とある"伝説の剣"が生み出す複雑なラブコメ展開 #1巻応援好き好きだいちゅきつよつよソード ノッツsogor25へっぽこで数々のパーティをクビになってきた戦士エトロンは、王女ウラニャに呼び出され、呪いの迷宮の攻略を命じられるとともにある「伝説の剣」を授けられます。 その名も「好き好きだいちゅきつよつよソード」 この剣は「装備した者に好意が向けられるほど強さを増す」という特殊な能力があり、実はエトロンのことが好きだったウラニャは剣を強くするという名目で彼の冒険に同行しようとするのですが、実はエトロンは既にディモバという幼馴染の女の子に声を掛けていました。 「剣を強くするため」というのを大義名分にエトロンに猛アピールをするウラニャとディモバですが、エトロンは見事なまでの鈍感系主人公で全く意に介しません さらに、三角関係だけかと思いきや次々に他のキャラクターも増えてきて、どんどん恋愛方面に治安の乱れが生まれていく、そんなファンタジーラブコメです。 1巻応援"男性のみ"で構成された劇団を舞台にした青春群像劇 #1巻応援カメリアのカーテン 稲岡和佐sogor25脚本家になる夢を諦めて今は花屋で働いている青年・八野田葉一は、「劇団椿座」の劇団員の卵として高校で演劇を学ぶ林真檎と出会います。 可愛らしい少女のような見た目をしている真檎は、劇団員が男性のみで構成された「劇団椿座」において“女役”を演じるために生まれてきたかのようでしたが、それは真檎自身が役者として目指す姿とは違うものでした。 過去に夢を諦めて今では全く別の仕事をしている葉一と、役者としての天賦の才を持ちながらそれが自身の望む物ではないという真檎。 そんな2人の出会いが生んだ化学反応は、彼らの生き方だけではなく、前時代的な風習も残る「劇団椿座」全体をも巻き込んだ物語を生み出していきます。 この作品はそんな2人を中心に描かれる、”劇団”という特別な空間をテーマにしながら誰しもが共感できるストーリーに仕上がっている作品です。 1巻まで読了日々の仕事から戦闘、諜報までこなす"万能女中"の活躍劇 #1巻応援万能女中コニー・ヴィレ krage 黒コマリ 百七花亭sogor2517歳にしてお城に仕えて9年目のベテラン女中・コニー・ヴィレは、全ての仕事を完璧にこなす上に戦闘や諜報にも長けていて、いつの間にか「万能女中」というあだ名で呼ばれるようになっていました。 この作品はそんな彼女が次々に起こるトラブルを解決していく様子を描く作品です。 差し当たってコニーを悩ませているのは今は疎遠になった母親ミッシェルの存在です ミッシェルは過去に7回も結婚を繰り返していて、コニーはその7回目の結婚で義兄になった女好きの騎士リーンハルトに付きまとわれることになるのですが、そこには母親ミッシェルにまつわるとある秘密が隠されていました。 それ以外にもコニーは様々なトラブルに巻き込まれることになるのですが、彼女はそれらを持ち前の能力と機転で次々と解決していきます。 この作品はそんな彼女の活躍を爽快感たっぷりに描いていく作品です。 1巻まで読了人ならざる者たちの一瞬の輝きを描く短編集 #1巻応援庄野晶短編集 グッド・ナイト・フィールド 庄野晶sogor25この作品は表題作『グッド・ナイト・フィールド』など10編を集めた短編集です。 多くの作品に共通するのは、鬼や人に化ける狐といった人ならざる者が登場し、他者との関わりの中で数奇な運命をたどっていくという点です。 個々の短編は長くて30ページほどですが、それぞれの物語は読者の心に深々と余韻を残し、1編ごとにページをめくる手を止めてその余韻をゆっくりと噛み締めたくなる作品です また、短編の中でも冒頭と中盤、最後の物語で共通して語られるのが、常冬の山に棲む雪女と彼女と巡り合った吸血鬼の男の物語です。 1冊の中で序盤・中盤・終盤と語られることで、永遠の時を生きる彼らの時間の流れを感じることができて、より作品全体に深みが生まれる1冊になっています。「活動弁士」と年下妻との“愛無き結婚から始まる恋の物語“ #1巻応援活弁王子の花嫁さん 島崎無印 はまsogor25この作品の舞台である大正時代、映画は“活動写真”と呼ばれる音のない無声映画しかなく、上映されている横で映画の内容を解説して盛り立てる“活動弁士”が人気を博していました。 