カルラ舞う! 葛城の古代神
阿修羅神道の3人を仇と狙う土蜘蛛衆の攻撃に巻き込まれた舞子と近江。一方、葛城の地を剣持と巡りながら自分の心と向き合った翔子は、白妙への気持ちに疑問を持ち動揺して…!?
【星合 操の秘密の図書館】
「退屈だわ」「それは聞き捨てならないな。この僕と一緒にベッドにいて、そのセリフとは」「あなたの事じゃないのよ。もう下に戻らなきゃいけないわ。あの退屈で…うんざりする…茶番劇の中に…」2人は鹿鳴館のパーティー会場に降りた。「ねえ鷹久。面白いゲームを思いついたわ。あの娘を誘惑して。あの娘はまだ何も知らなくて未来はバラ色だと思い込んでいるのよ」ところが彼女は鷹久の誘いを断った。「真砂妃夫人。あなたの提案に乗りましょう。あの娘を誘惑してみせますよ。私を拒んだあの反抗的な目を私の下に組み敷いてやろうじゃないか」その娘は真砂妃夫人の妹だった!?「あの娘の体の味は、あなたに似ているのだろうか?」「早く確かめてみる事ね」
【星合 操 官能の美学】
美村瞳、23歳。出身地、不明。これまでの経歴、前職も不明。そんな女がひと月前、大平産業株式会社に突然社長秘書として入社。その日以来、社長の大平朝吉は、社員が皆あきれるほどのエロおやじぶり。女は甘ったるい声と甘ったるい笑顔で、まさに社長を手玉に取っていると言ったところ。まあ、実際にこうして間近に見ると、小柄ながら抜群のプロポーション。服の上からでもハッキリとわかる豊かな胸。細いウエスト。引き締まった脚。そして顔は、繊細な手作りの人形のように可憐で、セクシーさだけでなく、どこか守ってやりたくなるような儚さを漂わせている。しかし、この女は悪女だ!!こんな女は許しておくわけにはいかない!!いきなり小脇に抱えて、拉致監禁!?
わっちゃんはふうりん
時は大正、ひとつ屋根の下で暮らす、わけありの男女…。“わっちゃん”と呼ばれる女性の過去が明らかになるとき、それぞれの思いが動き出し…!?愛憎、コンプレックス、秘められた恋心…。人間模様を余すところなく描き出す傑作人間ドラマ!
彼は今、恋をしている。
「この髪も、この指も、体ごと全部…オレのものにしたかった――」義妹からの旅立ちを決めた、春。(「僕らの星座」)兄の彼女を奪いたかった、夏。(「水色花火」)見つめていた彼女のヒミツを知った、秋。(「告白」)そして…もう一度、野球への夢と恋をつかもうと思った、冬。(「あとひとつ」)片思いの4人の男の子が感じた恋の痛みと大人になる瞬間を、フクシマハルカが瑞々しく描き切った傑作“片恋男子”ストーリーズ!