僕らはみんな、おんなじで、僕らはみんな、違うんだ。「僕の名前はブロ。ダウン症で、ガールフレンドがいて、友だちもたくさんいてお気に入りのレコードもあるんだ。ダウン症のいやなところはね、生まれた日にパパとママがちょっぴり悲しそうな顔をすること……。……。で。いいところはね、その次の日からはパパもママももう絶対に悲しくならないこと。」――本文よりダウン症の子どもたちのほのぼのとした日常をユーモアあふれるタッチで描いて話題のスペインのコミックエッセイが、アメリカ、韓国に続いて日本にも上陸!音楽が大好きでお気に入りのレコードといつも一緒のブロ、ブロのガールフレンドでやさしくてかわいいビビ、おしゃべりでおしゃまなルス、大きな体で食べることが大好きなのんびりやのミゲローテ、恥ずかしがり屋でおとなしいベンハミン。『ダウンタウン』に登場する5人の子どもたちはすべてダウン症という設定で、彼らの目から見た「世界」がそこには映し出されています。そこで彼らは、いろいろなエピソードを通して、私たちを笑わせ、驚かせ、考えさせ、感動させてくれます。世の中にいろんな人がいるように、ダウン症も「ひとつの個性」として、「人はみな同じで、そして違っている。だからいいんだ」という本書のテーマは、あらゆる人を元気づけてくれるものです。気軽に読めて、あたたかい気持ちになり、そしてたくさんの気づきがもらえる、ちょっぴり「特別」な天使たちの楽しい日々を、どうぞごらんください。

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本書は、イギリスでの居住経験を持つイラストレーターが、ヨーロッパ各地の「スピリチュアルスポット」と呼ばれる場所をめぐった旅行記です。登場するのは、「ルルドの泉」「不思議のメダイ聖堂」「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」など、多くの信者や巡礼者、また観光客であふれる名所だけではありません。一見スピリチュアルスポットとは関係ないように思われる場所、たとえば「アウシュヴィッツ強制収容所」など、負の遺産もあります。自分と深く対峙した著者ならではの、癒しと祈りに満ちたコミック。どうぞお楽しみください。*目次よりChapter1 聖母の出現と泉が奇跡を呼ぶ聖地 ルルドの泉Chapter2 小さなメダイが大きな癒しに 不思議のメダイ聖堂Chapter3 病を癒す美しい湧水 聖ウィンフリッドの泉Chapter4 心癒す「再生」の共同体 フィンドホーンChapter5 日本の信仰とケルトの世界を重ねて ケルトと伝説の国探訪Chapter6 鎮魂と平和を祈り誓う場所 アウシュヴィッツ強制収容所Chapter7 国を守る奇跡の黒い聖母 ヤスナ・グラ修道院Chapter8 日英の和解への手綱となる場所 コヒマ・ミュージアムChapter9 欧州に残る哀しみと平和の場 戦史を遺し和平を祈る地へChapter10 黒い聖母巡りと自己に向き合う旅 サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路

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母が精神科に通い始めたとき私はまだ4歳でした――。31年間の想いが詰まった感動のコミックエッセイ!これは、精神病にかかったお母さんを持つ、著者の実話を描いたコミックエッセイです。近年、「うつ」という言葉が一般に浸透したことで、実は、とても多くの人が心の病気で悩んでいるということが明らかになりました。著者のお母さんもその一人……。ただし、診断の結果は「うつ」ではなく、うつに次いで多い「統合失調症(トーシツ)」です。昔は「精神分裂病」と言われていたこの病気、なんと100人に1人の割合で発症しています。これはがん患者と同じ割合です。でも、どうしてあんまり聞いたことがないのでしょうか。その裏には家族のやりきれない想いがあったのです……。本書では「統合失調症」とはどんな病気なのか、どうやって回復するのか、どんな思いを抱いているのか、そして当事者とどう関わっていけばいいのかを家族の視点から描きました。また、看病されるお母さんと看病する娘の、心と心のぶつかり合い、通じ合いを深く鮮明に描いた作品にもなっています。「ときにはイヤになるけれど、今では幸せな生活を送っています」。そんな著者の姿が、間違いなく胸を打つ一冊です。*目次より◎幻聴に従う◎死にたい…◎やっぱり同じお母ちゃん◎退院と15kg◎一度も恋をしたことがない◎副作用がつらい…◎100人に1人のビョーキ◎プロポーズに苦悩

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