この作品は「活弁王子」とも呼ばれている人気活動弁士の高階功四郎と、彼と結婚した8歳年下の女性・一之坂花絵との結婚生活を描く作品です。 実は2人の結婚は、名門華族だったが関東大震災の影響で没落してしまった一之坂家と、短期間で富を築き成金となったために名家との繋がりを欲した高階家、という双方の家の思惑が一致して結ばれた、政略結婚のようなものでした。 そのため2人の結婚生活は、「これは相手が望まぬ結婚ではないか」と互いが互いのことを気遣うせいでぎこちない雰囲気から始まるのですが、その気遣いの心が少しずつ相手への好意へと変わっていく様子が伝わってきます。 この物語はそんな2人が本当の意味での夫婦としての関係を築いていく様子を描く、“愛無き結婚から始まる恋の物語“です。 1巻まで読了滅びかけた異世界を旅する終末ロードムービー #1巻応援さよなら異世界、またきて明日 風見鶏 にもし kesimasogor25ある日突然異世界に迷い込んでしまった高校生の恵介。 しかし、迷い込んだ異世界は魔力が過剰に溢れたことで滅びかけていました。 そんな世界から元の世界へと帰る術を探すために蒸気自動車で旅をしていた恵介は、その道中でとあるものを探す旅をするハーフエルフの少女・ニトと出会います。 この作品はそんな2人が滅びかけた世界を旅する様子を描く作品です。 文明がほとんど滅びかけた世界で目的地もわからない旅を始めた2人は、その道中で生き残った人々との出会いと別れを繰り返していくことになります。 登場人物は少ないですが、その出会いの中には、かつてそこにいた人々、そして今生きる人々の思いや感情が彼らの存在の証として確かに描かれていて、終末世界の幻想的な世界観と混ざり合って心にしみる作品になっています。 1巻まで読了貴族令嬢に転生した少女は農業を志す #1巻応援土かぶりのエレナ姫 晴海ひつじsogor25この作品の主人公はある時前世の記憶を思い出したエレナ・カウロフという女性。 前世では農業に魅力を感じながらも幼くして亡くなってしまい、その記憶を思い出してから彼女は農業に従事したいという思いを抱き始めたのですが、彼女は隣国の名門貴族の第四夫人になることが決まっており、「貴族は畑仕事をしてはいけない」と束縛を受けることになってしまいます。 そんな彼女が屋敷の外で迷子になってしまったときに出会ったのが、ルイスという男性。 同じ貴族でありながら自ら積極的に農業に携わろうとする彼と出会ったことで、エレナは農業への思いをより強くしていきます。 そこからエレナは前世で勉強していた知識を糧に農業に携わるようになり、やがてエレナの行動が彼女自身の結婚や隣国との関係、そして国全体の産業としての農業にも影響を与えてゆく、異世界転生と農業、そしてラブロマンスが上手く融合した作品です。 1巻まで読了秘密を共有する2人のピュアな物語 #1巻応援内緒のシンデレラ 加藤衣緒sogor25クラスでも目立たない女の子・淋代 遥風(さびしろ はるか)には、人には言えない趣味がありました。 それは「BLマンガを描くこと」。 ところが、そのマンガを描いたノートを、校内でも一二を争う人気者の男の子・聖川 詞(ひじかわ ことば)に見られてしまいます。 書いたマンガをバカにされた経験があった遥風は愕然としてしまいますが、詞は遥風のマンガをじっくりと読んだ上で、貶すどころか「素敵」だと言ってくれて、さらに、彼女のマンガを見てしまったお詫びとして彼自身も学校で隠していたある“秘密”を明かしてくれます。 この出会いから「秘密を共有する仲」になった2人ですが、秘密の共有だけでなく、お互いの心にあった負の感情やネガティブな考え方を打ち消しあう、そんな良い影響を与え合う様子が描かれていきます。 そういった2人の様子を見て心が洗われると同時に、今後2人がさらにどのような関係を築いていくのかが楽しみになってくる作品です!