タナベキヨミ短編集
前作「たった一つ望むこと」から続く、さらにスピンオフ要素の強い「一抹の恋」。自分を差し置いて竹中半兵衛の弟子になった朱若(明石掃部)に反感を覚える秀吉子飼いの市松(福島正則)だが、朱若の愛らしさと人柄に惚れ込み、周囲仰天のある宣言を…。(16ページ)「遠くとも君に」師・竹中半兵衛のそばで、常に役立ちたいと願いながら、とある事情から、保護者的立場の黒田官兵衛によって、姫路へと連れ戻される朱若。いったんは落ち込むものの、半兵衛と官兵衛の交流の手助けに奔走することに…。朱若こと明石掃部の生涯に深く関わってゆく黒田長政(松寿丸)も登場。(40ページ)「めぐる陽はきっと」織田と毛利の戦いのカギを握る宇喜多調略のため、竹中半兵衛・黒田官兵衛と共に、故郷・備前に帰って来た朱若。父や妹、領民達には大歓迎されるが、継母・藍からは冷酷な言葉を浴びせられてしまう。その背後には、藍の実兄・宇喜多直家の陰謀の影が…。(50ページ)雑誌未掲載、計106ページ・あとがき2ページ付き。
小悪魔ティーチャー
【あらすじ】とある都会のオフィス街、ビルの隙間にぽつんとある昔ながらの喫茶店。そこそこのリピーターにも恵まれて、ランチどきにも癒しを求める会社員たちでいっぱい。順調にファンを増やしてきたそんな小さな喫茶店ですが、店主の何気ない一言で、愛娘三姉妹が波乱の道を歩むことに――?!ナンバーワンキャバ嬢兼婿取りセミナー講師:長女・明理(あかり)、地味な外見ながらも実は一部で人気の官能小説家:次女「葉子(ようこ)」、喫茶店フロア担当癒し担当の三女「あゆみ」が巻き起こすドタバタな日常4コマ。雑誌掲載分にくわえ、2010年に同人誌として発行した際のおまけページも収録。芳文社「まんがタイム」2009年7月号 - 12月号、2010年2、4 - 5月号に掲載分&同人誌描き下ろし。全68P。
Kiss & Away
【あらすじ】ガールズラブアンソロジー「Comicリリィ」掲載の女の子同士の淡い関係を描いた作品群です。売れない女性漫画家×女子高生モデルのお話「夢見る花と蝶」 メガネのしっかりもの生徒会長×会長に憧れる女の子の押しつ押されつの2編「号砲がわりのラブレター」「あの娘と告白までのドリームチェイサー」また、同発行元アンソロジー「コミックアニからめいつ」より「もってっちゃえ!セーラーふく」を収録しています。2009/10/31発行 comicリリィ Vol.1 (RICE RIVER COMICS) 、2009/12/01発行 comicリリィ Vol.2 (RICE RIVER COMICS)2010/03/01発行 comicリリィ Vol.3 (RICE RIVER COMICS)、2009年/12/01発行 コミックアニカラめいつ キュン萌えソング編(RICE RIVER COMICS)以上収録分
その花が夢見るものは
周りから一目置かれる美人の葵。その少女にはクラスメイトにも明かせない秘密があった…彼女は自分をこう言う、「わたしはコンプレックスの塊なの」。ひとそれぞれコンプレックスとはあるものだが、それが“やせたらキレイになる”とかそんなものじゃないとしたら…?年上の彼氏の存在や家族との確執、そういったものを乗り越えて、少女が辿り着く結論は?奥田桃子の初連載作品にして最高傑作の呼び声も高い1冊!!