珈琲店の調理を任されている真如は甘いものが大好きな好青年。ある日、仕事の帰りに倒れていた子犬を見つける。これも何かの縁と自宅へ連れ帰り、手厚く保護することに。汚れていたためお風呂に入れてみると子犬は真っ白い子狐であることが判明! しかもその子狐が突然人の言葉を話しはじめ、聞けばなんとお社に住む狐珀という『お狐様』だという。狐珀との同居生活が始まったが、その日から真如は夜な夜な銀髪の麗しい男性との淫夢を見るようになり――!?
学生の綾人には最近悩みごとがある。夜は元より講義中でもエロい夢ばかり見てしまうのだ。イケメンの親友の悠真にいじわるな顔をして「悪夢を見ればいい」なんて言われたからだろうか。夢の中では何故か悠真が綾人の恋人になって現れ、淫らな悪戯をしかけてくる。裸エプロン姿で乳首をいじられたり、ミニスカナース服でご奉仕させられたり……。恥ずかしいはずなのに快感は徐々に増していく。そして淫夢を繰り返すうちに、綾人はいつの間にか悠真に心惹かれていき――?
有名私立校・宝生学院の英語教師である義己は、理事長だった祖父が亡くなり、両親も早くからいないので孤独になった。しかし、遺言で祖父に隠し子がいたことを知る。石神誠吾というその男は、義己と同じ年の元Jリーガー。しかも学院の後継者候補の一人に指名されていた。後継者にふさわしいふるまいを誠吾に教えるべく生活を共にすることになるが、粗暴で紳士的マナーを知らない誠吾は最も苦手とするタイプ。ペースを乱されては戸惑う義己だったが、しだいに彼の人柄に惹かれていき――。
俺の恋人は「不感症」だった…!大病院の御曹司で、切れ長の目・たくましい体躯を持つクールなインテリ北山風雅(きたやまふうが)は、超モテモテの俺の恋人。俺をイカせるエッチの手管は完璧なのに、自分自身はカンジないなんて…どういうこと!?俺は風雅も感じさせてやりたい!と道具を使わせてHしたり、コスプレしてHしたり、いろんなプレイを試してみるけれど、どうにも回復の兆しがない。でも俺はへこたれないぜ!絶対風雅と一緒にイってやる!!エロティックできゅんきゅんするラブコメ登場!
誰からも愛されずにいた高校生・あさぎが、迷い込んだ異世界で恋に落ちたのは、赤い髪、獣のような体躯をもつ男・ソード。ぶっきらぼうで野蛮な彼だが、あさぎへの愛は一途で情熱的だった。ソードの元へ戻れたあさぎを迎えたのは、更に熱く激しい、そして不器用な彼の愛だった…! 戸惑いながらも身体を重ねる二人…獣のようなまぐわいではない愛のある営みに、狂喜し打ち震える───。「ソードさん、これは、愛情を確かめ合う素晴らしい行為なんですよ?」恋は炎となり二人を熱く包む…甘い運命的ラブ。
羅剛王との婚礼の儀を控えた冴紗は悩んでいた。羅剛王は、こんな自分で満足しているのか…と。男でありながら王を護れず、しかも子供も産めぬ。ことあるごとに「おまえは色事にうとい」と言う羅剛王のために、冴紗は、せめてもっと房事を学ばなければならないと思い立つ。そんな折、羅剛と冴紗の婚礼で沸き立つ国内の騒ぎに乗じ、隣国が姦計をめぐらせる――。ふたりの婚礼は、無事に執り行われるのか!? 神官と王のファンタジックラブロマン、シリーズ最新作。
“エリィは、おれの好きな人。でもエリィが好きなのは別の人。おれは身代わり” 記憶障害を持つルースは、忘れないようにそれを手帳に記した。研究所所長のエリィにとって、一時間程度しか記憶が保てないルースは、都合の良い存在なのだ。だからエリィは、去った養い子に似た容姿のルースを気まぐれに所長室に呼びつけ、身代わりに抱く。一方的で身勝手だけど、あなたが好き――。切なくも愛おしい恋物語。
想いを寄せていた叔父に裏切られ人生に疲れた由希は、最後の思い出にと、両親を亡くしたヒマラヤへと向かった。吹雪の中遭難し、目覚めると見知らぬ村で、そこにはユキヒョウ族だという男たちがいた。彼らは由希に自分たち兄弟の「花嫁」になれと迫り、三者三様のやり方で愛を与えてくる。温もりに飢えていた由希は、彼らの愛撫に酔い、身体は次第にその過ぎる快楽に溺れるようになり……。――獣三兄弟から甘く、狂おしく愛される男の運命は!?
「ずっと探してた。…愁也さんが好きだから」 手の負傷で美容師をやむなく辞め、ゲイ専門のホストクラブで働く愁也。気が向けば客に身体も許すような自堕落な日々のある夜、泥酔して動けずにいた所に声をかけてくれた好みの男を半ば強引に誘い、ベッドイン。火遊びのつもりが数日後に再会し、衝撃の告白をされる。加賀宮利市――彼は美容師時代の顧客だった。あの純朴な少年がこんな男前に!? しかも彼のファーストキスも童貞も自分が奪ったと知り愕然とした愁也は、加賀宮を真っ当な道に戻そうと必死になるが…!?
祖父が経営する洋食店でシェフを務める川上晴佳は、ある男との再会に愕然とする。大手企業の御曹司である彼・西島紘明は、理由も告げず晴佳を捨てたかつての恋人。事業のため土地を譲ってほしいと店を訪れ、過去をないものとして振るまう紘明に憤った晴佳は理不尽な条件を出す。接待しだいでは考えてもいい、と。だが、過ぎた「接待」はやがて身体の関係に。そして再び紘明への恋情を募らせた晴佳は、身体を繋げても心は自分にないことを思うたび胸が痛み――。
真面目なサラリーマンの柊哉は恋人にフラれ、傷心していたところゲイバーで緒方という男と出会う。鋭い視線で誰もが惹かれる美男の緒方と、遊び慣れない柊哉は戸惑いながらも溺れるように濃密なセックスをした。その帰り道、偶然にも狼のように大きな犬が人間に変化するのを見てしまう。 襲われかけたその時、助けてくれたのは緒方だったが、彼もまた人狼ということを知ってしまった柊哉。その日から人狼族の秘密を守るため監視されることになり…!?
「せいぜい俺を愉しませるといい」 学生時代から恋情を抱く友人・ベノール王国の第一王子であるナイルスに請われ、王国に赴いた望。そこで頼まれたのは、離宮に囚われた第四王子・ムスタファの無聊を慰める仕事だった。鬱屈に荒んだムスタファは手負いの獣のようで、淫らな行為をも強いる。初めはナイルスの役に立ちたい一心だったが、ムスタファの優しさを垣間見るうちほだされていき――。 想う男と戯れを許す男――二人の王子の間で心は惑い…?