タイトルから「宇宙飛行士を目指す女の子の話かな?」と思っていたらそれだけじゃなかった…!!ありすの背景がすーっごくいい、深い。宇宙のように。 犬星くん~…1話ラストの彼の言葉にぐっときました。これがありすを導くしるべになるんだ…!ドリームクラッシャー、言い得て妙。だけど正論。小中という若さで言われるときついけど!というか本当に頭良すぎるな犬星くん…。 素直で一生懸命なありすと、知識が豊富でそれをありすに教えてくれる犬星くん。知識があるとこんなに楽しいのか!って感動しますこれ。本当にすごい…勉強苦手でしたが、今になって学びたくなりました。3話の犬星くんも良すぎる。電車のシーン、泣きそうになった。立派、かっこいい、素敵。切ない、けれど前を向いて進んでいこうとする二人が最高。どんどん続き読みたくなる。素敵な作品と出会えて嬉しいです。
ありすの日々の成長が、楽しい。 スポンジのようにどんどん吸収していく様が、気持ち良い。 素直って本当に素晴らしい!! 犬星君との出会いで、ありすの今まで閉ざしていた扉が開いていく。 見て見ぬふりをしていた事への新たな発見、知ることによっての発見、発見、発見の連続。 ありす自身の輝きも増してくる。 わからない事がわからなかったありすの成長物語。 これからもずっと、すっと、応援して、見守っていきたい作品。
今スピリッツで続編が連載されているのですが、肝心な前作が未読だったので読んでみました。幼馴染の拓、りこ、直樹。拓はりこのことが好きでしたが、高校生になったりこは直樹と付き合ってしまいます。しかし家庭の事情で直樹が海外に行ったことをきっかけに、チャンスが欲しかった拓は「りこが自分のことだけを考えてくれるように」と悪魔に願掛けをしてしまいます。こうして悪魔の呪いを受けたりこは定期的に拓の◯◯◯を飲まないと死んでしまう身体になってしまったのです…!伏字の◯◯◯とはあなたの頭に浮かんだそれのことで間違いありません!要は無茶苦茶エロい漫画なのです。毎話エロシーンがあります。しかも途中で直樹も日本に帰ってきてとんでもなくエロいことになります。全2巻とは思えないくらい読み応えがあって、これは数年越しに続編が始まるのも納得です。
めっっ……ちゃくちゃ心温まるお話でした。卯之助さんの思い出の中のりほ子さんがいつも朗らかで可愛らしくて、すごく美しくて。そんなりほ子さんの遺してくれたレシピを見て料理を始める卯之助さんが、すごく素敵。 初めてのお弁当を作り上げて前を向き、書きかけだった作品を完成させたのがとてもかっこいいです。その時の表情がたまらなくて…!目のクマもなくなって、明るくなったなと…読んでてこちらの気分が明るくなりました。 料理やご飯の描写も緻密で綺麗です。ほとんどトーンがなくてペンでひたすら描いてるのかな。味があって素敵。それと3話は特に料理の描写が丁寧で、普段やらないけど料理してみたくなりますね。卯之助さんと一緒に頑張ってみたいな、そんな気持ちにさせてくれました。
一人の女性が、日本人女性初の宇宙飛行士の船長を任されるという快挙を成し遂げるまでを描く物語。 https://bigcomics.jp/episodes/d6a70645fb08e/ 彼女が小学校の頃に話は遡る。 みんなから人気の小学6年生、朝日田ありす。小6の終わりに転校してきて、運動神経抜群の謎の美少女転校生として周囲からはいつも噂される存在だった。 「両親を亡くしている」「帰国子女だからカタコト」「天然キャラ」「ありすはウチらの赤ちゃんなんだから」と好き放題言われていた。 そんな彼女にはある悩みがあった。それは言葉が分からないこと。 親の教育で、海外に行きバイリンガル教育を受けていたが、英語と日本語どちらの言語も中途半端になってしまった「セミリンガル」というもの。両親はそれに気づく前に亡くなってしまった。その状態で、彼女はどこに行っても目の前の話についていけないまま12年間過ごしてきたのだ。 それに気づかせてくれたのは勉強ばかりしている神童と名高い犬星くんだった。彼女が天然ではなく、そもそも言葉を分かっていないことを見抜き「おれが君を賢くする。」 