学園マンガの感想・レビュー4236件<<145146147148149>>俺様キャラのくせにかわいいなめて、かじって、ときどき愛でて 湯町深名無し思い込みの激しい俺様ヒーローに執着されて困ってます、系。 しかし、困りながらも肉体的接触を許しているうちに、本当に好きになってしまうという思春期男女にありがちな罠が。 この作品の面白いところは、常に主要キャラがドギマギして(汗)状態になっていることです。 特に俺様ヒーローが、やや暴力的に襲いかかったりする割に(汗)となっているあたり、なんとなく困っているときのぼのぼのを彷彿とさせられて、心がなごみます。ボーダーを越える面白さ放課後さいころ倶楽部 中道裕大テリーマンガ好き同士が語り合うがごとく、アナログゲームも老若男女問わず楽しさを共有できる。しかも言葉の壁抜きで。だから6歳の外国人の子供だってすぐに同士になれるのがアナログゲーム、ボードゲームの楽しさなのだ。そんな魅力をギュギュッと凝縮してマンガにして伝えてくれる本書。アニメ化も決定らしい。ほらね。純粋な面白さはしっかりと伝わっている。世界中の同好の士がすぐにマンガもアニメも翻訳してくれるだろう。アナログゲームの魅力がビッグバンを起こす瞬間はもう目の前に来ている。クイズにはやり方があるナナマル サンバツ 杉基イクラ名無し早押しクイズで問題文の途中なのに答えられるのは、こういう世界があるからなんだな。マンガから教わることは多い。気楽に読める数学ギャグマンガ数学と文系ちゃん ~役に立つ数学のススメ~ タテノカズヒロhysysk日常生活に関わるものが多いので、確率の話(じゃんけん、宝くじ、同じ誕生日)がよく出てくる。マイナスかけるマイナスがプラスになる理由とか、くじの公平性とか、マンガならではの表現でイメージを掴むのにいい。インド式計算とか恋のゲーム理論も面白かった。「補習授業」として各話の後に詳しい解説もついてる。 迷信やことわざ、日常会話でよくある思い込みを数学的に論破しちゃったりするので、知識として知ってはいてもマウンティングには使わないように気をつけたい。 ラブラブすぎる〜まいりました、先輩 馬瀬あずさむ5巻も恥ずかしさに身悶えつつ読みました、先輩! ファッションもいちいちおしゃれなんですよね… 今時の高校生こんななんだろうか 恥ずかしいこんなの読めない!しかし読む!の連続ですボーイミーツガールの場面でなくてもよくて絶え間なくひかる 宮崎夏次系かしこ主人公の並木くんは教科書のすみっこにめっちゃリアルに動くウンコのパラパラまんがを描いていて、理科室に忘れたそれをひとり取りに戻ったら思い人ゴールデンユキコがぱらぱらとそれをめくっていて「ウンコ風が……その人の髪を、揺らしてた…」のです。出会いの場面で「ウンコ風」ってパンチライン過ぎるだろ!と、うっかりキュンとしてしまいました。「顔芸」にも注目したいラブコメ恋愛志向生徒会 如月群真mampuku絵の良いエロコメです。成年コミック出身の実力派で、等身が高くメリハリの効いた人物デッサンだけでなく、絵が可愛い少年漫画のラブコメにはない魅力として推したいのが「"顔芸"と呼んでいいくらい振れ幅の広い表情芝居」ですね。成年コミックでは首から下以上に"実用性"を左右しかねないのが顔の表情です。TOSH先生もリアクション芸でいかんなく実力を発揮されている「食戟のソーマ」が良い例かと。 ストーリーのほうもくだらなくていい感じです。「監獄学園」や「デスラバ」もそうですが、こういうのは気合の入った絵でやるからこそサービス度も増しますしシリアスギャグにもなるという利点がありますね。 モノローグが極まってる恋のシャレード ルネッサンス吉田かしこ女子高生と予備校講師の恋愛。 主人公が誰にも言わなかった親の離婚を先生に打ち明けたことから関係が始まる。だけど先生は高校教師だった時に付き合ってた教え子が自殺しちゃったことに未だに立ち直れないでいる。ふたりの恋のまねごとは悩みに悩んで浮き沈みが激しい。この混沌とした感情が描かれた物語にモノローグがすごく刺さる。 