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最近Twitterのタイムラインにこの方の漫画が流れてくるのですがワニより見るのがツライです…。でもこの人の漫画を読んでみたいと思っていたのでJINBAJINBAから読んで見ようかな。

厳しい野良猫の世界の物語。
人間が勝手に猫の気持ち想像しているだけなのに、それは本当の猫達の魂の叫びじゃないのかと思わされる程に伝わってくるものがある。
緩い猫漫画と一線を画すシビアでアンタッチャブルな猫の世界を迫力あるタッチで描いているので猫好きなほどずしりとくる漫画です。

感想、何をどう書いてみても無粋だなと分かりました、なのでとりあえずみんな読んだらいいと思うけど、そんなこと言われても困っちゃうもんな…

くだんは航路の先の未来を知っている、で、船を乗り換える装置である。拍手。
くだんによって家族が別の舟に乗り換えて行ってしまうことを恐れていた主人公だけど、乗り換えてこちらの世界から居なくなるのはほかの誰かじゃなくて自分だった。拍手!
くだんは自身で予言したとおり殺されてしまった。乗り換えは完全ではなかったかもしれない。ただ、元の世界で家族や桜が願った皆の幸せは、あちらの世界で実際のものとなった。爆弾は落ちなかった航路の先へ、主人公は進んでいく。

それでも、「気持ちは相変わらず、あの悲惨な世界にある」し、「また心はあそこに戻っていく」。「色とりどりの襤褸をまとった、あの美しい舟の上に。」

心の置きどころの問題なのかもしれない。こうあればいいと願った世界がある、それに対しての現実など幻に過ぎないとそう思えたなら、その航路が終わった先で願った自分として目覚めるだけ。なんかとってもやばい思想ですが、この物語世界において、魅力的で、説得力しかないのです。

主人公に教育を受けさせたいと考えている清子さんにどうしても泣いてしまう。昭助兄さんも魅力的なお人ですが、私は清子さんが好きだな…

↑これだけだと、マンガへの感想には実はならないんですよな。私は漫画を読んでから原作小説を読んだくちですが、びっくりするくらい原作そのままのコミカライズだったんですね。
惹かれる要素の多くは小説由来かもしれないんですけど、たぶん小説のもつ雰囲気を100%100%以上に表現している…違和感がないというのは凄いことだと思うのです。
感想下手でいやになってくるな。

好きなので所有しているマンガです。

ともに梶原一騎梶原一騎原作の名作野球漫画でありながら、
巨人の星巨人の星」と「侍ジャイアンツ侍ジャイアンツ」はだいぶ作風は違いますね。
侍ジャイアンツはそもそも川上哲治が
「巨人軍にも侍が欲しい」みたいな希望を述べて
それにそった侍的な番場蛮が主人公として登場します。
巨人の星は、親子愛と求道者精神を野球選手で
描いていたような感じがします。
またどちらも漫画もアニメもヒットしたわけですが、
侍ジャイアンツのほうはわりと漫画とアニメで話が
結構違っていますね。
それに侍ジャイアンツはもしかしたら漫画よりアニメのほうを
見て覚えている人が多いんじゃないかな?
そういう点から、アニメ最終回しか知らない人には、
漫画の一読をオススメしたいですね。

釣りバカ日誌釣りバカ日誌
映画が最も有名な感があるが、
コミックの読み味は俺的にはかなりまったり
自分の趣味に釣りがなくとも、
釣りバカ日誌は趣味にできる。
時代背景もまたなんか面白い。
たぶんリアルリアルタイムは本当にサラリーマンにウケたんだろうな

或る時、何物かに魅入られる。

彼らは逸脱した所に誘い込む。気味の悪い触感を伴って。

土や砂、羽毛、目玉、祟り、経血や性交……生々しい触感が纏わり付きながら、自分で進んでいるようで結局大きな物に逆らえない、そういう神話や不思議語りが幾つか、語られる。

