音楽でもそうなのですが、トリビュート企画というものが好きで、クリエイターが自分の才能と愛で持って新たに作り上げる作品はまた違った魅力を見せてくれます。 この本を実際に手に取って貰えれば分かることなのですが、一流の漫画家さん達が「蟲師」という作品にがっぷり4つに組み合い、自分達のアレンジで、新たな作品を産み出しています。 外れの無いアンソロジー集であり、作者の手を離れた蟲師として一読の価値があります。
こんな凄い日常SFファンタジーがあったとは!マンバを使ってなかったら知らなかったかもしれない。 いや名前は知ってましたけども、なんでもっと早くちゃんと読まなかったんだと後悔しました。 『全知図書館』『迷宮団地』『地下世界』…こんなワードが琴線に触れそうな人は必読です。 ふたりの少女が地球の不思議、いや宇宙の不思議に、巻き込まれてしまいながらもいたってマイペースに友情のような恋のような心を育んでゆく描写が感動的でもある。 なにかと主人公が服を脱がせられがちなのにエロを描こうという気持ちが無さそう。など、この作者にしか描けない独自のワールドが展開しています。 全2巻というのは短い気がしますが、次回作があるならそんな楽しみなことはないです。
タイトル通りまさしく「ニセミコさん」。 そしていつも神社の前を通って拝んでいく青年。 このとてもいい二人の関係が見れた。 会話のやりとりのリズムが心地良い。 ずっと見ていたくなる! 心の声がないのもフラットな感じがして好き。 2話とも裏切りもあっていい読切だった。 http://www.moae.jp/comic/nisemikosan
何かあっても絶対に傷つきたくないから、表向きは人好きに振る舞って、本心では誰のことも信用しないように生きている主人公。そんな彼女が、そんなことどうでも良くなるような恋をした。ただそれだけの話です。でも、その普通がめちゃめちゃ怖いんですよね。そういう切り口で描かれた漫画は初めて読んだのですごく面白かったです。あんまり普通って言葉を何も考えず使うのは好きではないですが、すごく普通のことを描いた漫画。それ以外に言いようがない。
※ネタバレを含むクチコミです。
どう考えても駄目なのにぽっと出の新人作家に振り回されている編集部の滑稽なことよ…だって売れるんだもん仕方ないじゃんね。タイトルに「ンニック」てつけるのもなんとも絶妙なチョイスじゃないですか。「ンニえもん」でいいのにあえて。 むしろ今の御時世で3巻まで続いたことが奇跡だと思うし、数十年後にはパクりすぎて打ち切りになった漫画としてプレミア付きそう。笑 オチも良かったです。ちょうど忘れかけていたネタだった。 前作「御蚕様改良記録」との落差も凄いです。
ちょこちょこ雑誌では読んでいたのですが実写映画化!とのことでぜひ読んでみよう!読んでみることをオススメします! 久々にパラリと雑誌めくっても相変わらずダイビングはしてないし変態話してますねww 大学のノリ、3、4人でつるんでいたあの頃…もしかしたら懐かしい気持ちになるかもしれない! 映画予告でも本当に全裸キャスティングしてたので地味に期待しています!
自称どこにでもいる関西人の新米教師が赴任した丑光高校には百七不思議が存在する!いやいや107ってありすぎだろ、こりゃ完全にギャグ漫画だなと思ったら意外とちゃんとホラーでビックリ。というかハイレベルなシュールギャグだった!大きな黒目がまことちゃんを彷彿とさせる謎の小学生スイカちゃんは百七不思議の一つ。彼女に振り回される新米教師の慌てふためきようがもっと見たい。
音楽でもそうなのですが、トリビュート企画というものが好きで、クリエイターが自分の才能と愛で持って新たに作り上げる作品はまた違った魅力を見せてくれます。 この本を実際に手に取って貰えれば分かることなのですが、一流の漫画家さん達が「蟲師」という作品にがっぷり4つに組み合い、自分達のアレンジで、新たな作品を産み出しています。 外れの無いアンソロジー集であり、作者の手を離れた蟲師として一読の価値があります。