フットボールネーション 1巻
サッカー雑誌の女性カメラマン・緒形は、ある時、アマチーム「東京クルセイド」の取材を命じられる。そのチームの選手応募要項は「脚のきれいな選手求む!」…ふざけたチームだと、しぶしぶ河川敷に出かけた緒形だったが、そのチームとは別に、ある才能に出会う!河川敷を根城に、草サッカーチームの助っ人をしている“ジョーカー”こと沖千尋だった。その才能に目をつけた「東京クルセイド」の監督も、千尋をチームの助っ人として依頼する。「パスミスになるけど…」―全力でやるように監督に言われた千尋は、大胆な発言をする。初めは宣言通りパスミスを繰り返していた千尋だが、チームメイトが彼の実力を認め、彼の意図通りに走り出したらパスが面白いようにつながるようになる。これだけの才能がなぜ、今まで埋もれていたのか?試合後、チームメイトの誰もがそう思いつつも、千尋をチームに迎え入れようとする。だが、当の千尋がそれを拒否!今をときめく高校現役Jリーガー、一ノ瀬迅とも浅からぬ因縁がありそうな千尋、彼の正体は一体…!?また、「東京クルセイド」監督が求める「脚のきれいな選手~」の真意とは!?
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MOONLIGHT MILE(21)
2025年のインド・パキスタン核大戦による世界の大混乱は、当然、月世界の政治にも波及した。ロストマンと共に権力の座にいたファトマは粛清され、ひとり放射能渦巻く地上へと放り出されたのだ。月面の支配をもくろむ“何者か”と戦う覚悟を決めたファトマは、かつて血で血を洗う覇権争いをしていた中国と手を組む。月は夢の象徴なんかじゃない。欲望と野望うごめく、地上の映し鏡なのだ。いや、それ以上だ。だからこそ面白い。
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