オールカラー&電子版は縦スクロール配信!!名家をめぐる深い因縁、令嬢の出生の秘密――乱歩ノワールが色鮮やかに躍動する!!伝統と格式を誇る蓮見家には様々な闇が蠢いていた。何不自由なく育ちながら、常に孤独を味わい、想像の分身との遊びを繰り返す紗香。一人っ子のはずの彼女の前に双子の姉妹が現れ、静かな日常が激しく波打つ…
孤島の鬼
オールカラー&電子版は縦スクロール配信!!乱歩の最高傑作『孤島の鬼』が禁断の愛とメタバースをテーマに令和へと転生!!天真爛漫な蓑浦とどこか翳りを帯びた諸戸。高校の同級生二人の関係は、友情と愛情の間で微妙に揺れ動く。諸戸の父親、丈五郎はメタバース事業の世界的牽引者。戦慄の野望が仮想空間において実現しつつあった。一つの殺人事件が蓑浦と諸戸の運命の糸を再びたぐり寄せる。江戸川乱歩の最高傑作との呼び声も高い名作に若手映画監督と新人漫画家が挑戦。時代を超えた快作、ここに誕生!
大正末期から昭和初期にかけて連載され、人気を博した江戸川乱歩の名作「パノラマ島奇談」。人見広介は菰田家の莫大な財産を手に入れ、夢のパノラマ島を創り上げようとしたのだったが、今は廃墟の島となってしまった。その島を観光資源とすべく、プロモーション映画の制作が明知五太監督に舞い込んだ。妻に離婚届を突き付けられた明知は、娘の凛、昔の恋人で俳優の麦、カメラマンの峯田たちと島に上陸するのだが……。原作は映画監督の筧昌也、漫画は「アキバザイジュウ」の稜之大介。
陰獣
江戸川乱歩の名作を「哲也」で講談社漫画賞を受賞した、さいふうめいこと竹内一郎が脚本を担当、大英博物館に作品が所蔵されている吉田光彦が漫画化した怪しくも美しいロマンミステリー。探偵小説家の寒川は、愛読者である美貌の人妻・小山田静子と偶然知り合い、奇妙な相談を受けた。文壇を騒がす謎の探偵小説家・大江春泥の正体が静子の元の恋人・平田一郎であり、かつて静子との恋に破れた復讐のため、小山田家の周囲を徘徊しているという。真相を探る寒川は静子にひかれていくのだが、驚愕の事実を知ることとなる……。
偶然を装って殺人を行う「プロバビリティの犯罪」をテーマにした江戸川乱歩の傑作短編を、上野顕太郎と山田一喜のコンビが新たな視点と登場人物を創造し、目羅博士がいかに目羅博士になったかを解き明かすオールカラー、縦読み対応のインテリジェンスミステリー。昭和6年に乱歩が発表した作品では、月が大きなモチーフになっているが、5話構成の今回の作品にも重要な役割として登場する。「帽子男は眠らない」や「ひまあり」などユニークな作品作りの上野顕太郎と、「路傍の石」や「人は見た目が9割」と堅実な作風の山田一喜との化学反応が炸裂する。
第二次世界大戦中に江戸川乱歩が発表した唯一の「防諜長編小説」を、日本陸軍に造詣の深い「昭和」リスペクター・熊谷杯人が、オリジナルキャラクターを主人公に据えて描くオールカラー、縦読み対応の青春ミステリーコミック。パイロットに憧れつつも、性の悩みに葛藤する肇(ハジメ)少年を主人公に、戦時下の航空技術をめぐる野望と航空兵の青春を描く。「偉大なる夢」として開発されているアメリカ・ニューヨークを爆撃するための秘密兵器。その開発の責任者にかかわるミステリーに巻き込まれていくハジメの運命は……!?
100分で名著でも取り上げられた「アイヌ神謡集」編集、翻訳し、若くして亡くなったアイヌの女性・知里幸恵をモデルした、2023年秋公開の映画「カムイのうた」のコミカライズ。北里テルはユカラの伝承者、伯母イヌイエマツの勧めで旭川の尋常小学校に転向する。成績は優秀だが言われない差別に苦しむ。友人となったヒサシは祖父レモクの墓を和人に荒らされて以来、和人に敵意を抱いている。そんな時、彼らはアイヌだけの学校に集められ、さらに差別を受けるのだった。成長したテルの前に兼田教授が現れ、伯母のユカラを聞きに来る。テルの才能を見出した兼田教授はユカラの日本語訳を頼むのだった。テルとヒサシの恋を絡めながら、アイムの差別の歴史と、ユカラなどアイヌ文化の誇りやすばらしさを描きます。
「分け入っても分け入っても青い山」などの句で有名な俳人・種田山頭火。 大地主の跡取りだった少年は、父の放蕩、母の自死、神経衰弱、破産、夜逃げ、離婚、震災など波乱と苦悩の人生を送り、 やがて出家して行乞の旅を続けながら、決まりにとらわれぬ自由律俳句を数多く詠んだ。 世俗を捨て、泥酔と放浪を重ねながら、山頭火が追い求めたものとは? 没後80年を経て、今なお現代人を魅了する孤高の俳人の生涯を、『人は見た目が9割』の竹内一郎原作、『陰陽師・安倍晴明』コミカライズ等で人気の川端新が漫画化!