竹書房マンガの感想・レビュー344件<<1112131415>>4姉妹が主人公の4コマ漫画かしましハウス 秋月りすかしここれは哲学では…?!と思うような話がふいにあるのが秋月りす先生のすごさですね。人間の人生をわずか4コマで表現する程の力量で、このレベルに達してる人は他にいないんじゃないかな? かしましハウスは個性豊かな4姉妹が主人公のお話です。私が特に好きなのは3女のみづえちゃん。マイペースな女子大生でいつでもどこでも寝ています。けれどもくじ運と商才があるのでお金持ちです。パンツはおでん柄。 姉妹の中でも地味な立ち位置だけど独特な味のあるキャラで、自分はみづえちゃんみたいな女子大生になりたいなと憧れていた。そしてある意味その夢は叶ったのだと思う。それが良かったのかどうかは分からない。私も中年…わかるわーって事がたくさん中年女子画報 ~46歳の解放~ 柘植文サンジュスト私、柘植さんと同年代で、柘植さんの漫画が好きで中年女子画報、3巻とも読んでますが…中年女子あるあるがたくさんです(笑) 若い時には思いもしなかった事も、今だからわかるーってなります。 老いを明るく書いているのが良いです!が、1番笑ったのは漫画の中の柘植さん自身の自画像が確実に年をとっている!こういう風に書けるのはご本人が老いを受け入れているのかなと思います。 私は中年をまだ受け入れきれてないですがこの漫画のように中年期を明るく過ごしたいです(笑) スポ根ボドゲ入門マンガ!天王寺さんはボドゲがしたい mononofuANAGUMA人見知りの天王寺さん(完璧人間)とコミュニケーションを取る唯一の方法はボードゲーム!ということで主人公がボドゲ部に入部しボードゲームの魅力に出会い…。 っていうところまではよくある美少女部活モノですが、本作は主人公の南森さんが相当の負けず嫌いのため、真剣にゲームに勝ちに行こうとします。 その結果テンション高めのカードゲームアニメみたいなノリになるのが面白い。 放課後さいころ倶楽部がボードゲームを通したキャラクターのやり取りにフォーカスしてるのに比べて こっちは「ガチでゲーム!!!」っていうスポ根スタイルを採っていてプレイングやルール理解に重きを置いているのが伝わってくる…。 天王寺さんのカワイさに頼らずゲームの差し合いにページ数を費やす心意気、しかと見届けました。 じっくり時間をかけてひとつのゲームをするタイプの作品になりそうな予感で楽しみです!win,lose or drawノーマーク爆牌党 片山まさゆきナベテツ作者が最初に想定していない展開というのは、マンガを読んでいく上でのライブ感としてたまらないのですが、この作品はそんな展開で紡がれた傑作の一つです。 作者の片山先生自身、キャラクターが転がって出来上がった作品だと語っていますが、物語の初期と中盤からの展開の違いに驚き、どんどん引き込まれていきます。 麻雀好きな友人に貸して読ませたことがあるんですが、大変好評でしたし、片山先生の作品の中で傑作として挙げられることも多いタイトルです。 この作品を読んで、競技麻雀というストイックなルールがあることを知りました(一発・裏ドラ・カン裏ドラなし)。 麻雀というゲームに、「流れ」は存在するのか。非常に深いテーマですが、読み終えた読者は恐らく何らかの結論を出せるのではないかと思います。鬼押出氏と語るパラドックスや、大介、八崎プロの名言など、脇を固める存在もとても魅力的です。 麻雀漫画というのは基本的にニッチな分野だと思いますが、ジャンルにおける金字塔として広く読まれて欲しい作品です。 奈落の魔力(というか呪い)メイドインアビス つくしあきひと奈落の熊猫読み進めるごとに戻れなくなる呪いにかかります。(アビスとおんなじ。 かわいい絵柄ですが読書感としては「かわいい」が3割で残り700000000000割くらい全部「畏怖」です。アビス恐るべし。恐るべしなんて言葉で表せないくらいやばい。この世界。 