ユーモア・ギャグマンガの感想・レビュー6117件<<106107108109110>>ボンボンの煌めき海の大陸NOA じゅきあきらサミアドコミックボンボンでオリジナル作品が打ち切られまくっていた時に作者様の体調もあり終了。後の再開は嬉しかったのですが、残念ながら往年のキレはありませんでした。 3巻以降は連載中断後の作品が含まれますので、自信を持って丸ごとオススメ出来るのは2巻までです。 でも3巻は最強キャラの中村さんなども登場するので、前半部分に限れば最高です。 続編の『プラス』『カケル』も駄作ではありませんが、この作品は無印が至高です。 ギャグはキレキレですし、時折入るプチ感動系エピソードも良い感じです。 とてもオリジナリティのある漫画なので、コメディ系ギャグ漫画に興味のある方は1読をオススメします。辛辣系沖縄シュノーケリング #推しを3行で推す海色マーチ ミナミトあうしぃ@カワイイマンガ①沖縄でシュノーケリングに興じる中二女子達の夏。 ②考え無し女子×毒舌女子の遣り取りはカワイイ絵の割に辛辣だけど、漫才を見ているような笑いが。 ③沖縄の美しい海や魚と共にシュノーケリングの楽しさも、危険も描いていて充実している。 #マンバ読書会 #推しを3行で推す不思議なポッケで叶えてくれるってあれじゃんおっきいポッケのおねえさん 今村洋子名無し教育ママのもと、毎日お稽古に家庭教師にいそがしい小学1年生のやっこちゃんが、何でも出てくる不思議なポッケを持っているお姉さんにであい、お姉さんが住み込みのお手伝いさん兼家庭教師になってくれるお話。 ど・・・ド○えもんじゃん!! 調べてみたら連載時期はこちらが2年早いもよう。 さすが学年誌だけあってけっこう教訓的・・・でも同時に女の子の夢を叶えてくれるような素敵なテーマのお話揃い。 ママが普段から和服だったり、お家にはアップライトのピアノがあったり。やっこちゃんが来てる服やお家のインテリアとかから60年代の空気が伝わってくる。豊かな暮らししてるなあとしみじみしてしまった。心温まる宇佐美ファミリーのお話。転がる姉弟 森つぶみPom ファミリーの話に私は弱い。。 胸にくるものが、考えさせられるものがある。 特に私は、祖父母の回にグッときました。 このご時世で気軽に会えなくなった自分の家族を思い出すような優しい漫画だなと思います。 父の再婚相手の連れ子の光志郎と父の娘、みなとが姉弟になっていく過程もとても良い。 優しさが溢れる、心がゆっくりと温かくなる素敵なお話でした。 やっぱ川原泉は最高! #推しを3行で推す笑う大天使 川原泉たか所帯じみているのに随所にアカデミックな知識が散りばめられた「これぞ川原泉!」というノリが2巻に凝縮されていて最高だった。 カーラ作品でおなじみ(?)の、10代の変な女の子&落ち着いた年上のイケメンという組み合わせが3組同時に登場するよくばりな設定がたまらない。 女子校で女の子たちがのびのび自由気ままに過ごしているのって本当に見てて楽しい…女の園の星が好きな人に読んでみてほしい昭和のお嬢様学校ものです!たまに読み返したくなる獣国志 ルノアール兄弟starstarstarstarstarマンガトリツカレ男一見三国志っぽい感じはするけど登場人物の名前だけ特に三国志は関係ない。劉備は人間だが、関羽はセントバーナード、張飛はセイウチ、曹操は学生、孫策はとある業界の革命児、周瑜はリスというよくわからない構成で劉備/曹操/孫策が自分自身の野望のために戦い続けるがよくわからない感じで終わってしまった。何回読んでも内容を覚えていないので毎回新鮮な気持ちで楽しめる 後ろの方に「ルノアール兄弟」の昔のマンガも掲載されている楠木ひかるさんって、、芭蕉と曾良と○○と 楠木ひかる若林 はる絵がかわいいのとイケメン、、、、 ひかるさんのえがらすきー 天才博士!美女スパイ! そしてTVゲーム!!!ユッカ 祥人サミアド※ネタバレを含むクチコミです。