ひさぴよ1年以上前『古本屋台』は、他人に教えたくない気持ちを起こさせる自由広場本当は教えたくない漫画5わかるひさぴよ1年以上前『正直不動産』をフォローをしました切なくも爽やかな感動を呼ぶ、リバーサイドストーリー花に問ひたまへ さそうあきらstarstarstarstarstarひさぴよ「ここは何もないところさ でもね 何があっても水が流してくれるのさーーー」 多摩川近郊の町を舞台に、視覚障害者の青年・一太郎と、生活に困窮する女性・ちはやの、二人の心の交流を描いた物語。 ヒロインである「ちはや」を通し、視覚障害者の現実を知ることができると同時に、ちはやが抱える生活環境の苦しさにも直面させられる。 ちはやの家は、母親が居なくなり父子家庭でアル中となった父親をちはやが世話をして、家計を支えるため、ひたすらに働けども貧しい状態から抜け出せない。心が荒みきって、他人を助ける余裕など全くない状況から物語が始まることからも、この『花に問ひたまへ』が視覚障害者側の綺麗事だけで描こうとしていないことが伺える。 1話目での一太郎と出会いは、非常に気まずいシーンとなっている。早朝、急いで仕事に向かうちはやが、鬼のような形相でエスカレーターを駆け上がって、一太郎の持つ白杖を蹴り落としてしまうのだ。罪悪感を感じながらも、何もせずに立ち去ってしまうちはや。その後、町中のコンビニで一太郎に”発見“されてしまい、彼の優しさによって、ちはやの心は徐々に変わり始める…。 私たちは、障害者の物語と言えば、助けられるのは障害者の役割だと決めつけがちだが、この物語において本質的に手を差し伸べられているのは、ヒロインのちはやの方である。視覚障害者である一太郎が、ちはやにとってのヒーローのような存在となっている事が、人は目だけでモノを見るわけではない、ということを体現しているように思う。 視覚障害者にしかわからないことも、綺麗事抜きで読者に伝わりやすいように描かれていて、リアリティを持って伝わってくる。ヒューマンドラマとしても、ラブストーリーとしても上質な作品でありながら、障害を持つ人たちの日常を考えるきっかけを与えてくれる作品でもある。 ※ちなみに、冒頭でアリの巣を覗いてるお婆さんは、さそうあきら珠玉短編集「子供の情景」に登場する人物だったりするひさぴよ1年以上前『フイチンさん』をフォローをしましたひさぴよ1年以上前『渡辺電機(株)』にリンクを追加をしました55歳で突然、8歳と4歳の娘を持つ父親に…ステップ婚の漫画家が語る「子育てでズバ抜けてキツいこと」 | 文春オンラインひさぴよ1年以上前『都陽子』にリンクを追加をしました都陽子ひさぴよ1年以上前しあわせは食べて寝て待て 東京トイボクシーズ1−3 闘神スサノオー カムヤライド1−4 自由広場今日読んだマンガを書くだけのトピックひさぴよ1年以上前『東京トイボクシーズ』をフォローをしましたひさぴよ1年以上前『GOLFコミック』をフォローをしましたひさぴよ1年以上前『つりコミック』をフォローをしましたひさぴよ1年以上前君の薫る星 永田礼路短編集 https://manba.co.jp/boards/132876自由広場電子書籍のみでしか販売されてないのか...っていう単行本の情報3わかるひさぴよ1年以上前『【電子版】月刊コミックキューン』をフォローをしました « First ‹ Prev … 286 287 288 289 290 291 292 293 294 … Next › Last » もっとみる
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