物語の終局も、常に大きな物、よく分からない意思や現象に支配されている為、結局人間の言葉では、「よく分かりませんでした」と言うしかない終わり方を、しばしば迎える。

そして残された人間の喜怒哀楽とは全く関係無く、異形が彷徨い、画面は途絶える。

手触りばかりがリアルリアルで恐ろしい「よく分からない」神話や説話。それは、心地良いばかりではない豊かな感情を、一言では言えない複雑な感慨を与えてくれる。

そういう感情を受け入れるか否かは、その人の生きる態度そのもののような気がする。

女性に触れると自分の意志とは関係なくいわゆる"ラッキースケベ"を引き起こす呪いを受けた高校生・颯斗と、彼と子供の頃に成り行きで結婚の約束をした"鬼"の女の子・サクラとのドタバタラブコメディ。

公式の煽り文句が【エチエチすぎて…悶絶!!】みたいな感じなんだけど、実際読んでみるとそこまでエッチじゃない、むしろ週刊誌のラブコメ枠のような丁度いい温度感のラブコメに仕上がってる。
主人公・颯斗の、思春期男子の好奇心も残しつつ呪いのために女子に近づかないようにしている誠実な感じには好感が持てるし、ヒロインのサクラだけでなく登場する"鬼"たちはみんなキャラが立ってて、何も考えず読んでも楽しい作品。そして地味に"鬼の少女・サクラとは何者なのか"や"颯斗の呪いの正体"など、1話で張った伏線を丁寧に回収して物語が進んでいくので、ストーリーを追っていても面白く読める。
竹書房竹書房の月刊キスカというあまりメジャーメジャーとは言えない雑誌の連載作ですが、ハイテンションなラブコメ好きなら是非読んでみてほしい作品。

1巻まで読了

ファイアパンチファイアパンチで漫画好きの度肝を抜いた藤本先生の描く少年マンガ。悪魔を狩るという王道のストーリーに対し、とにかくキャラクターみんなの頭のネジが外れているのがよい。魅力的なキャラクターたちも、誰も長生きできなさそうなのがつらい。悪魔のデザインや能力が中二心をくすぐる。幽霊の悪魔のデザインがめちゃくちゃ好き。アキくん……

「私はかつて、実の弟を誘拐した。」というインパクトのある帯の文句が目につく作品。言ってしまうと"禁断の恋愛"を描いている作品ではあるのだが、"禁断"だからこそ"姉"と"弟"それぞれの内心の吐露が真に迫る。姉は弟を思うためか罪悪感からなのか弟を遠ざけようとするし、弟は真っ直ぐに姉を求めるているようで記憶の中の姉と再会した姉との間で悩み苦しんでいる。でもひとたび出会ってしまうと行動が思考を上回ってしまう。いろいろな思考が巡りながら、"人が人を愛することのどうしようもなさ"を見せつけられているような気がする。

そしてこの作品で特筆すべきなのは、主人公が"姉と弟の2人姉弟"ではないということである。姉である日向子と弟の夏樹、そして夏樹の"双子の妹"の瑞樹。禁断の恋愛ともなれば周囲からの批判の目に晒されるという展開も往々にしてあるが、その目が他でもない身内、しかも親ではなく同胞の中にいるという息苦しさ。夏樹と瑞樹、そして他でもない日向子本人、果たして日向子は誰の目に「わるいあねわるいあね」として映っているのか。

1巻まで読了

今作にも再録されている「不快な読み物」の一部「街」を読んで鮮烈な衝撃を受けたまま10年近く、そこから派生して多くのかけがえない出会いを経て
清野さん、あなたがいなければ私はどれだけつまらない人生を送っていただろう?と本気で思って生きています。

世間的には清野とおる清野とおるはエッセイ漫画家としての認知が高いと思われますが、私の中では不条理創作漫画の人なので
令和の時代に氏の短編集を新刊で読める日が来るなんて感無量です。私がまあどうせいつか死んだらコミックスを棺に入れてほしいので、どうぞよろしくお願いいたします。

騙されたと思って読んでみてください。
100人読んだら99人が騙されたと、「これの何に心を動かされたの!?」ときっと思うことでしょう。そうではないひとりに、あなたがなるんですよ。そう、私のようにね

