、 同期入社した気弱でうまく喋れない鶸田と、そんな鷹野がタッグをくむことになる。 自信のない鶸田と根拠のない自信だけがある鷹野。 実際は有能な鶸田と、実際はポンコツな鷹野。 それがなぜか良い感じにシナジーを出していくんですね。 鷹野のもつ謎のオーラに圧倒されて、アフォな発言も先方が勝手に忖度して、そこに畳み掛けるように鶸田の分析やロジックが炸裂し、顧客も納得という流れ。 ギャグ的な展開ですが、なんとなくこんな感じだよなと実感してしまう。 大したこと言ってないけど、謎に説得力ある人いますもんね。 逆にすごい良いこと言っているのに、自信がなさげなばかりに、 周囲から賛同得られない人もいる。 なんとなく、この社会の断片をきりとったような作品だと感じました。 自信のない社会人はみんな読んで、なんだこんなもんかと思ってほしい。 最後に、鷹野のどこに行ってもでてくる突拍子のない言動は、純粋に面白いですね。時々、良いこともいうし。 中毒性高い「散歩」劇今日のさんぽんた 田岡りき六文銭『吾輩の部屋である』が謎に好きだった私。 その著者の新作ということで手にとったが、これも最高だった。 そもそも『吾輩の部屋である』が、基本的主人公1人が悶々としながら独り言している会話劇?(会話じゃないが)が面白かったのだが、 本作も、基本フォーマットは同じで、犬と散歩しながら一人で話している構図。 それもたわいもない、自販機がどうのとか、この道は通ったの通らないだの、受験勉強がどうのとか、ホントにたわいもない話を延々とする。 それに犬のポン太がモノローグでツッコむ感じ。 たったそれだけのことなのに、すごい中毒性がある。 1話が短くて物足りなく感じるのも理由の1つだろうが、それ以上に著者の日常にあるちょっとした疑問などの着眼点が面白いからだと思う。 ガードレールのつなぎ目のルールとか、この本読まなかったら一生知らなかったと思う。 主人公・りえ子もちょっと残念というか、イタイというか、そこに加えてコミュ障なところもいい。 それに、ポン太が冷静にかつ鋭くツッコむの良い感じです。 時系列がバラバラで、各話いろんな時代のを断片的に描く形式なので、どこかの話とつながっているのも、また楽しいです。 まだ3巻ですが、謎の中毒性があって3回くらい通して読んでしまいました。ラストの短編が一番好きRust Never Sleeps 杉本亜未名無しタイプの違う短編が3つ収録されています。 単行本のタイトルにもなっている「Rust Never Sleeps」は、高校時代に仲が良かった男女3人が30歳になって再会するけど、そのうちの1人は海外で殺しを仕事にするようになっていて、他の2人も殺人事件に巻き込まれてしまう話です。あらすじでもサスペンスとして紹介されていますが、読後感としてはヒューマンドラマの方が強いかも。青春の終わりと旅立ちの話という気がしました。 「カンフー・シスター」はコメディですね。父親にカンフーを教え込まれて人殺しも可能な腕前になってしまった女の子が、抑止力として修道院に入れられてシスターになるも、ひょんなことから権力を悪用する邪悪な美少女と戦う話です。 一番好きだったのは最後の「花まつり」。ダントツで面白かった!明治初期ぐらいが舞台で、語り部は根無草みたいな生き方をしている物書きの青年なんですが、主人公は前世の記憶を持った不思議な少女なんです。記憶を元に前世の家族を探し当てますが、そこで自分の息子に殺されていた事実を知ることになります。少女が青年と一緒に自分の死体を探しに行くシーンもすごく良かったんですが、ラストでの2人の掛け合いがとても良かった。 作者が各作品にページ1枚ずつ後書きを描いてるのも楽しく読みました。<<9495969798>>
こちらもなかなか面白くて笑えました。 ガンダムの基本を抑えてパロしながら、ニートやブラック労働など昨今の労働問題を風刺して、独特のシリアスな笑い作品になっています。 絵もギャグでごまかさず、普通のロボットもので通用するレベルなのが、それを引き立てて良かったです。