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「俺と結婚してくれないか――?」◆学生時代に淡い想いを抱いていた王子様・小日向くんと8年の歳月を経て偶然の再会をし、プロポーズされた葵衣。だが、幸せ絶頂に思えるこの結婚にはワケがある。私たちは一度も愛し合ったことのない『仮面夫婦』なのだ――。結婚生活は、末期がんを患う小日向くんの母親が亡くなるまでのあいだだけ。そんな寂しさを拭えない新婚生活を、精神的にも家事手伝いとしても支えてくれたのは、葵衣が幼いころから児童施設で一緒に育った≪のじお≫だった。でも、夫婦の幸せも愛も望まないと固く心に誓ったある日のこと、夜中に目を覚ますと小日向くんがゆっくりと私に触れてきて――!? 私たち、仮面夫婦じゃなかったの…!? 『カタチばかりの夫婦+もうひとりの男』がひとつ屋根の下で紡ぐ、「家族を愛したことがない私たち」の物語。私たちは、愛し合ってもいいのだろうかーー?
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「ついていけない…これがお見合いのテンポ!?」レバ美は未婚の漫画家、34歳。ある日、妹から「お姉ちゃんの方が合いそう」とお見合い相手・コマ男を紹介される。期待せず会ってみると、ブサイクではなく割り勘男でもない、意外な“優良物件”で…。「まずは一緒に住みませんか」の言葉に軽く承諾すると、なんとマンション購入まで話は進んでしまい!?「結納はいつ?」「コマ男さんが挨拶に来たわ」両家も乗り気、困惑するレバ美をヨソに、どんどん進んでいく結婚話。「私、コマ男さんと恋愛さえしていないのに……。本当にこのまま結婚していいの!?」――恋愛と条件、そして世間の“普通”に翻弄されるレバ美が、自身のお見合い体験を赤裸々に描くリアルエッセイ!