マンガ家を夢見るウクライナ在住の少女の"非日常"の中の"日常" #1巻応援ウクライナのあかりちゃん Akari Sayaka アンブル編集部sogor25この作品は日本でマンガ家になりたいという夢を持つウクライナの15歳の女性・AkariさんがSNS上で発表していた4コマ漫画を19ページの電子コミックとして単行本化した作品です。 ご存じのとおり、彼女が住むウクライナは今年に入って大きく情勢が変化し、想定外の「非日常」が訪れてしまっていますが、 そんな中でも続いていく彼女の「日常」がとても親しみやすい、可愛らしい絵柄で描かれていて、ウクライナで生きるAkariさんの等身大の姿を感じられる作品です。 Akariさんは現在もTwitterで作品を発表しているので、この作品で知った方もリアルタイムで彼女のことを追っていくことができます また、この作品の著作印税と諸経費を除いた売り上げはウクライナへの支援金としてUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)への寄付をされるとのことなので、電子書籍を買ったことがないという方にも是非おススメしたい作品です!息苦しいこの世界を生きる道標になってくれる1冊 #1巻応援君の心に火がついて ツルリンゴスターsogor25この作品は人の心に灯る“火”を求めてさまよう妖怪・焔(ほむら)と、焔と出会った人々との物語を綴った連作短編集です。 登場人物はみな日々生きる中に様々な息苦しさを感じていながら、その感情に蓋をして過ごしていました。 その蓋をしていた感情、心に灯る“火”が消えそうになる、そんなときに、僅かな“火”の気配を感じ取った焔が登場人物の目の前に現れ、その“火”に薪をくべるかのように彼らの心に変化を与えていきます。 そして、その結果、登場人物たちはほかの誰でもない自分自身で生きる道を選び、最後には心の“火”を大きく燃え立たせていきます。 1巻完結ながら450ページ近い大ボリュームのこの作品は、様々なしがらみのあるこの世界で生きていくなかで自分が自分でいるための道標 になってくれる、そんな1冊です。いろんなことが気になる将棋棋士を描く“非”本格将棋マンガ #1巻応援花四段といっしょ 増村十七sogor25日本将棋連盟所属のプロ棋士・花つみれ四段は、対局中は真剣なように見えて実は対局とは全然関係ないことに気を取られてしまう癖がありました 対戦相手のYouTube活動のことやや携帯のアラームを切ったかどうかなど、いろんなことに気移りしている花四段と、特徴的なキャラクターをもつ他の棋士や兄弟弟子たちとの絡みを面白おかしく描いてく “非”本格将棋マンガです 1巻まで読了シングルマザーの隣人への恋心と部屋に現れた謎の幽霊 #1巻応援アイニージュー【電子単行本版】 上田耀子sogor25スーパーで働くサラリーマンの佐伯航には2つの大きな悩みがありました。 1つは、アパートの向かいの部屋に住んでいる若宮冬子という女性に一目惚れをしたこと。そこそそ親密な関係を築いてはいますが、冬子がシングルマザーということもあっていろいろなことを気にしてあと一歩が踏み出せずにいました。 そしてもう1つの悩みが、ある時から自分の部屋にいる男の幽霊が見えるようになってしまったこと。 部屋でコンタクトレンズを外したときにだけ見えるその幽霊は、航が冬子のことを気に掛けていることにも気づいていて、航の恋を応援していると言いながら彼のことをやたらと煽り立ててきます。 そんな感じで、一目惚れの相手と幽霊という不思議な板挟みの中で、航が大きな一歩を踏み出そうとする、甘酸っぱさともどかしさの入り混じった大人の恋愛模様を描いていく作品です。 1巻まで読了 « First ‹ Prev … 5 6 7 8 9 10 11 12 13 … Next › Last » もっとみる
