ジュミドロ
コロッセオで名を馳せる、剣闘士の少女がいた。その名も「不敗の剣」ラムネ。ラムネは奴隷として買われたが、馬車の事故によって思いがけず自由の身になった。少女は、世界を見て、学んで、人の優しさに触れて、生きていく。しかし、ラムネは「普通」を知らない。人を斬ってはいけないことも、人を殺してはいけないことも――。
男女二人が電車に轢かれて死んだ。年齢も性別もバラバラ、ただ一点だけ奇妙な共通点があったーー頭部を潰すように死んでいたことだ。この事件で兄を失った高校生・誠は、同じく母を失った少年・星一と出会う。彼らはこの怪死事件に「ある組織」が関わっている事に気づく。兄と母は自殺ではなく、死ぬように仕向けられたのではないか…?そしてそこに関わる「異形の生物」とは?謎を追う少年達の、ひと夏のサスペンスが始まる。
幼い頃、とある森で100歳超えの魔女に拾われた渉。ほどなくして、魔女さんと過ごす毎日を「備忘録」として書き始める。魔女さんと過ごすこの愛おし日々を、ずっとずっと忘れないために……。実力派作家が描く「魔女×人間」の叙情派ファンタジックラブ! 電子版限定特典つき!