オレが腐女子でアイツが百合オタで
入れ替わり生活を送るうちに、少しずつ保科を意識しはじめる吉田。 そんな彼の前に保科の父親が現れて!? オタク男女のハイテンション入れ替わりコメディ、クライマックス!
boy meets “crazy” girl
むき出しの才能、デビュー! キミの狂気に恋をする。ある男の子になりきる女の子、退職する先輩の前で思い出を燃やす後輩女史、永遠に来ないバスを待つ女子高生、ラブホテルをお城と夢見る女子大生…。女の子のチカッと光る狂気を切り取ったショート9編のほか、理解し得ない男同士の出会いを描いた2編を収録。あなたの心臓にまっすぐ転がり込む、フツウじゃない新鋭・川夏子のデビュー短篇集! <収録作品>[boy meets “crazy” girl]:「キミになりたいガール」「ダンシングガール」「0か100かの極端ガール」「昼夜逆転ガール」「バス待ちガール」「七変化ガール」「アバター オブ ユー」「お城に夢見るガール」/[boy meets “crazy” boy]:「店長とバイトの話」「りそうのひと」/描き下ろし[girl meets “crazy” girl]:「自信過剰ガール」
ぼくらの神さま~信心にまつわるアンソロジー~
あなたにとって、神さまとはなんですか? ――すべてのひとの人生にひそむ「宗教」について問い、答えたり答えなかったり、考えたり考えなかったりする、創作漫画アンソロジー。ユニークな感性と個性に満ちあふれた、実力派の作家たちが執筆する同人誌『ぼくらの宗教問答』を電子書籍化! (本書には特定の宗教や団体を指す内容は含まれておりません)※この作品の4巻には『銀の弾丸/西屋』、『キシリアの露/sono』が収録されています。
会社のおじさん 今日もBL?
谷中(やなか)は中間職のサラリーマン。扱いづらい部下の教育に悩んでいたところ、何故か里見(さとみ)が色々とフォローしてくれる――。「おや?谷中くん。それって“びーえる”では?」。娘(腐女子)の受け売りで“びーえる”ワードに詳しい千駄木(せんだぎ)が今日もハッスル(笑)。思わずクスリと笑っちゃう、ありそうでなかった(?)会社のおじさまによる日常系ほんわりマンガ。部署内が徐々に“腐”されてゆく…。
シングルマザーは再婚できない
離婚して5年…最近、彼氏ができました。再婚だって考えたいけど…息子は彼になつきません(涙)。今日も息子に怒鳴ってしまい、彼氏の“ため息”に不安が募る…。ああ、「恋」と「育児」と「仕事」って…両立可能なんだろうか…!? そんな悩めるシングルマザー依子(よりこ)は祖母が秘めていた50年前の記憶にふれ――表題作『シングルマザーは再婚できない』。その他、予期せず入った3千万の遺産が仲良し家族をむしばんでいく『遺産のドロ沼』。自己中で思いやりゼロの夫と別れる画策を進める『離婚計画 ~みじめな夫が目に浮かぶ~』。さらに、夫と子供がありながら、大好きだった初めての彼氏との電話デートにときめいてしまい、ついに会うことに――『不倫願望 ~主婦35歳、初カレと会ってみる~』などなど、現代の悩めるオトナ女子が直面する「愛情」と「憎悪」、「お金」と「現実」、そして「家族」と「夫婦」をドラマチックに描いた胸打つ感動のストーリー6作! 大ボリュームの240ページ!!
遊女哀歌~母に売られた大正生き地獄~
大正六年、東北の寒村の少女ちゑは貧しい家の窮状を救うため、母に千円でその身を東京・吉原の遊郭へと売られていった。「珍しいものたくさん見て、キレイなべべ着て毎日笑ってるだけでいい」…そう吹き込まれて遊女となったちゑだったが、現実はまさに“この世の地獄”――。醜い老人に処女を奪われ、客の残飯を漁り、姐女郎を見舞った残酷な破滅を目の当たりにし、そして挙句の果てに信じていた身内にまで裏切られ…! かんざし職人の男性への純愛を胸に秘めながらも、ついにおのれの命を懸けた決断をするちゑだったが――!?