ギャグ漫画の1つの完成系NieA_7 Recycle 安倍吉俊 gKサミアドアニメ化もされてます。原作とは雰囲気などかなり異なります。 浪人生のまゆ子と、“アンテナ無し“宇宙人ニアが極貧下宿生活をしながらワチャワチャする漫画です。 ギャグが本当に面白い。雀卓寿司やカレー弁当、衣食住修繕費など、爆笑ネタの宝庫です。 ギャグを連発しながらも、SF&ノスタルジーな雰囲気で少しずつストーリーが進んで行きます。このバランスが秀逸です。まだまだ続けられたはずですが、引き延ばさずに描き切ったのは英断だと思います。 最終回で母船がニアに何を伝えたのかは語られませんが、この作品らしい爽やかなラストだとおもいます。 注意点として、作者独特の画風が人によってはかなり読みにくいと感じるかもしれません。ファンにとっては味のあるタッチなのですが…。 尖った長所を持つ名作ですが、だからこそ万人受けする漫画ではないかもしれません。「エジプト・シリア編」感想世界の果てでも漫画描き ヤマザキマリstarstarstarstarstarnyae縁あってイタリア人夫と結婚することになりそのままイタリアで暮らすのかと思いきや、その古代ローマオタクの夫(実際はもっと広い範囲のオタクだと思うけどよく分からない)の「アラビア文学を勉強したい」という希望だけで、エジプトで結婚することになる作者。 1巻に引き続き、凄い人を夫にしてしまったことで遊牧民型にさらに拍車がかかる2巻です。 結婚式を挙げるだけでそんなに苦労するか⁇ってくらい紆余曲折あり笑えます。タクシー代をぼったくられないために、乗るときはとにかく陰鬱な顔をするのがルールになってるのが面白すぎました。はしゃぐとぼられるそうです。笑 エジプトの歴史的建造物などをひと通り巡り、夫がエジプトに飽きた頃、次はさらに古い歴史を感じるシリアのダマスカスへお引越し。 またそれとは別に作者が今まで乗ってきた各国の飛行機事情を描いたエピソードも読み応えありすぎる。改めて日本のサービスレベルの高さを実感。 シリアでの生活も興味深いですが、この2巻では高レベルのオタクの生態をリアルに感じることができます。ベッピーノのオタクレベルは高すぎる。そしてそれに着いてく作者も同様。 2巻の巻末では同人誌「赤い牙」の掲載されたシリアのある女性を主人公にした読切が載ってます。本編のエピソードとリンクしてるのでそこも見所です。 さて次は「チベット編」だ。 太鼓の音で大地割りたいよねわななきの義兄【単行本版】 窓ハルカ野愛読み終わっていちばん最初に思ったことは、裸鬼太鼓やりたい!でした。Amazonで和太鼓のバチ見ちゃったもんな。 愛する夫と娘と暮らす家に義理の兄を住まわせることになったんだけど、義兄はロリコンのオタクでなんだか怖いかも…。 という、インスタとかでよく見かける家庭内トラブル漫画を装った面白裸鬼太鼓漫画でした。 最終的に悪い人はいないし、家族仲良く裸鬼太鼓を叩けばNTR疑惑も浮気疑惑もどうでもよくなるというライフハックも得られる素敵な漫画です。「キューバ編」感想世界の果てでも漫画描き ヤマザキマリstarstarstarstarstarnyae世界の果てでも漫画描き、とありますがこの第1巻にあたる「キューバ編」では漫画家として活動するよりも前の話となってます。ヤマザキマリ氏といえば、いろんな国を転々としながら暮らしているイメージですが、1巻ではそのいわゆる“遊牧民型”となるに至った原点についても描かれています。 ヤマザキマリさんのエッセイ漫画の何が好きかって、人間の持つ生命力を感じるところです。人間、命さえあればなんとかなるものなのかも、と思わせてくれるパワーがあります。 イタリア留学中、光熱費もろくに払えないほど金がなかったくせに長年憧れの国だったキューバへボランティア活動をしに行きます。着いて早々風邪をひき、ボランティアとしてサトウキビ刈りへ、大家族のホストファミリーと仲良くなり夜は踊りに町へ出、そして涙の別れをした後、なんと妊娠発覚。