いずれにしても唯一無二の感情をお約束します。
おすすめです。

頭がおかしくなりそうな短編集で、笑いをこらえるのに必死だった。掲載されなかった(できなかった?)お蔵入りのマンガも読んでみたい。清野さんの絵が嫌いじゃなく、とんがった漫画を読みたい人におすすめ。

ひどいですね。たまにはいつもと全然違うやつ読んでみようとして振り切っちゃった…。絵はうまいと思うのでもったいないと思ってしまったけど、小・中学生男子には人気あるだろうなぁ~このセンス。

妻に離婚を切り出された中年が久しぶりの風俗でスッキリしようと思っていたら、ひょんなことから高校時代(80年代)にタイムスリップしてしまった…という話。

いじめられていたとかではないが思い残すことの多かった高校時代を、ある種中年の吹っ切れによってちょっと楽しくやり直している。その中でも、のちに結婚することになる妻と、あとはクラスの美人な女の子の間で少し恋心が揺れていたりする。
人生をやり直し、恋もするっていうタイムスリップものの王道ストーリーながら
80年代ならではの文化とか空気感がいい味付けをしている。最終的にはきっと現在に戻ったりするんだろうけど、その糸口もまだ見えないし、とりあえず恋の行方を見守りたい、第一巻だった。

最強の男は誰か、最強の格闘技は何か、を追求するなら
個々人の資質やセンスや体格や体力や修練度を
最高レベルで均一化したうえで、
打・投・極の全てをいかんなく発揮できるルールを作り、
身分や立場や金銭的なメリットデメリットなどのしがらみを
無くして平均化して、
多数が同時に心身ともにベストコンディションで
戦える場に選手一同を終結さけなければならない。
そんなことは現実には不可能だ。
だからこそ古今東西、漫画・小説・TV・映画という
夢を現実化できる世界で、数え切れないほどに
テーマにされて作品化されている。
だがそれでいて、いまだに
これが最高、これが究極、これこそがリアルリアルだと
万人を納得させる作品は出現していない。
リアルとドリーミイのバランス取りが難しすぎるのだろう。
ある意味で作品化、描写が不可能レベルな難題で
「最強論漫画」は永遠の夢永遠の夢なのかもしれない。
その最強論漫画への挑戦・証明のための手法として、
リアリティとドリーミイをいい感じにミックスして
凄くいい感じに魅せてくれているのが
原作・夢枕獏夢枕獏、作画・板垣恵介板垣恵介の「餓狼伝餓狼伝」だと思う。
矛盾した言い方になるがリアリティとドリーミイが
それぞれに充分に共存した漫画になっている。

空手・柔術・プロレス・ボクシングなどの
各種格闘技の(前記した条件を満たした)精鋭が
一同に会して闘うという
「現実にはありえんだろ」という世界を
小説(原作)や漫画だからドリーミイをある程度まで
魅せてくれている作品は他にも少なからずある。
「餓狼伝」もそういった、漫画だからこそ成立している
ドリーミイな面はあるし、その面での描き方も凄く面白いのだが、
それだけではない板垣先生ならではの上手い描き方が
「餓狼伝」では、なされていると思う。

添付画像は第三巻からの抜粋だが、
夜の公園で闘っている二人の攻防のポイントを
的確に判りやすくコマ割りして絵にしている。
そしてそれだけでなく、
「電灯が揺れる」
シーンを間に挿入している。
たった一つのコマではあるが、
普通に格闘場面を描き、そこにリアリティを強調しようと
だけ考えたら、なかなか揺れる電灯のコマなんて
この流れの中に挿入出来ない、描かない。
だがこの一見、たいした意味のなさそうな一コマで
単純に技に入り決める動作を連続写真的に
絵にするだけの漫画よりも、
投げ、電灯、絶息、手のクラッチという流れにすることで
リアルとドリーミイが判りやすく漫画として成立している。
こんな感じの、ただリアルを追求するだけの
絵やコマ割りだけではない、漫画手法としての
ドリーミイがあちこちに描かれている。
それはもともとの夢枕獏先生の原作にそれだけの
要素が詰まっていたのだろうけれど
それをまた板垣先生が上手く漫画化したんだな、
と感じている。

最強の男は誰か...