「傷も後悔もなく、私たちは別れられる」 芸能事務所で働く杏珠は、元彼からの電話に出続けている。全てを忘れて前へ進みたいけれど、ひどい別れ方をした罪悪感や彼に支配されていた10年という月日に捕らわれて、その一歩が踏み出せずにいた。そんな苦しい日々を送る彼女に救いの手を差し伸べてくれたのは…かつて自らがスカウトした俳優の律だった。「俺はあなたに恋してる」真っすぐに思いを伝えてくれた律と付き合う事になっても、杏珠は傷つけ合う恋愛を恐れてしまい――素直に愛せない、不器用な男女の恋物語。【※この作品は「Let it be-素直に愛せない私たち-」の第17巻~20巻を収録した合本版です。重複購入にご注意ください。】