ママは夜勤/あの子は命日/真夜中/私はひとりぼっち/先生もひとりぼっち 絵と言葉がそれぞれに作用し合うことで得られる高揚感がモーレツに得られます。ご一読あれ!顔のめっちゃ怖い天使エンジェル伝説 八木教広にわかこの作品の次に描いた漫画が「CLAYMORE」だと知った時、とても驚いた。それくらい真っ直ぐに楽しめる青春漫画。 顔がめっちゃ怖いがゆえに最怖のヤンキーだと思われている主人公は、テンパると奇声をあげながら迫ってくる。彼はたしかに怖い! けどまぁ実際は優しい。勘違いされながらもちょっとずつ周りに彼の本質が伝わっていく、そんな漫画。思いつきのような設定を無理なく楽しく続けていった良い作品はいきゅーもいいけど、四谷先輩を忘れないで!詭弁学派、四ッ谷先輩の怪談。 古舘春一みつこ結構早めに打ち切りになっちゃったんですけどね、面白かったんですよ… これが本物のクレイジーサイコレズだ!わるいおんなのこ 佐久間結衣mampuku「コンプレックス・エイジ」「Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀」の佐久間結衣先生の新作は、少女たちを魅了、篭絡し、洗脳し、最後は冷酷かつ残酷に消費する悪魔のような女の話です。このダークさはさすがですね。 葛城の魔の手にかかり次々と姿をけしていく美術部員。このまま全員彼女の"芸術作品"にされてしまうのか……と思いきや1巻の最後に衝撃の展開が! こうなると彼女の悪を許さない正義の高潔黒髪美少女などが登場してくれると私的には非常にテンションが上がるのですが、それは今後ひそかに期待しておくことにしますwアホくさいけど天才的な短編集幻想ギネコクラシー 沙村広明にわか天才、沙村広明がひたすらに書いた「頭のおかしい短編」をまとめたもの。「フザケてんのか、お前」って言いたくなるくらい大体の作品にハチャメチャな展開とオチが用意されている。そのフリースタイル感からは天才性を感じるけど、やっぱアホ。どういう頭したら思いつくんだよ、それ。 さらにスゴイのはほとんどの作品を「頭おかしい」と思うのに、どれも種類というかタイプが違っている。いわば混沌の寄せ鍋的な短編集。悔しいけど面白い。表現力過多が生み出すギャグムラサキ 厳男子にわか表現力がある水準を超えるとギャグになる。前衛的な絵画を見て、ちょっと面白く見えるように。あるいはスタイリッシュさもある水準を超えるとギャグの誇張になる。これは坂本ですが?などの先駆者が証明しているように。 この作品は主人公の女の子が創作ダンス部の成立を目指す部活モノだ。流れは王道であるが、その端々はシュールで溢れている。それは言動や表現が大袈裟に大量に存在するからだ。この大袈裟な描写は一般的には多発させない。本当に重要なシーンが埋もれてしまう危険があるからと思われる。しかし、そこを逆手にとってスポ根シュールギャグ漫画に仕立てたのがムラサキだ! 一話をパラパラ捲ると、すでに2ページに一度くらいインパクトのあるコマが連なっている。初見の読者は間違いなく「なんだこれ……」となるだろう。好き嫌いは別れるだろうが、なんにせよ新しい。マンガ好きは一度は目にするといいかもしれない。 真実の愛ディスコミュニケーション 植芝理一影絵が趣味恋ならもう知っているけれど、ほんとうの愛はいまだ知らないでいる。 愛とは何よりも過酷なものである。その愛の過酷さを描いて、このマンガの右に出るものは未だ存在しないのではないか。 作者は何故タイトルを『ディスコミュニケーション』にしたのか自分でもよく分かっていないらしいが、愛という事と相互不理解という事とは切っても切り離すことのできない二律背反の関係にあるのではないだろうか。 そのために戸川さんと松笛くんはどこまでもどこまでも真実を探しにゆく、その行く道のなんと瑞々しいこと......。尊い…雪の下のクオリア 紀伊カンナむ簡単にいうと先輩後輩BL。 BL的な描写ほとんどないです。この二人はプラトニックな感じ ちょっとどこかかけてる人間同士が出会って互いに惹かれる様が丁寧に書かれてる印象です。 家族といろいろあって両親いない先輩と、好きな男性に振られた過去がある後輩 設定が形だけで終わらずちゃんと人間描いてあるな〜と。 