空と原[完全版]
原学、37歳、男子校教師、独身、「生徒には絶対手を出さない」というポリシーを持つ男。3年間の片想いから脱するために訪れたゲイの集まるクラブで若い男に出会う。後に彼は、原が勤める学校の新入生、ソラノだと分かり…??不器用なオトナ、永遠のアテ馬と呼ばれる原先生に春は来るか!?(電子未配信のカバー下・あとがきなどを完全収録)
『同級生』『卒業生』の草壁と佐条、『空と原』のハラセンとソラノ、その他、コマっちゃんや有坂&響など、〈同級生シリーズ〉を彩る魅力的なキャラたち の“その後”を描いた待望の続編『O.B.』が、2冊同時で堂々の完結!!(単行本『O.B.1』と『O.B.2』を合本して、電子未配信のカバー下・あとがきなどを完全収録)
blanc
『O.B.』から『blanc』までの間に描かれた、佐条と草壁の指輪のエピソードを収録。(収録内容:デートの間に・gold ring・silver ring・ハッピーエンドの計4作)※本電子書籍は2020年9月23日発売『blanc #1【特装版】』の付録小冊子と同内容です。
とんだりはねたり
兎川学は一年先輩の鷹栖永治に誘われバドミントン部へ入部する事に。鷹栖はバドミントン初心者の兎川とダブルスを組むと宣言するが、それに異を唱えたのは経験者の小松だった。かくして鷹栖をかけた(?)争いの火蓋が切られた――! とんだりはねたり、時にはちょっとしずんだりバドミントン部を舞台に繰り広げられる少年たちのアオハルデイズ
ちょっと不思議な日本人旅行者、ススム×パラスノーボーダー・義足のオランダ人、トビアス 一人旅をしていたススムが、オランダでふらりと立ち寄ったスポーツバー。店内の大画面モニターには雪山を颯爽と滑る、義足のパラスノーボード選手が映っていた。その姿に「カッコイイ…」と口走るススムに、隣の男が「これ、俺!」と話しかけてきた。勢いのまま、トビアスと名乗るその男に夜の街へ連れだされ……!?(書店特典ペーパー付き)
孤独と静寂を好む小説家の川上幸夫は、読者の求める『可愛い恋』が思い浮かばず夜の墓地を歩いていたところ、オバケに取り憑かれてしまう。配達員の前田順は川上に取り憑いたオバケを見てしまうが関係ないと黙っていることに。取り憑かれていると知らない川上は再び夜の散歩へ。そこで暗闇のなか、ひとり踊る女性の姿に目を奪われてしまう。しかし女性には秘密があり──。
先輩は女子校生♂
サークルの飲み会で知り合った謎の男、阿南(あなん)先輩は自主制作のAVで生計をたてている。フリーターのガクは、流されるままにAV制作の手伝いをさせられ、エロ動画の撮影、編集、ついには女子校生に扮した先輩とのハメ撮りを実践することになって──…まともな職も金もない俺たちは一体どこへ向かうのか?今を刹那く生きる男ふたりの底抜けNO FUTURE DAYS☆
演出家から役者としてダメ出しを受けたが、演じ方を変えられそうにない。彼は器用だが不器用な役者である。そんな折、隣人・羽瀬の実態を知ることになった。次の役を演じるヒントになると、接触を試みることに──。 web operaにて好評連載の『僕が知らない言葉で呼んで』を改題
会社の飲み会でつかった店で、乱交現場に出くわした。昔から好きだった義理の兄だ。誘われると誰とでもSEXしちゃうサクちゃんに想いをよせる八尋は――。
都会からひとりで北国にやってきた、(ちょっと天然男子の)胡桃澤さん。日々の暮らしを助けてくれる、(ワイルド系職人の)地元青年の宇佐くん。秋に色づく山の散策、冬に備えた薪作り。二人が過ごす時間とおだやかな暮らしは、田舎がくれた贈り物。こまやかな日常を丁寧に紡ぐ「椿びより」「椿だより」の著者、イシノアヤが自然を情緒豊かに描きだす、北国の秋と冬。
青い春を売る教室
限界集落における学校というコミュニティを存続させるべく、土地で生まれ育った学生たちが取った行動とは…? 失われゆく日本の原風景と土地に暮らす人々をおおらかに描くエロスの叙情派詩人“yoha”が送るオムニバス作品集。
人間観察同好会
人間観察同好会のお飾り会長:寿 明彦。本人はいたって真面目に活動しているのだけど、会員数はどんどん減り続け、ついには同好会存続の危機に!!そんな中でも寿と一緒に同好会活動を続ける後輩:塩見にはある目的があり――
今年、ダブルで文化庁メディア芸術祭にて「マンガ部漫画部門優秀賞」を受賞したい野田彩子さんが別名義で描いた漫画です。 そもそもから割と独特な世界観と絵柄の作者ですので、BLについても独特も良いところです。 世の中には沢山のBL漫画がありますし、読んだ事ないだけであるんでしょうけど、登場人物が貧困に喘ぐフリーターと、こちらもいい加減に生きている女子高生限定でハメどりアダルトビデオを撮影しては売っているというロクでもない三十代のお話です。 先輩が徐々に女性化していく謎はあるのですが、年下の主人公がフリーターで貧困でありながら、いい加減でだらしない先輩を、どうにか食わせてやらなければと思う健気な気持ちや、将来への不安がめちゃくちゃみにつまされました。 後半三分の一くらいはもう、なんかその気持ちわかる。。。。という具合に、ついつい共感してしまったワタシは今、転職活動中の無職です。 笑えない。 ただ、最後はびっくりな凄い終わり方でスカっとします。