恋人に裏切られたり、あらゆる事が上手くいかない男がフラダンスに出会う…という話だけど、フラの信念、言葉や動きの意味を知れたのが印象的だった。穏やかでゆったりしたなかに、揺るがない芯がしっかりある感じ。人間ドラマとしてがもちろんだけど、フラダンスの奥深さにも気付ける素晴らしい読切。
なんとなく読んでいて宮村という男にイライラしていたら予想外の流れになってきて、一気に引き込まれました。てっきり主人公が…と思っていましたがまさかの結末でしたね。彼にもなにか裏がありそうだなとは思っていましたが… 面白かったです。
Cookie2022年11月号掲載「魔女のてしごと」の続編。主人公は、厳しい父親や都会の荒波から逃げて、のんびり暮らすことを夢見て田舎へ移住してきたものの、アルバイト先の農家の社長が厳しく、そこからも逃げてしまう女性。そんな彼女が逃げた先で出会ったのが、魔女のてしごとにも出てくる草木染め作家のキキさん。これは前編で、逃げ癖がついてしまった主人公が、逃げずに続けられるものに出会えるのかどうか、後編でしっかり見届けたいと思える話です。前作の主人公とその彼のその後の関係性にも注目。
子どもが大嫌いなのに、実家の幼稚園を継ぐために通いたくもない大学へ通い、ストレスからかいつも頭痛と腹痛に悩まされてイライラしているため同級生からも距離を置かれてしまっている主人公は、鎮痛剤の影響で構内で爆睡。知らないうちに医学部の男子・三上くんに連れてこられたのは、森の中で草木染めの作家をしているキキという女性の家。彼女がいれるハーブティーを飲み、さまざまな香りにつつまれるうちに、少しづつ心のトゲトゲが柔らかくなっていく…という話。 今日読んだCookieにこの話の続編と思われる読み切りが載っていて、こちらが未読だったことに気づき読んでみましたが、そのうえで最新話を読むとニヤニヤが止まりません。いろんな人を主人公にしたシリーズとしてもっと読みたいですね。
田舎で、いわゆるヤングケアラーにあたる生活をおくる女性が、暗い夜道を歩いているような毎日から少し明るいところへ足を向けられるようになるまでの話。ヤングケアラーの実情とか闇みたいなものにフォーカスする内容ではないのでそんなに深刻な感じはないですけど、物語としては最後に少しスッキリできるいい話でした。黒島さんが最後まで悪い人にならなくてよかった。
恋人に裏切られたり、あらゆる事が上手くいかない男がフラダンスに出会う…という話だけど、フラの信念、言葉や動きの意味を知れたのが印象的だった。穏やかでゆったりしたなかに、揺るがない芯がしっかりある感じ。人間ドラマとしてがもちろんだけど、フラダンスの奥深さにも気付ける素晴らしい読切。