水原斗基、十代にして魔性の男。彼の眼差しに、すべての者は魅入られる――。その美貌を利用して、母親の借金返済のためホストクラブで働いていた斗基は、ある夜、ボディーガードを伴った高校生・龍一と出会う。龍一が大物政治家の長男だと知り、誘拐して身代金を要求しようとする斗基だが、逆に拘束されてしまい…!! 「今日から俺の犬になってもらう」気位の高い魔性が「犬」調教される!? 俺様「主」×魔性「犬」の“躾け”ラブ!
「はわわっ。僕の父親はやくざの組長さんだったの!?」行方不明の父の訃報と共に跡目候補になった大館薫は、おっとりとした性格で甘いものが大好きv不安はいっぱいあるけれど、解散瀬戸際の組のため組長になることを決意。だけど顧問弁護士の高野は大反対! 「組長にはさせない。私の女にしてあげましょう」と恥ずかしいことをされてしまう。そんな折、内部抗争に巻き込まれた構成員を助けるため、何故かセーラー姿で機関銃を持たされた薫は…!?
約束
他人を避け孤独に生きてきた有也と、生徒会役員で人望の厚い颯はクラスメイトで寮のルームメイト。正反対の二人の秘密―― 外では他人のフリ、部屋では恋人の関係だということ。颯が有也に触れる指先は甘く、有也にとって生まれてはじめての恋だった。しかし、ある夏の日、颯が事故に巻き込まれたことにより二人の関係は突然終わった。――彼はもう自分を覚えていない。それから数年後、颯のことを忘れられずにいた有也の前に再び颯が現れ――。
華蜜の斎王
疾風の国の王子・青嵐は、国の密命を受け、幻の国といわれる華蜜の国へと旅立った。辿り着いた華蜜の国で、青嵐は人目を避けるように幽閉されていた一人の佳人と出会う。イリスと名乗るその青年は他人と交わる事を禁じられていた。世間知らずで純真無垢なイリスを愛おしく思う青嵐。秘めた逢瀬を重ねるうちに、イリスもまた闊達な青嵐に惹かれていく。だが、疾風の国からの帰還命令やイリスに課せられた過酷な運命が二人の前に立ちはだかって――。壮大な世界で繰り広げられるデスティニーロマン!