読んでなくても知ってる人は知ってるかもですが、「アビスの呪い」がほんとにエグい。 アビスにはいくつかの〝層〟があって、潜る分には全然OKなんだけど、そこから地上に戻ろうとすると、層ごとに異なる〝異常〟に見舞われます。 潜るのはOKなのに戻るのはダメって……なにか「帰さねえよ?」って言われてるみたいで怖すぎる。ふるえ。 作中で実際に「アビス信仰」なんてものがあるのも頷けます。信仰しちゃいそう。 久々にドッキドキする漫画だったので、まだ読んでない人はぜひ。 こちとら記憶を消してもう一度読みたいです。ハディま……。鬱オブ鬱メイドインアビス つくしあきひと名無しカジャわかるよ悪を蹴散らす「悪童」の闘い悪童-ワルガキ- 志名坂高次にわかギャンブルがなにより好きな荒くれ者の男が、ヤクザに殺されて、自殺した子供の身体に転生する話。 主人公の精神構造はまさしくワルガキ、そこがいい。ただの「悪」でなく、一本筋の通った理屈から「悪童」らしく解決していく。敵対する敵は「邪悪」な人間が多いのでスッキリとした読み応えもある。 志名坂高次作品のファンとしては、主人公が適度な「怯え」をもっているという点が面白い。ヤバそうな敵はなんと避けようとして、チンケな邪悪は蹴散らしていく。なんというか普通の「暴れん坊」の感性を保持している。 これから勝負が過激になっていくだろうから、バランスを維持するのか、ガラっと変わるのか、楽しみな作品コミュニケーションとはなんぞや三護さんのガレージセール 黒谷知也かしこ三護さんのガレージセールではどんな物でもお手頃価格である。在宅勤務で一人暮らしには困らない稼ぎもあり、父親譲りの物欲で不用品が溢れているので、人とのコミュニケーションが目的なのです。世間から少し浮いている三護さんですが、人との心の距離の取り方はむしろ巧みかもしれない。お互いにとって心地よい交流って難しいですが、このマンガにはヒントがあるような気がします。今まで読んだ猫漫画の中で一番好きな作品ですカボチャの冒険 五十嵐大介名無し 結構な田舎に住んでいますが、もっと山奥に移住して この漫画みたいに自由に猫を飼ったら楽しいだろうなぁ と思ってしまいます フェロモン症ドラッグレス・セックス 辰見と戌井 エンゾウ大トロ普段BLはそんなに読みませんが、たまに読むと設定がぶっ飛んでて面白いですね! これを機にいろんなBLを読んでみようと思います。エロいゆき姉ちゃんの官能ごっこ。 須河篤志名無し官能小説の真似事をする作品。ここまでエロいのは久しぶり。次も期待。アシスタントのまんが道藤子スタジオアシスタント日記 まいっちんぐマンガ道 ドラえもん達との思い出編 えびはら武司名無しえびはら武司と藤子・F・不二雄にこんな接点があるとは知らなかった。 ドラえもんだけではなく、ほかの藤子・F・不二雄の作品の今だから言える裏話などを語ってくれる。個人的には、第三者から見た、藤本先生、安孫子先生の像が面白かった。等身大の人間として漫画家を感じられる作品は貴重だと思う。 作者のドラえもん愛と藤本先生に対する愛を感じる良作。「日本一泣ける4コママンガ」自虐の詩 業田良家兎来栄寿※ネタバレを含むクチコミです。平坦な日常のリアリティーがすごいかよちゃんの荷物 新装版 雁須磨子かしこアラサー女子マンガとして変化球かも。主人公かよちゃんにとっては山あり谷ありなんだろうけど、無職になって激太りしてもダイエットに成功したり、町の雑貨屋に正社員としての再就職も決まるし、ちょっといいなと思ってたマイペースな若社長や、オカルトマニアの美容師とは、全員まとめて手作り餃子パーティー仲間に落ち着いたり、結局は丸く収まってるところに共感する。登場人物のキャラがみんな地味に濃いのも好きなポイントです。親バカ親父とファザコン娘のツンデレ物語(ただしデレは内面でのみ)井地さんちは素直になれない ぽんとごたんだ名無し※ネタバレを含むクチコミです。