華本さんちのご兄弟
「小さなお茶会」、「黒のもんもん組」、「幻獣の國」など、メルヘン、ギャグ、ファンタジー……と、漫画の様々なジャンルに傑作を送り続けた猫十字社が、リアルな現実を舞台に描いた伝説の青春ラブストーリー。華本さんご一家は、長野県松本市に住んでいる。一家は男ばっかりの4人兄弟と、猫一匹の母子家庭。長男は社会人の医者だが、次男の蝶太郎、3男の梅士、4男の桜彦はいずれも地元の国立医大の学生であり、すべて美形で、バイク乗りである。猫の名前はミチゾー。この猫もまたオスで、青春真っ盛り。信州の美しい自然を背景に、学生生活真っただ中の3人と一匹の、かけがえのない、苦しいほどに甘美で切ない恋物語が綴られる。華やかな紅葉が織物のように山々を彩る秋の信州を舞台に、4男・桜彦の恋が描かれた「金の鯛やき 銀の蛸やき」。みずみずしい新緑の季節に紡がれた2男・蝶太郎の恋を描く「な、泣きそベイビー」。夏の松本を舞台に、猫のミチゾーが出会った新しい世界と恋を描いた「ミチゾー、その愛」。降り積もる雪に夕暮れの賑わいが包みこまれた静かな街で奏でられる、3男・梅士の失われた恋を描く「ライト・マイ・ファイア」。そして、女の子の視点から描いた美しい間奏曲のような「間物語」と「みゃんか」のシリーズ6作完全掲載。傷つきやすく、壊れやすく、そしてひりひりするようなさまざまな恋。かけがえない、青春の切実な時が、鮮やかに切り取られる。
泡と兎と首飾り
1978年のデビュー以来、猫十字社は漫画のあらゆるジャンルに挑戦し、さまざまな表現の手法を編み出していった。そして結実した作品は、とてつもなく優しく、大きく、悲しく、楽しく、猫十字社ならではの独創的な世界が繰り広げられていった。「小さなお茶会」、「黒のもんもん組」、「幻獣の國」……長期にわたる連載作品だけをとっても、メルヘン、ギャグ、ファンタジーと多様であり、その間に書かれた作品の一つ一つも、それぞれが唯一無二の内容である。この作品集はこのような多彩な顔を持つ猫十字社作品の軌跡を、短編作品を中心にて編み、垣間見ていく傑作集である。「宝石の女」は爛熟した19世紀初頭のパリを舞台に、ノンフィクションに形を借りた耽美的な異色作。「日々の泡」は日常から立ち現れるさまざまな思いを、幻想的なモチーフを使い、軽やかに描き感動的に昇華した珠玉作。「ヴィーナスの椅子」はふと、自分に立ち返る時を迎えた女性の心に寄り添った恋のお話。そして「獅子のいる里」、「水酔放浪記」は究極のファンタジー作品。民間神話の伝承をヒントに、生と死の彼岸からの穏やかで限りない救いに、心地よく酔いしれる作品。ここでは私たちの知っている時間は停止して、夢幻に満ちた世界が出現する。各作品は多彩だか、そこに通底するものは、生きることの喜びと痛み。この切実な思いが軽やかに、楽しく、切なく描き切られている。
えくすとりー夢
恋に落ちる瞬間は、時が止まり、目くるめく夢のよう気持ちに満たされる。この不思議は、実は「夢の精・ミミコ」が「夢の国・えくすとりー夢」で恋をつかさどっているからなのだ……! 「夢よりもドリーミー、現実よりもリアル」な「えくすとりー夢」の世界は、ナオミ・レモンでなければ描くことができない、蠱惑的でおしゃれな異次元空間。女たちも男たちも、圧倒的に美しく、官能的で、そしてどこか物憂げ。媚びることなく、毅然としていて、でもどこかに孤独の影を引きずっている。街角、深夜のオフィス、雲の上(国際線の機内)、学校からの帰り道、ベッドルーム、腕の中……と、6つ恋が語られる。また、今回の配信にあたって雑誌掲載時から大幅修正と書下ろしの「あとがき」も収録した。作者ナオミ・レモンは、現在アメリカ在住。バンド活動の傍ら、ファッション誌にイラストを描きつつ、安野モヨコ先生のアシスタントを経験後、マンガ家としてデビュー……という経歴。漫画の手法、枠組みを生かしながら、それにとらわれない新しい感覚、卓越した画力でナオミ・レモンが描きあげる華麗な世界! もはや夢と現実はその境界を極限(エクストリーム)まで縮めていき、二つの世界は幻想的に交差し、響きあう!!