当時の彼氏(詩人)とは別れ、出産。乳飲み子を抱えながら生活費を稼ぐために漫画を描き始める。ここから彼女の漫画家人生の始まりです。巻末にそのデビュー作が載っていて、絵画の修復士の話なんですがこれもとても面白いです。 思わず笑ってしまったのが、あとがき漫画で息子さんが「宇宙兄弟」のファンで、テルマエロマエが僅差でマンガ大賞を獲った時に激怒したというエピソード。 そして2巻「エジプト・シリア編」へ続きます。小説家と"猫又"のドタバタ同居コメディ🐾猫のまにまに 宇島葉名無し作者の4年半ぶりの連載らしいです。 弱っている猫を拾ったら、じつは猫又だった、という話です。しかし、その猫又は同情を買うために弱ったふりをしていた上に、人間の姿に变化もできる。自分を可愛いと信じて疑わず(確かに可愛いことには違いない)、主人公の真田尾さんは困惑するばかり…でもまんざらでもなさそう。 多忙で真面目な小説家さんと、自由奔放な猫又ちゃんのドタバタ同居コメディです。 ハイテンショントンチキギャグエロファンタジーだったやるっきゃ騎士 みやすのんき野愛倫理とか常識という言葉が存在しない世界だ!!!すごい!!!エロいとかエロくないとかどうでもいい!!! 昔はこういうのもOKだったんだね〜って話で片付けてはいけない。いついかなる時代だって明らかにおかしい世界が描かれているので、逆にいついかなる時代にも受け入れられる気がする。 終始パンツ脱がせ合い戦争みたいなことしてるのに、いつのまにか静香と豪介イチャイチャしてるしみんなハッピーならなんでもいいよね!最高!っていう気分になる。 とりあえず1巻を読み終えてみたところ、よくわかんないけど面白かった!と脳が判断しました。初めて男塾読んだときと同じ感覚。 へー実写化されてるんだ、と思って調べたら…豪介役が中村倫也!?まじ?ままならぬ二人の銀塩生活 #1巻応援ぎんしお少々 若鶏にこみあうしぃ@カワイイマンガカメラ趣味には大きく二つの指向がある。一つは最新の機材で厳密な撮影を行う指向、もう一つはゆるさや味わいを求める指向。この作品の指向は、後者。 この作品に登場するのはフィルムカメラ。主人公が別れの間際に姉から貰ったのは、トイカメラと呼ばれる物。トイ=おもちゃだが、撮るのが簡単という訳では無い。普通のカメラに慣れていると戸惑う代物で、失敗も多く……というのは作中の通り。 ままならないこのカメラを託された高校生の妹は、入学の桜の下で美少女と出会う。 性格の明暗はあるものの、二人ともどこか不器用。二人の会話の拙さ、思いが言葉にならない感じは、もどかしいが自分の普段の会話を見ている気がする。 二人は撮る/撮られるの関係性を通じて仲をじんわりと深めていく。この二人にそれぞれの、離れて暮らしている姉を加えた四者の関係は、「離れている」事で色々な事が少しずつ繋がったり、分かったりするのが面白い。 それぞれが心に抱える「ままならなさ」と、フィルムカメラの微妙な間・もどかしさ・味わい・待つ楽しみなどが絡み合い、そのもどかしさがクセになるような、不思議で楽しい読み味だった。これはもう一種のホラー漫画だ連ちゃんパパ ありま猛ピサ朗ギャンブルの恐怖、不快感、やるせなさ、人間の弱さ、クズさをこれでもかと描いていて、ネガティブな感情しか持てない最低の漫画なのだが、怖いほど、不快なほどむしろ優れたジャンルとなるホラー漫画と同じくギャンブル依存症の啓発漫画として見るならばこの酷さはむしろ絶賛すべき部分であろう…。 少々向こう見ずというか考えが浅いようには見えても、まともな人間だった主人公が些細な切っ掛けからパチンコに目覚め、完全な人間の屑に堕ちていく様は絶句するしかない。 恐るべきは「誰もがこう成り得る」というのを感じさせる生々しさで、登場するキャラクター全員パチンコを覚える前は、多かれ少なかれ善も悪も抱えた平凡な人間だという描かれ方なのだが、パチンコを覚えた途端善性を投げ捨て人間の悪性を恐るべき勢いで増大させていくのである。 