とある"伝説の剣"が生み出す複雑なラブコメ展開 #1巻応援好き好きだいちゅきつよつよソード ノッツsogor25へっぽこで数々のパーティをクビになってきた戦士エトロンは、王女ウラニャに呼び出され、呪いの迷宮の攻略を命じられるとともにある「伝説の剣」を授けられます。 その名も「好き好きだいちゅきつよつよソード」 この剣は「装備した者に好意が向けられるほど強さを増す」という特殊な能力があり、実はエトロンのことが好きだったウラニャは剣を強くするという名目で彼の冒険に同行しようとするのですが、実はエトロンは既にディモバという幼馴染の女の子に声を掛けていました。 「剣を強くするため」というのを大義名分にエトロンに猛アピールをするウラニャとディモバですが、エトロンは見事なまでの鈍感系主人公で全く意に介しません さらに、三角関係だけかと思いきや次々に他のキャラクターも増えてきて、どんどん恋愛方面に治安の乱れが生まれていく、そんなファンタジーラブコメです。 1巻応援"男性のみ"で構成された劇団を舞台にした青春群像劇 #1巻応援カメリアのカーテン 稲岡和佐sogor25脚本家になる夢を諦めて今は花屋で働いている青年・八野田葉一は、「劇団椿座」の劇団員の卵として高校で演劇を学ぶ林真檎と出会います。 可愛らしい少女のような見た目をしている真檎は、劇団員が男性のみで構成された「劇団椿座」において“女役”を演じるために生まれてきたかのようでしたが、それは真檎自身が役者として目指す姿とは違うものでした。 過去に夢を諦めて今では全く別の仕事をしている葉一と、役者としての天賦の才を持ちながらそれが自身の望む物ではないという真檎。 そんな2人の出会いが生んだ化学反応は、彼らの生き方だけではなく、前時代的な風習も残る「劇団椿座」全体をも巻き込んだ物語を生み出していきます。 この作品はそんな2人を中心に描かれる、”劇団”という特別な空間をテーマにしながら誰しもが共感できるストーリーに仕上がっている作品です。 1巻まで読了日々の仕事から戦闘、諜報までこなす"万能女中"の活躍劇 #1巻応援万能女中コニー・ヴィレ krage 黒コマリ 百七花亭sogor2517歳にしてお城に仕えて9年目のベテラン女中・コニー・ヴィレは、全ての仕事を完璧にこなす上に戦闘や諜報にも長けていて、いつの間にか「万能女中」というあだ名で呼ばれるようになっていました。 この作品はそんな彼女が次々に起こるトラブルを解決していく様子を描く作品です。 差し当たってコニーを悩ませているのは今は疎遠になった母親ミッシェルの存在です ミッシェルは過去に7回も結婚を繰り返していて、コニーはその7回目の結婚で義兄になった女好きの騎士リーンハルトに付きまとわれることになるのですが、そこには母親ミッシェルにまつわるとある秘密が隠されていました。 それ以外にもコニーは様々なトラブルに巻き込まれることになるのですが、彼女はそれらを持ち前の能力と機転で次々と解決していきます。 この作品はそんな彼女の活躍を爽快感たっぷりに描いていく作品です。 1巻まで読了人ならざる者たちの一瞬の輝きを描く短編集 #1巻応援庄野晶短編集 グッド・ナイト・フィールド 庄野晶sogor25この作品は表題作『グッド・ナイト・フィールド』など10編を集めた短編集です。 多くの作品に共通するのは、鬼や人に化ける狐といった人ならざる者が登場し、他者との関わりの中で数奇な運命をたどっていくという点です。 個々の短編は長くて30ページほどですが、それぞれの物語は読者の心に深々と余韻を残し、1編ごとにページをめくる手を止めてその余韻をゆっくりと噛み締めたくなる作品です また、短編の中でも冒頭と中盤、最後の物語で共通して語られるのが、常冬の山に棲む雪女と彼女と巡り合った吸血鬼の男の物語です。 1冊の中で序盤・中盤・終盤と語られることで、永遠の時を生きる彼らの時間の流れを感じることができて、より作品全体に深みが生まれる1冊になっています。「活動弁士」と年下妻との“愛無き結婚から始まる恋の物語“ #1巻応援活弁王子の花嫁さん 島崎無印 はまsogor25この作品の舞台である大正時代、映画は“活動写真”と呼ばれる音のない無声映画しかなく、上映されている横で映画の内容を解説して盛り立てる“活動弁士”が人気を博していました。 この作品は「活弁王子」とも呼ばれている人気活動弁士の高階功四郎と、彼と結婚した8歳年下の女性・一之坂花絵との結婚生活を描く作品です。 