高身長で顔もそこそこなのに無愛想で女っ気ゼロ、オカルトに夢中な雑誌編集者の佐久は、「ごく普通の男性ばかり『むちゃくちゃエロい夢を見た』という言葉を最後に失踪している噂」を追っていた。そんな佐久を見つけた淫魔リリト。彼は佐久の住む町で性欲が溜まっている男性の夢の中に入り、精気を搾り取っていた。夢の中では淫魔に絶対逆らえない。佐久に目をつけたリリトは夢の中で佐久の体を拘束し、精気を搾り 取ろうとしたのだが、理性を失った佐久はリリトに襲い掛かり !?
他人に興味がない高校生・朝日夏央は進路が決まっていたため、卒業までの2か月を退屈に過ごす―…はずだったのだが、突然同じクラスの夜野陽にセフレになってくれと頼まれた! 断ろうとする朝日に対し、陽は「気持ちよくしてあげるから、試しに1回使ってみてよ」と朝日のものを口にくわえはじめる。最初は抵抗していた朝日だが、あまりの気持ちよさにドSの本性が出てしまい…!?
マイ・ボーイ
「私の恋人が死んだ――」恋人・欣太の訃報を受け、葬儀へと向かったゲイの由起夫。そこで欣太の幼い息子・響と再会し、気丈にふるまう姿を見て引き取る決心をする。――時は過ぎ、18歳となった響と穏やかに暮らす日々と、付き合って1年になる年下の恋人・英雄との関係も順調で幸せを感じていた。ところが響は由起夫に対してある思いを抱えていて…?
高校生の頃に親を事故で失ってから、がむしゃらに頑張り続けブラック企業で頼れる課長にまで成長した真実は、今日も部下の代わりにサービス残業。そんなある日会社から取引先との商談を命令されたのだが・・・商談相手の社長は高校の同級生・宗也だった!真実が戸惑っていると突然宗也に押し倒されて・・・!?
菓子屋の跡取り息子の洲(シュウ)は、叔父に連れられて高級遊郭・月馬茶屋に行くことに。男女ともに経験が無い洲は、見目麗しい美青年達を前に戸惑いながら茶屋の奥に進むと、瞳の赤い青年に目を奪われる。あの赤い瞳をもっと近くで見たい――。そう思い彼を指名し、部屋で待っていると、現れたのは…!?
あの夏の僕たちへ
恋愛に奥手な優真(ゆうま)には忘れられない人がいた。高校生の頃、先輩だった順也(じゅんや)に憧れに似た特別な思いを寄せていたのだが、順也に「男を好きになるタイプ」だと打ち明けられ、どうしていいかわからず卒業後は疎遠になっていた。しかし最近、従兄弟で高校生の男の娘・敦士(あつし)に頻繁に会うせいなのか、夏の暑さのせいなのか、優真は順也のことばかり思い出してしまう。そんなある日、彼氏と別れ東京から戻ってきた順也に偶然再会し…?
旧華族の穂高家に代々使える家系に生まれた平太は、瑛二郎の執事として幼少期より一緒に育ってきた幼なじみでもある。 泣き虫な瑛二郎のことを弟のように可愛がってきたのに…10年後、その瑛二郎に押し倒されることになるなんて!! 平太は傍若無人に身体を弄られてるのに反応してしまう自分に戸惑って…?
クズの教育
郁哉は3年間学年首位を取る優等生。しかし親からのプレッシャーから同級生とも遊べず、憂鬱な毎日を過ごしていた。そんな日々の中、郁哉の唯一の楽しみは2人っきりになった時に葛城先生からもらえる『ご褒美』だった。 ある日、先生からのご褒美の最中、ふと窓に目をやるとそこには人影が!?翌朝、先生と郁哉の『ご褒美』を偶然目撃した、ヤンキーの馬場から呼び止められてしまう。 さらに「先生との関係は誰にも言わないから、俺とも一緒に遊んでくれない?」と言われてしまい―…!?
暗闇猫の愛し方
冷酷非道なヤクザの幹部・梛と、その用心棒の勇仁。梛がセフレとセックスしていても、常に側に仕え役目を果たす勇仁だったが、梛を自分のものにするべく10年間ずっと口説き続けていた。対する梛も「お前とだけは寝ない」と、そのアプローチを断り続けるのだった。このまま続くかと思われた2人の関係は、ある出来事によって大きく変わることに……。勇仁は梛を捕まえることができるのか? そして、梛が勇仁を頑なに拒む理由とは?
「ちょうどいーやセックスしよ?」地味で根暗な会社員・田島の憂鬱の種は、中学時代のいじめっ子東雲と会社の同僚になってしまったこと。ある日、同期の飲み会で酔いつぶれて動けなくなった東雲を送り届けるはめに。ところが何故か東雲から、ラブホテルに誘われてしまいあっという間にファーストキスを奪われて、××まで…!大嫌いな東雲がこんなに、エロく思えるなんて――!?
先生の棲家
昭和54年の東京。スランプ中の元売れっ子作家・東山稔の元にやってきた、新人編集者の伊藤誠。憧れだった作家の担当になれて意気込む伊藤だが、アメリカ人の父親を持つ東山は幼少期の経験から極度の人嫌い。帰る様に促す東山に、伊藤は「今日から先生の元でお世話になります!」と言い出す…!最初は断ったのだが、同居は出版社からの指示のため、仕方なく最低限のルールを設けることを条件に、伊藤を側に置くことにした東山。東山の唯一の友人である霧島からのアドバイスも受け、なんとか初日が無事に終わったとお風呂に入ろうとした伊藤は、先に入っていた東山と鉢合わせてしまい――!?
大学受験を控えた智浩は、勉強嫌いの超問題児。クラスメイトに「顔派?胸派?」と聞かれて真っ先に思い浮かんだのは、家の近くで見かける大学生の「お尻と太もも」だった。自転車で走る姿にいつも見惚れているものの、名前すら知らない相手。そんな時、母親が強制的に雇った家庭教師が、突然家にやって来る。その相手こそ、いつも焦がれてやまないお尻の持ち主・陽人だった!※この作品は「Don’t Stop~君のお尻に恋してる」の合冊版です。