「生ポのポエムさん」が遺した本格ホラー短編葬式ごっこ 吠夢starstarstarstarstarウマタロ2018年に逝去された怪奇漫画家・吠夢先生が遺した本格ホラー短編集。どの作品も手が込んでいて、普通のホラー漫画では終わらせないという気概を感じた。これほどホラー向きの絵が描けて、人間心理にも通じていたとは。生前に報われてほしかった。偏屈な兄と生真面目な妹の歯科医一家ドラマほたる 真夜中の歯科医 高田靖彦starstarstarstarstarウマタロ歯科医というかなりニッチな題材だが、非常におもしろかった。 専門的な説明もわかりやすく、何より一人ひとり患者たちとの人間ドラマがしっかり描かれている。 歯科医を営む兄妹の性格は正反対ながら、上手く役割分担できていてるし、物語のバランスがとても良い。 主人公の生い立ちには「野球」が深く関わっていて、大の野球ファン。しょっちゅう野球ネタが出てくるおかげで、お堅い仕事マンガという感じはしなかった。 兄と妹、家族との関係性も見どころ。 とにかく良いマンガだと思うのだが、続きは出ていないのが残念だ。 とはいえ①巻のお話としては綺麗に終わっているので、続刊は気にせずに読んで問題ないと思う。プロ別れさせ屋・・・これは面白いカップルバスター usistarstarstarstarstarウマタロ面白かった。探偵モノではよくあるお話の一つだし、ゲスの極みのような人間ドラマだけど、グイグイと読ませる面白さのある漫画だった。 依頼対象を調べ上げて接触し、男女の不都合な関係を円満に破壊するというのが一連の流れで、主人公である女調査員の卓越した仕事ぶりが読んでいて終始爽快。 ターゲットに合わせ変装を巧みに使い分け、狙い通りに相手を誘導していくのだが、同僚からは「あんたの性格最高ですね」(皮肉)と言われるほど、根性がネジ曲がっている人でもある。 もっと読んでみたい作品なので続刊にも期待したい。ウマタロ1年以上前『中島守男』をフォローをしましたウマタロ1年以上前『愛しています、キョーコさん。』をフォローをしましたウマタロ1年以上前『桑沢篤夫』をフォローをしました味付けはデスゲームで。デスゲーム飯 アオイセイ 仁藤楓starstarstarstarstarウマタロデスゲーム内の「食」を描いたいまだかつてない食マンガ。極限状態の食事なので、それほど豪華なメシは出てこないが、これが最期の食事だと思うと味わいも変わるもの。話によって様々な種類のデスゲームが登場するのも刺激的で飽きさせない。それぞれのシチュエーションごとに、参加者のエピソードが語られ、メシが作って一緒に食べるというのは中々に味わい深い。ウマタロ1年以上前『異種族レビュアーズ』をフォローをしましたウマタロ1年以上前『ピーヨと魔法の果実』をフォローをしましたウマタロ1年以上前『SUPERどうぶつーズ』をフォローをしましたウマタロ1年以上前『ツボデカ調書』をフォローをしましたウマタロ1年以上前『コイビトは鬼の姫』をフォローをしました « First ‹ Prev … 18 19 20 21 22 23 24 25 26 … Next › Last » もっとみる
「生ポのポエムさん」が遺した本格ホラー短編葬式ごっこ 吠夢starstarstarstarstarウマタロ2018年に逝去された怪奇漫画家・吠夢先生が遺した本格ホラー短編集。どの作品も手が込んでいて、普通のホラー漫画では終わらせないという気概を感じた。これほどホラー向きの絵が描けて、人間心理にも通じていたとは。生前に報われてほしかった。偏屈な兄と生真面目な妹の歯科医一家ドラマほたる 真夜中の歯科医 高田靖彦starstarstarstarstarウマタロ歯科医というかなりニッチな題材だが、非常におもしろかった。 専門的な説明もわかりやすく、何より一人ひとり患者たちとの人間ドラマがしっかり描かれている。 歯科医を営む兄妹の性格は正反対ながら、上手く役割分担できていてるし、物語のバランスがとても良い。 主人公の生い立ちには「野球」が深く関わっていて、大の野球ファン。しょっちゅう野球ネタが出てくるおかげで、お堅い仕事マンガという感じはしなかった。 兄と妹、家族との関係性も見どころ。 とにかく良いマンガだと思うのだが、続きは出ていないのが残念だ。 とはいえ①巻のお話としては綺麗に終わっているので、続刊は気にせずに読んで問題ないと思う。プロ別れさせ屋・・・これは面白いカップルバスター usistarstarstarstarstarウマタロ面白かった。探偵モノではよくあるお話の一つだし、ゲスの極みのような人間ドラマだけど、グイグイと読ませる面白さのある漫画だった。 依頼対象を調べ上げて接触し、男女の不都合な関係を円満に破壊するというのが一連の流れで、主人公である女調査員の卓越した仕事ぶりが読んでいて終始爽快。 ターゲットに合わせ変装を巧みに使い分け、狙い通りに相手を誘導していくのだが、同僚からは「あんたの性格最高ですね」(皮肉)と言われるほど、根性がネジ曲がっている人でもある。 もっと読んでみたい作品なので続刊にも期待したい。ウマタロ1年以上前『中島守男』をフォローをしましたウマタロ1年以上前『愛しています、キョーコさん。』をフォローをしましたウマタロ1年以上前『桑沢篤夫』をフォローをしました味付けはデスゲームで。デスゲーム飯 アオイセイ 仁藤楓starstarstarstarstarウマタロデスゲーム内の「食」を描いたいまだかつてない食マンガ。極限状態の食事なので、それほど豪華なメシは出てこないが、これが最期の食事だと思うと味わいも変わるもの。話によって様々な種類のデスゲームが登場するのも刺激的で飽きさせない。それぞれのシチュエーションごとに、参加者のエピソードが語られ、メシが作って一緒に食べるというのは中々に味わい深い。ウマタロ1年以上前『異種族レビュアーズ』をフォローをしましたウマタロ1年以上前『ピーヨと魔法の果実』をフォローをしましたウマタロ1年以上前『SUPERどうぶつーズ』をフォローをしましたウマタロ1年以上前『ツボデカ調書』をフォローをしましたウマタロ1年以上前『コイビトは鬼の姫』をフォローをしました
2018年に逝去された怪奇漫画家・吠夢先生が遺した本格ホラー短編集。どの作品も手が込んでいて、普通のホラー漫画では終わらせないという気概を感じた。これほどホラー向きの絵が描けて、人間心理にも通じていたとは。生前に報われてほしかった。