白米からは逃げられぬ ~ドイツでつくる日本食、いつも何かがそろわない~
ドイツ在住の日本人漫画家が突如襲来する”日本食たべたい欲求”にドイツの食材で立ち向かうショート・エッセイ・コミック! アボカドでちらし寿司、ゆず胡椒ならぬレモン胡椒、ムール貝でみそ汁、生ハムで押し寿司etc,etc...おいしいドイツ食材+ひらめき+手抜き(?)から生まれるフュージョン和食の数々に連載時から大人気のエッセイが待望の単行本化!
MF輝平
サッカー少年の風祭輝平は小学時代に西小FCの輝平・水橋・木滑で三羽烏と言われCFとして活躍していた。中学になり輝平・水橋は公式戦勝ちなし県内最弱校の上水流中学サッカー部に入部。木滑は10年連続県代表校の鳴海学園サッカー部入部。そんな最弱校の上水流中学サッカー部に今年からの新米監督が顧問に…その新監督が最初に持ってきた練習試合はなんと、木滑のいる県内最強の鳴海学園だった! 試合が開始され圧倒的差に弱気になるメンバー達…だが、前半が終わり監督は平然としていた。監督は輝平にCFではなくMFへのポジション変更の指示。困惑する輝平…果して新監督の考えとは…? 輝平を機転に最弱校の成長を描いた青春サッカー作品!
HUGっと!プリキュア プリキュアコレクション
「HUGっと!プリキュア」のはな・さあや・ほまれ・はぐたんたちがくりひろげる、ドタバタ&感動の日常ストーリー。季節のイベントで盛りあがったり、初代プリキュアたちとスペシャルコラボしたり、アニメでは観られないオリジナルストーリーがもりだくさん。「なかよし」で連載中のオリジナルストーリーに加えて、単行本かきおろしの美麗イラスト&かきおろしまんがも収録。
犬木加奈子の恐怖シアター うばすて
小さな町の小さな店の前に、ある日突然、自動販売機が設置されていました。お店のおばあさんに尋ねても、朝起きて気付いたらすでに自販機はここに設置されていたと言うのです。販売機には可愛い赤ん坊の絵が描かれていました。この絵から想像するとベビー用品か何かかなと、自販機のボタンを押したところ……!? (収録作「うばすて」より)ホラー界の女王・犬木加奈子が描く迫力のカラー原稿が、当時のままに電子書籍でよみがえる!! 待望の単行本未発表・傑作短編作品集!
砂の金字塔
年の暮れ、場末の酒場の男の視線の先には、毎年恒例の歌謡界の音楽賞の発表会を映すテレビ。ちょうど今年のグランプリが岬あゆかに決まったところだった。岬あゆか…それはこの男、瀬尾俊太郎が3年前までマネージャーを務め全身全霊を込めて育てていた歌手だった――。3年前のある事件を契機に、マネージャーとしての立場も何もかもを失った瀬尾は、いまではごみ溜をうろつくハイエナのような暮らしにおちぶれていた。だが、この時にはまだ、自分に新たなる闘いの日々が訪れることなど瀬尾には知る由もなかった…。ドロップアウトした元敏腕マネージャー、落ち目の元人気作曲家、そして芸能界に命を懸けた少女の決死の成り上がり計画の行方は!? 芸能界の暗黒面を活写した傑作長編ドラマ!
新装・新編集版 柔侠伝
時は明治から大正へ。柔侠・柳勘九郎は時代の荒波に揉まれながらも、まだ見ぬ大陸の地へ思いを馳せる。挫折、死闘、出会いと別れ、疼く未練…… 猛き血あれど、情けあり。「今」を生きる全ての人に。バロン吉元の最高傑作が蘇る。<特別収録> ・「本書刊行に寄せて」バロン吉元 ・初公開の描き下ろしを含む、カラーイラスト10点&墨絵4点 <作品解題> あがた森魚/荒俣宏/かわぐちかいじ/草森紳一/栗原良幸/佐藤信/鈴木邦男/鈴木敏夫/竹宮惠子/前田日明/山下裕二/夢枕獏/四方田犬彦 ●雑誌掲載時のカラーページを再現。画業60周年記念 新装・新編集版 『柔侠伝』の連載開始と共に幕を開けた1970年代。同作の誕生から半世紀となる2020年を目前に控え、リアルタイムで連載を読んでいた鈴木敏夫(スタジオジブリ・プロデューサー)は下記のように述べている。「自分のベッドの傍に置いてある本の中で、漫画はバロンさんの作品だけです。自分の生きるスタンスをどこに置くべきか悩んだ時期に『柔侠伝』に描かれている生き方が大きなヒントになりました。ヤクザも学生も夜の女たちも、皆が同じ空気を吸っている。世界が分断されていない。その中で主人公が見せるリアルな明るさというのは、『前向き』というのとは違って、いつも『今、ここに生きている』姿です」 作中では理不尽と不条理の渦巻く社会の矛盾が色濃く描かれる。その中で主人公の柳勘九郎は、時に信念を貫き、時に揺らぎながら生きていく。多情多感、義侠心の強い彼の精神はバロン吉元の美学に基づいたもので、学生運動の盛んであった連載当時「右も左も、真ん中も読んでいた」と評される本作。そこに描かれる個性豊かな人々の生き様は、70年代を代表するヒット作品として多くの読者の共感を得、その人生観に多大な影響を与えてきた。日本を取り巻く情勢や、暮らし、流行など、様々な様式は当時と現代とでは大きく異なる。しかし、多くの人が生きることに困難を感じ、先の見通しが立てられない現代においてこそ、主人公・柳勘九郎が魅せる「今、ここに生きている」姿は更に輝きを放つ。今、この時代に新装版として蘇った本作は、単なるノスタルジアではなく、“平成のその先”を手探りで迎えようとしている我々にとって「新たな出発点」となり、同時に世代を越えた「回帰点」となるだろう。本作が多くの人にとって頼もしい道しるべとなり希望の灯となることを願う。
靴ずれ戦線 ペレストロイカ
ときは第二次世界大戦、ソ連とドイツの戦いのなか、ロシアの魔女ワーシェンカとお目付けナージャのコンビがあっちをうろうろ、こっちをうろうろと転戦する。お化けと戦争が交錯するローリングストーンな変てこ戦記が完全版として復活!