そしてその被害にあうのは依存症者の財布だけでなく家庭そのもの、要は犠牲者は子供であるというやるせなさと生々しさが実に強烈、しかもそこまで身を崩しておきながら、ストーリー上の制裁的な部分が全く描かれず、ココもまた生々しい…。 普通の漫画なら破滅するか死の制裁か立ち直るか、そういう部分が入るがそんな救いも終わりも一切なく、最後のオチも恐怖しかないというか、もう勘弁してくれと言いたくなるその後が想像できる物で、ただただ一度ダメになった人間はダメなまま平気で生きていくという、そりゃそうだろうけど、そんな描かれ方を読まされるこっちの身にもなってくれと言いたくなる。 絵柄はファミリー4コマさながらの読みやすい物で、ストーリーも分かりやすく理解しやすいのだが、描かれている人間の醜さと屑さは理解を拒みたくなる強烈な物で、とにかく読んでいると精神を抉られる。 自分はここまでギャンブルにハマってないと思う人も多いだろうけど、些細な切っ掛けが有ればあっち側にいたというのを否定するには、でてくる人間が普通過ぎて、正直断言できないのがまた怖い。 ギャンブルの怖さを描くという点ではこれ以上ない作品で、恐怖と不快感はある種ホラー漫画やグロ漫画と同じく、マイナスだからこそ評価すべき部分でもあるが、それでも圧倒的な不快感は人に勧めるのを躊躇う物で、実際にパチンコ公営競技やガチャ、一番くじにハマってる人に見せても「自分はマシ」だと思わせかねないキャラクターの深刻な依存症っぷりはもう誰に見せるべき作品なのか分からない。 おススメはしないし、見て不快になってもしらないが、その強烈な内容と読みやすさの両立という点では、漫画としては相当に上手さを感じさせる作品ではある。 共感度が高い人ほど根暗ほっこりできない根暗オタク女の日常をまんがにしてみた お肉おいしい名無し秋田出身の漫画家、お肉おいしい先生の日常(主に独り言)を描いたギャグ漫画。タイトルに反してほっこりできます。映画「思い出のマーニー」の感想が出てくるんだけど、自分と同じ感想すぎて笑ってしまった。誰にでもありそうな、ちょっと根暗な部分を、共感できるように描くのがとにかく上手い。共感すればするほど「自分は思ってたより根暗な性格だったかもしれない…」と感じてしまったり。小悪魔幼女×変態お姉さんのマリアージュお姉さんは女子小学生に興味があります。 柚木涼太みやあかんタイプのロリコン(女性)を軸にしたあかんタイプの漫画 主人公が男なら即通報されてます! 「幼女は触れず愛でる対象である!」 がスタンダードな社会でだいぶ性的に見るお姉さんを主役にぶちこんで来た作品です ・Yesロリコン ちょいタッチ ・来世は幼稚園の足ふきマットになる ・私はいつだって本気で間違いをおこしたい・・・ッ こんな事口走っちゃうアラサーのお姉さんが好きな方、もしくは小悪魔幼女が好きな紳士にオススメ 台詞回しとかツッコミもセンスある良作です。 ※画像はお姉さんの学生時代です木崎くんはとても優しい微妙に優しいいじめっ子 もすこnyaeTwitterでバズっていたので知って1巻だけ読んでみました。 大人しくてぼっちの田村くんにやたらと絡んでくる木崎くんの日常ギャグです。 読めばわかりますが、木崎くんは見た目と言動が不良なだけで、根はとても優しく、田村くんがクラスメイトに「村田」だと間違われてるのを見過ごせずに「田村!田村ァ!」と絡むようになったのです。 2人きりのときは「たむたむ」と呼ぶし、捨て犬はほっとけないで飼っちゃうし、中学時代の不良仲間と田村を会わせないようにするし、微妙にではなくかなり優しい木崎くんです。 木崎くんが風邪で学校を休んだとき、田村くんはホッとしますが元々ぼっちなので誰からも話しかけられない場面が切ないです。 