尊い…絵も綺麗で爽やかで心掴まれます。 そして作者さんの描かれる猫、可愛い!可愛いし、読後感爽やかだし癒されるしおすすめしたい一冊です。ずっと心がキュッとなる僕たちがやりました 荒木光 金城宗幸名無しほんと読み進めんの辛かったけど なんでか読んじゃうんだよなあ… コイツァ… いいよなあ、エクストリームスポーツはエア・ギア 大暮維人名無しおれはこれみてローラーブレード買ったんだよなあ… でも読み進めてくとヨォ もう、ローラーブレードの許容範囲超えちゃうのよ それが、またいいんだけどサ…咲坂伊緒先生の最新作思い、思われ、ふり、ふられを語ろう思い、思われ、ふり、ふられ 咲坂伊緒片桐安十郎僕は男ですが少女漫画も好きです。 特に最近の作品ではこの思い、思われ、ふり、ふられはレビューも書いてしまうくらい好きです。(読めば恋がしたくなる『思い、思われ、ふり、ふられ』 - LINE Q http://lineq.jp/note/77811) ぜひ思い、思われ、ふり、ふられを読まれてる方がいましたら語りませんか?ドスのきいてる関西女子たまらん二人は底辺 小西明日翔む来世は他人がいいの前に描かれてるやつだったかと思います。 この方の描かれるちょっと狂った男とドスの聞いた血管を浮かせてキレるような関西女子の組み合わせ最高だなと思っていて。 この話でもやはりブチ切れる女の子が出てくる! 「底辺」とか「どうせ私らなんかろくな死に方しない」とか卑下した言い方で自分たちのことをいうシーンが多い気がしますが、そういう外れもの二人が合わさるから化学反応起こって両方キャラが立ってる気がします。 関西弁で捲したてる着物美女とかかっこいい〜 やっちゃいけないことほどやりたくなるドミノキック 並べられたドミノをキックしたらどうなるのかしら? 下神木るこにわかめちゃくちゃアホ。そこが楽しい。「やっちゃいけないことほどやりたくなる」を本当にやっちゃう変態お嬢様とそれをフォローする執事の話。 昔、自分もお葬式のときに遊戯王カードを弄っていて、死者蘇生とか浅すぎた墓穴とかのカードを持ってきて、親に読ませようとしていたらしい。覚えてないからわざとじゃないとは思うけど……。それを自分で大声で読み上げちゃうのが、このお嬢様! 全二巻とダレないうちに終わったのも高評価!楽しいよ!!日記でデスゲーム未来日記 えすのサカエにわか一巻発売時にたまたま手にとって、ワクワクしながら読んでいた作品。 そんなに昔のことじゃないのに、主人公の未来日記がガラケーなのに時代を感じてしまう.... 異能力デスゲームものの中でも強烈な個性のキャラが立っていた。伏線も色々と張っていて、展開を予想するのが楽しかった。いま考えても日記を題材にして、デスゲームをやるという発想はスゴイ。繊細な作品とは言えないかもしれないが、発想と新規性をのある漫画だったと思う。これまでにない展開!!僕はラブソングが歌えない 高井唯人さだお※ネタバレを含むクチコミです。 残酷なリアリティ先生の白い嘘 鳥飼茜にわか※ネタバレを含むクチコミです。教育的かもしれないけどあまりに下品で勧めにくいwサイコろまんちか 小出もと貴mampukuおチャラけてふざけたギャグテイストではあるものの、普通に心理学の勉強になります。 デスゲーム回の「確証バイアス」や「機能的固着」の話はめからウロコがぽろぽろ落ちました。「確証バイアス」なんて特に情報化社会では現代病といっていいですよね。 グループ内で浮いてるくんの話で出てくる「自己不一致」や、他人を無自覚に能力で差別しているという話にははっとさせられます。<<145146147148149>>
思い込みの激しい俺様ヒーローに執着されて困ってます、系。 しかし、困りながらも肉体的接触を許しているうちに、本当に好きになってしまうという思春期男女にありがちな罠が。 この作品の面白いところは、常に主要キャラがドギマギして(汗)状態になっていることです。 特に俺様ヒーローが、やや暴力的に襲いかかったりする割に(汗)となっているあたり、なんとなく困っているときのぼのぼのを彷彿とさせられて、心がなごみます。