実は2人の結婚は、名門華族だったが関東大震災の影響で没落してしまった一之坂家と、短期間で富を築き成金となったために名家との繋がりを欲した高階家、という双方の家の思惑が一致して結ばれた、政略結婚のようなものでした。 そのため2人の結婚生活は、「これは相手が望まぬ結婚ではないか」と互いが互いのことを気遣うせいでぎこちない雰囲気から始まるのですが、その気遣いの心が少しずつ相手への好意へと変わっていく様子が伝わってきます。 この物語はそんな2人が本当の意味での夫婦としての関係を築いていく様子を描く、“愛無き結婚から始まる恋の物語“です。 1巻まで読了滅びかけた異世界を旅する終末ロードムービー #1巻応援さよなら異世界、またきて明日 風見鶏 にもし kesimasogor25ある日突然異世界に迷い込んでしまった高校生の恵介。 しかし、迷い込んだ異世界は魔力が過剰に溢れたことで滅びかけていました。 そんな世界から元の世界へと帰る術を探すために蒸気自動車で旅をしていた恵介は、その道中でとあるものを探す旅をするハーフエルフの少女・ニトと出会います。 この作品はそんな2人が滅びかけた世界を旅する様子を描く作品です。 文明がほとんど滅びかけた世界で目的地もわからない旅を始めた2人は、その道中で生き残った人々との出会いと別れを繰り返していくことになります。 登場人物は少ないですが、その出会いの中には、かつてそこにいた人々、そして今生きる人々の思いや感情が彼らの存在の証として確かに描かれていて、終末世界の幻想的な世界観と混ざり合って心にしみる作品になっています。 1巻まで読了貴族令嬢に転生した少女は農業を志す #1巻応援土かぶりのエレナ姫 晴海ひつじsogor25この作品の主人公はある時前世の記憶を思い出したエレナ・カウロフという女性。 前世では農業に魅力を感じながらも幼くして亡くなってしまい、その記憶を思い出してから彼女は農業に従事したいという思いを抱き始めたのですが、彼女は隣国の名門貴族の第四夫人になることが決まっており、「貴族は畑仕事をしてはいけない」と束縛を受けることになってしまいます。 そんな彼女が屋敷の外で迷子になってしまったときに出会ったのが、ルイスという男性。 同じ貴族でありながら自ら積極的に農業に携わろうとする彼と出会ったことで、エレナは農業への思いをより強くしていきます。 そこからエレナは前世で勉強していた知識を糧に農業に携わるようになり、やがてエレナの行動が彼女自身の結婚や隣国との関係、そして国全体の産業としての農業にも影響を与えてゆく、異世界転生と農業、そしてラブロマンスが上手く融合した作品です。 1巻まで読了秘密を共有する2人のピュアな物語 #1巻応援内緒のシンデレラ 加藤衣緒sogor25クラスでも目立たない女の子・淋代 遥風(さびしろ はるか)には、人には言えない趣味がありました。 それは「BLマンガを描くこと」。 ところが、そのマンガを描いたノートを、校内でも一二を争う人気者の男の子・聖川 詞(ひじかわ ことば)に見られてしまいます。 書いたマンガをバカにされた経験があった遥風は愕然としてしまいますが、詞は遥風のマンガをじっくりと読んだ上で、貶すどころか「素敵」だと言ってくれて、さらに、彼女のマンガを見てしまったお詫びとして彼自身も学校で隠していたある“秘密”を明かしてくれます。 この出会いから「秘密を共有する仲」になった2人ですが、秘密の共有だけでなく、お互いの心にあった負の感情やネガティブな考え方を打ち消しあう、そんな良い影響を与え合う様子が描かれていきます。 そういった2人の様子を見て心が洗われると同時に、今後2人がさらにどのような関係を築いていくのかが楽しみになってくる作品です!マンガ家を夢見るウクライナ在住の少女の"非日常"の中の"日常" #1巻応援ウクライナのあかりちゃん Akari Sayaka アンブル編集部sogor25この作品は日本でマンガ家になりたいという夢を持つウクライナの15歳の女性・AkariさんがSNS上で発表していた4コマ漫画を19ページの電子コミックとして単行本化した作品です。 