意識はギャンブル好き暴虐オヤジ 身体は子供悪童-ワルガキ- 志名坂高次マンガトリツカレ男※ネタバレを含むクチコミです。グロカワイイメイドインアビス つくしあきひとアビスカワイイ絵なのに内容はヘビー 続きが気になってしょうがないけど 新刊はなかなか出ない押忍!!空手部を読んでいないと全く面白くないんじゃないかな押忍!!麻雀部 高橋幸慈マンガトリツカレ男内容は「押忍!!空手部」を麻雀にした感じ 押忍!!空手部を読んでいたので、懐かしいキャラたちの登場で楽しめた。 主人公の高木を見ると「なにわ遊侠伝」でボコボコにされていたのを思い出す。 ネタが秀逸だよね(・∀・)ウンウン ←わかってないポプテピピック 大川ぶくぶ少女漫画博士うららか未だに意味不明なのに、定期的によみたくなってしまう…! ↓この最終回はクソ笑ったw http://mangalifewin.takeshobo.co.jp/rensai/popute/popute-015/15107/ そして四コマのよこにあるアオリ文章は、漫画家さんが考えているのか、担当編集者さんが考えているのか、地味に気になる。(通常は担当編集者が考える) K-1石井館長がJKに転生して空手ビジネスどるから ハナムラ 石井和義mampuku K-1の石井館長が事故死して、同時に借金苦で自殺を図り生死をさまよっていたJKに生まれ変わり(乗り移り)、JKの実家の空手道場を経営再建する話。設定もストーリーもぶっ飛んでてよくゴーサイン出たな!!?と思ったら原作者の名前みて爆笑w女子高生になる以前に漫画原作者になっちゃったよこの人w 転生先で生前みにつけた専門知識を揮う話はラノベを中心に流行りですが、得意の空手で大立ち回りをしたかと思えば家に帰って貸借対照表とにらめっこ……そんじょそこらの異世界でマヨネーズ作るような小説とは比べ物にならん素晴らしい説得力と読み応え。 さらには作画に「アニメ監獄学園を創った男たち」のハナムラ氏を起用。実在人物を絶妙なコミカルさ加減でキャラクターに落とし込み面白おかしく動かすことにかけては折り紙付きです。画力が素晴らしいので格闘シーンもお着換えのシーンも満足度抜群。今年刊行された新作のなかでも、自分のなかで上位ですねこの漫画は! 石井館長が出所してから十余年経ちますが、作中ではスマホとSNSが普及していることから現代が舞台のようです。この世界線の館長、また捕まったの?w大川ぶくぶ先生の最高傑作!ポプテピピック 大川ぶくぶ中村悠一どう見てもクソこの漫画でも足の指を賭けていた。牌王血戦 ライオン 志名坂高次starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男牌王伝説 ライオンの続編 『凍牌』シリーズらしく、100時間耐久麻雀をやったり、足の指を賭けた麻雀をやったりといつも通りの内容で楽しめた。 最後の麻雀のランニングマシンの話の流れはすごい好き凍牌のスピンオフ 堂島が主人公牌王伝説 ライオン 志名坂高次starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男凍牌に登場する堂島が主人公の麻雀漫画 最初はギャグっぽいは後半になると凍牌と同じようにクレイジーな条件で麻雀になる。人間島麻雀大会編の鮫の水槽麻雀は最高だった 凍牌シリーズは指がなくなるとかが当たり前で恐ろしいなプロの仕事はなぜいつも美しい?バード-砂漠の勝負師- 青山広美starstarstarstarstarマンガトリツカレ男今新しいシリーズのバードをやっているがこっちのバードの方が、表現が適度に抑えられていい 全自動卓でいかに天和を積み込むかというむちゃくちゃな題材とも思えるのだが、バードvs蛇の麻雀勝負が最高に面白い。 バードの蛇のイカサマ技に敬意を表す「ビューティフル」のところの流れから時間稼ぎは麻雀漫画の中でも屈指のかっこよさだと思う <<1112131415>>