尖りも腐りもまるごとかわいいムムリン 佐々木順一郎 岩井勇気野愛ムムリンかわいい!! かわいそうな身の上を察してくれアピールもかわいいし、あっさり見抜かれてコウタに邪険に扱われるのもかわいい。 コウタのド腐れ正論具合も岩井さんみが強くて愛おしいですね。 ムムリンとコウタのやりとりがこれからたくさん見られると思うとワクワクしますね。 アニメ化することがあるならハライチに声当ててほしいなあ推しがいること推しが武道館いってくれたら死ぬ 平尾アウリ名無し自分にも「推し」がいます。推しは自分の生きる活力である必要不可欠なものであることを再確認できました。主人公やその周りのヲタク達の推しへの愛情を見て、共感する部分もたくさんありました。スパダリJSに一目惚れ #1巻応援気をつけなよ、お姉さん。 サスケあうしぃ@カワイイマンガ新卒二年目のOLと小学五年生の物語、いわゆる「おねロリ」物なのですが、独特なのは小学生。 やたらと発育の良い(身長170cmくらい)彼女、さらに言動がいちいちカッコイイ!市民プールで介抱された時に、150cmも無いOLの多恵さんは、小五のまいちゃんに一目惚れします。 描かれるのは多恵さんの、大人としての葛藤とまいちゃんへの恋に揺れる様。なんで一目惚れってこんなに抗えないのだろう、という感覚を、多恵さんを見て思い出します。 そしてまいちゃんのカッコ良さも凄いのですが、小学生らしいあっけらかんとした感じ、拙いけど色々考えている感じなど、それもまたスパダリぶりに拍車をかけていて、惚れた多恵さんの気持ちが分かる。 現実では困難な「おねロリ」関係性に妙なリアリティと、とてつもないトキメキを付与して胸高鳴らせる本作、忘れかけた一目惚れを思い出したい方に。 こんな「よそはよそ、うちはうち」見たことない #1巻応援ひとくい家族 福満しげゆきnyaeタイトルそのまま「人の肉」を食べて生活している家族の話。本当に美味しそうに食べてます。しかし、そんなことをしていてもこの家族が警察に捕まることはない。その理由が気になったら読んで確かめてみてください。 この人肉食家族の中でもおじいちゃんが本当に好きです。設定を考えれば全員もれなく狂ってるんですけど、その中でも何事にも動じずに静かな狂気を孕んでいるおじいちゃん。たぶんこの中にいる誰よりも強いのではと推測する。2巻以降、このおじいちゃんの目の色が変わる様な展開はあるんだろうか。 巻末の作者のあとがきで、人肉が美味しいメカニズムを作者なりに解説されてるんですが、ありもしないことをもっともらしく書くの本当に上手いですね。思わず「へぇ」が出そうになりました。癖が強いご飯は私を裏切らない heisokuさいろくと某芸人コンビの坊主じゃない方がツッコんでそうなド底辺な雰囲気を醸し出す主人公。 ゆっくりと読んでいくと少しだけ「わかる」って思う話もあれば、その境地には辿り着かなかったなぁと思う話もあり、ただただご飯を食べる事で一日を生き長らえる彼女の姿に力強さを感じる。 でも正直心配になるしシフトの穴埋めを誘導されておだてられて入っちゃって喜んじゃう彼女を見ると少し心がキュッとなる。 1巻で終わりなのが残念だ。これは今の時代の日本人には必要な「共感」が養われる気がする。<<106107108109110>>
コミックボンボンでオリジナル作品が打ち切られまくっていた時に作者様の体調もあり終了。後の再開は嬉しかったのですが、残念ながら往年のキレはありませんでした。 3巻以降は連載中断後の作品が含まれますので、自信を持って丸ごとオススメ出来るのは2巻までです。 でも3巻は最強キャラの中村さんなども登場するので、前半部分に限れば最高です。 続編の『プラス』『カケル』も駄作ではありませんが、この作品は無印が至高です。 ギャグはキレキレですし、時折入るプチ感動系エピソードも良い感じです。 とてもオリジナリティのある漫画なので、コメディ系ギャグ漫画に興味のある方は1読をオススメします。