ご存じのとおり、彼女が住むウクライナは今年に入って大きく情勢が変化し、想定外の「非日常」が訪れてしまっていますが、 そんな中でも続いていく彼女の「日常」がとても親しみやすい、可愛らしい絵柄で描かれていて、ウクライナで生きるAkariさんの等身大の姿を感じられる作品です。 Akariさんは現在もTwitterで作品を発表しているので、この作品で知った方もリアルタイムで彼女のことを追っていくことができます また、この作品の著作印税と諸経費を除いた売り上げはウクライナへの支援金としてUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)への寄付をされるとのことなので、電子書籍を買ったことがないという方にも是非おススメしたい作品です!息苦しいこの世界を生きる道標になってくれる1冊 #1巻応援君の心に火がついて ツルリンゴスターsogor25この作品は人の心に灯る“火”を求めてさまよう妖怪・焔(ほむら)と、焔と出会った人々との物語を綴った連作短編集です。 登場人物はみな日々生きる中に様々な息苦しさを感じていながら、その感情に蓋をして過ごしていました。 その蓋をしていた感情、心に灯る“火”が消えそうになる、そんなときに、僅かな“火”の気配を感じ取った焔が登場人物の目の前に現れ、その“火”に薪をくべるかのように彼らの心に変化を与えていきます。 そして、その結果、登場人物たちはほかの誰でもない自分自身で生きる道を選び、最後には心の“火”を大きく燃え立たせていきます。 1巻完結ながら450ページ近い大ボリュームのこの作品は、様々なしがらみのあるこの世界で生きていくなかで自分が自分でいるための道標 になってくれる、そんな1冊です。いろんなことが気になる将棋棋士を描く“非”本格将棋マンガ #1巻応援花四段といっしょ 増村十七sogor25日本将棋連盟所属のプロ棋士・花つみれ四段は、対局中は真剣なように見えて実は対局とは全然関係ないことに気を取られてしまう癖がありました 対戦相手のYouTube活動のことやや携帯のアラームを切ったかどうかなど、いろんなことに気移りしている花四段と、特徴的なキャラクターをもつ他の棋士や兄弟弟子たちとの絡みを面白おかしく描いてく “非”本格将棋マンガです 1巻まで読了シングルマザーの隣人への恋心と部屋に現れた謎の幽霊 #1巻応援アイニージュー【電子単行本版】 上田耀子sogor25スーパーで働くサラリーマンの佐伯航には2つの大きな悩みがありました。 1つは、アパートの向かいの部屋に住んでいる若宮冬子という女性に一目惚れをしたこと。そこそそ親密な関係を築いてはいますが、冬子がシングルマザーということもあっていろいろなことを気にしてあと一歩が踏み出せずにいました。 そしてもう1つの悩みが、ある時から自分の部屋にいる男の幽霊が見えるようになってしまったこと。 部屋でコンタクトレンズを外したときにだけ見えるその幽霊は、航が冬子のことを気に掛けていることにも気づいていて、航の恋を応援していると言いながら彼のことをやたらと煽り立ててきます。 そんな感じで、一目惚れの相手と幽霊という不思議な板挟みの中で、航が大きな一歩を踏み出そうとする、甘酸っぱさともどかしさの入り混じった大人の恋愛模様を描いていく作品です。 1巻まで読了
へっぽこで数々のパーティをクビになってきた戦士エトロンは、王女ウラニャに呼び出され、呪いの迷宮の攻略を命じられるとともにある「伝説の剣」を授けられます。 その名も「好き好きだいちゅきつよつよソード」 この剣は「装備した者に好意が向けられるほど強さを増す」という特殊な能力があり、実はエトロンのことが好きだったウラニャは剣を強くするという名目で彼の冒険に同行しようとするのですが、実はエトロンは既にディモバという幼馴染の女の子に声を掛けていました。 「剣を強くするため」というのを大義名分にエトロンに猛アピールをするウラニャとディモバですが、エトロンは見事なまでの鈍感系主人公で全く意に介しません さらに、三角関係だけかと思いきや次々に他のキャラクターも増えてきて、どんどん恋愛方面に治安の乱れが生まれていく、そんなファンタジーラブコメです。 1巻応援