お酒自体好きではあったものの、独特の風味や匂いが合わず中々好きになれなかった日本酒。ですが、この作品を吟醸酒作りに人生を賭け取り組んでいる人達の熱い思いがあることを知りました。そして日本人でありながら日本酒に関する知識が無い事にも気付かされましたが、単に日本酒のうんちくを語るのではなく、主人公の佐伯夏子が出会う試練を通して教えられるので、嫌味がないので受け入れる事が出来ます。日本酒を飲んでみたくなる「夏子の酒」悪くないです。
2巻がでましね。もう読んだ人、います?
型破りなテロール教授の能弁がとにかく痛快。テロルとカルトの関連性を独自の視点で一刀両断するのだが、私達の身近に潜む無知の脅威を啓蒙される。テロール教授のもとに集う学生たちも個性豊かで、教授に振り回されながらもなんだかんだ楽しく青春している姿に和む。
第一次世界大戦後のフランス・パリを舞台に、フランスに赴任した帝国軍人が伯爵令嬢と出会い、そこから始まる壮大なドラマが展開される感動のロマンスストーリーです。 主人公の都筑の恋愛だけでなく、芸術家として一人前になるためにパリへ来ている多くの日本人を含めた外国人の情熱的な生き様や、実在の人物(藤田嗣二やパブロ・ピカソなど)の錚々たる面々も物語を盛り上げ、思わずうっとりとしてしまいます。 一方、日本人やアジア人に対する差別などもしっかりと描かれており、当時のきらびやかな雰囲気と殺伐とした雰囲気どちらも肌で感じるようにリアルです。 ひとりの平凡な男が辿る、壮大なメロドラマ。一本の映画を観たような気持ちになります。
ここで無料2話読んで、あ、これ、紙で読みたいと早速買いに。 初めての本屋さんだったので(他が開いてない)なかなか探せず検索端末でレシート出すと『スタッフに声かけて』 ……なんで?と思いながら こんな時にすいませんと思いつつ受け取ってレジへ。 ゲイ漫画が嫌い、とかじゃなく、昔からこの方の絵、あんまり好みではなかったのだが、ただの食わず嫌いだった模様。 ただ字が多い笑 そうかこういう人だったのかー。 ドラマは見ていたけど、いい配役だったのね、と改めて。 朴訥とした西島さんや拗ねる内野さんをフフフと思い出しながら読みました。 これから楽しみが増えた。
30巻読了。 ドラマ1、2シーズンと見てましたが、原作は初めて。 恥ずかしながら一つの命が生まれることは、普通じゃないんだって本当に奇跡なんだなって当たり前じゃないんだなと思わせてくれる考えさせてくれる素晴らしい漫画。 今、普通に心臓が動いていること、生きていること自体が当たり前じゃないんだなって思う。 自分を産んでくれた母親と母親を産んでくれた祖母と、、って、命が繋がっていて生きていくことの偉大さを感じる。 ふっと気が抜ける場面もあるから、読んでいて肩も凝らないし、色んな年代の人に勧めたいなと思う漫画です。 30巻で完結と勝手に思い込んで読み始めたのだけど、まだ続き読めるのは素直に嬉しい。 わたしは登場人物皆それぞれ素晴らしいと思うけど、四宮先生のクールだし冷たいけど内に秘めた情熱、不器用で伝わらないけど妊婦さんへの冷徹な優しさに何度かグッときた。
2019年の春ドラマで登場人物の再現度が高く好視聴率を叩きだしたことは記憶に新しいところでしょう。 「きのう何食べた?」の凄いところは悲喜こもごもの人間ドラマを前半に描き、中盤から後半にかけてはシロさんの作る料理を通してほのぼのとした日常、日常の有り難さを描写、そこにきっちりオチまでつけて毎回1話完結させているところでしょう。 登場人物が劇中できちんと年齢を重ねて、とりまく環境が変わっていくのも面白さを感じるポイント。 事務所の所長と美容院の店長になった二人、年齢が作中で50歳を越えただけにこの先どんな展開が待つのか注目ポイントです。
サッカー漫画は世に多くありますが、監督目線の漫画はそう多くはない。 GIANT KILLINGは、達海猛という監督が主人公の話です。戦術面での話が登場するので結構サッカーについて学べることも多く、選手を使うことの難しさなんかもわかります。チームの負けが続くとサポーターの怒りがチームに向かい、運営することの難しさも分かったりします。30巻を超えたあたりから、主役は選手中心の物語へ移っていきますが、あくまでも根底にはサッカー監督としての思想を感じさせてくれます。 色んな角度から、サッカーというスポーツを捉えている作品です。
数年後に迫る破局的な結末を知り歴史の改変に動く草加と、その考えを深層で理解しつつも歴史改変に抵抗感を覚え、仲間を守りつつ別の方策で解決を図らずを得ない角松のジレンマが見事に描写され、ストーリーに深みを与えています。いざ自分が同じ立場に立たされたとしたら、どう行動するだろうか…と深く考えさせられる作品です。
第一話読んだ。 前作「バンデット」の勢いとかキャラの強さ、圧みたいなものの描き方が好きなので、この新連載も楽しみ。 2199年。 AIや機械に頼り戦争にも人間を必要としなくなっていたが、「大断絶」が起き、文明は若干の退行を見せ、再び人の生身が必要になっているという時代。 主人公は「配信者」で有名になることを夢見ているが、復興が目の前に横たわった世間の状態では白い目で見られている。 社会が裕福で許容できる時代じゃないと立場が低そうだ。 そんな彼が兵士になるため、圧倒的にリアルな仮想現実の中で、肌で過去の戦争を体験することになるのだが、その様子がなかなか痺れる。 偶然だろうが、たった一発の銃弾が向かった先に人がいればあっさりと命は摘み取られるのが戦争のリアルだ。 戦争、死の現実感を目の前でまざまざと感じ、ちゃらんぽらんな生き方をしてきた主人公はどうなってしまうのか。 過去の戦場と未来の戦場を横断する感じになっていくのか。 「12モンキーズ」という映画で、未来では囚人が過去の戦争に参加したり、重大な事件を阻止するために過去に送られるというシーンがあって、それをふと思い出した。 映画「マトリックス」然り、圧倒的な現実感を持った仮想現実は現実とほぼ変わりない。 最近でも、VRと自覚したうえで斬首を受けた人が、体調に異変を生じてしまったという話がある。 リアルすぎて痛みを感じられるほどの仮想現実の戦場での死は、精神が死を感じ取って現実の死に直結してしまうのではないかと勝手に変な心配をしてしまった。 大作になりそうな予感がビンビンするので、ぜひ最後まで描き切ってほしい。
お酒自体好きではあったものの、独特の風味や匂いが合わず中々好きになれなかった日本酒。ですが、この作品を吟醸酒作りに人生を賭け取り組んでいる人達の熱い思いがあることを知りました。そして日本人でありながら日本酒に関する知識が無い事にも気付かされましたが、単に日本酒のうんちくを語るのではなく、主人公の佐伯夏子が出会う試練を通して教えられるので、嫌味がないので受け入れる事が出来ます。日本酒を飲んでみたくなる「夏子の酒」悪くないです。