と宣言し、二人で奮闘していくことになった。 これは素晴らしい…。 読んだとき、これは自分の話か?と思ったほど。 「セミリンガル」としての状態はおそらくありすほどではなかったと思うが、自分も親の仕事の都合で5歳頃までアメリカにいて、帰国後また小6~中3でベルギーに渡った。 日本にいた5歳~小6のとき、親が相当な教育ママだったせいで運がよかったのかしっかり勉強をさせられていた。いま思い出すと当時いろいろ曖昧なまま過ごしていた部分がかなりあった。それは長いこと続いたし、4つ上にいる兄は話し言葉は大丈夫だったが書く日本語は壊滅的だった。 もし、よく分かっていないまま放置されていたら…と考えると恐ろしいし、自分には親がいたようにありすが犬星に出会えたことが本当に良かったと思う。 中学に上がり、毎日放課後にありすが犬星と学んでいくことで一つ一つ言葉を獲得し、世界の解像度が明確に上がっていく過程が面白い。 彼女から見える景色がめくるめく変わっていく。 知らない事が恥ずかしくない状態になる。それがとても重要だ。 胸を張って生きていける。 売野機子先生、ありがとうございます。 これからどうなってありすが宇宙飛行士の船長にまでなっていくのか、とても楽しみです。
亡くなった奥さんのレシピ帳で料理を始めた 遺された旦那さん。 悲しみが時間差でやってくる描写が何ともリアル。 近所のシングルマザーとその娘、編集者の人が 救いになってくれればいいけど。
4巻までの感想です。 いまのところ主人公のえみるが鈍臭すぎてイライラしながら読んでます。できるか確証ない状態で多分大丈夫ですって言っちゃうシーンがよくあり、助けになりたいという純粋な気持ちからきてることはわかるものの。。。 先輩職員のメガネが、グルグルで描かれる時と、眼差しまでクリアに描かれる時と、メリハリ効いてて好きです。 生活保護を考えるまで至るかは別として、事情や苦労は人それぞれ世帯それぞれに全員が持っていて、それらが合わさって社会なんだなと、身につまされました。
政治漫画というジャンル自体数が少なくそれを目的で追っかけようと思うと結構大変なのですが、この漫画は貴重な政治漫画で現代的な描写で面白いと文句なしの作品でした 過去形なのは2巻発売は2020年夏!と告知が出てから2巻が出ないまま4年が経過してしまったからです 2巻が出てまた連載が再開するのをいつまでも待ってます
ヤニカスがテーマなのにこれまでにない感じの爽やかさも感じられる作品で好き。メタモルフォーゼの縁側を見たときにBLに年齢なんて関係ない!って感じだと思ったけど、これはそのヤニカス版って感じで良かった。いいなぁ
緩い感じで非常に面白かったです。 年齢上がってくると、本当に嫌でも自分の体と向き合わざるを得なくなってきて辛い。笑 そして、この物語、ストレッチに詳しい事務所の事務員、山村さんの癒しなこと〜 的確なアドバイスも最高です。 一呼吸おいてみること、大事よなぁ。前に進もうって思えるのかな。 自分メンテナンスを最優先に日々のストレッチも意識してみようかなと思いました。
※ネタバレを含むクチコミです。
身体にガタが来て、自覚のない節々の痛みや頭痛、倦怠感や痺れ。 中年は色々なものに慣れすぎている。 で、目を瞑らずによく考えるとそれってもしかして?という原因の深読みをしてしまい、不安に駆られたり。 そんな中年の悩みを体現するいわば逃避したい現実部分のアバターみたいなおっさんが主人公の漫画。(でも弁護士!) 助手の女子が可愛い✕遠慮ないのでとても良いです。 そしてきっとこれ読みながら全部やってたら多少なりとも老化を遅らせられる気がする!やろう!
仲の良いお婆さんの遺言で他人にも関わらず平屋を手に入れたフリーターの日常系。とにかく現代社会に疲れてる人に読んで欲しい!年代性別問わず刺さるところがあると思う。面白い。
イケてないやつが音楽に没頭して成り上がるストーリーといえばそうなんだけど…。学校の人間関係で悩んでるとかそういうレベルじゃなくて、マジのアングラで生きる人間たちがたぎらせる熱量のすごい漫画。シンプソンズも出てくる。
10月発売の中でも最注目作品のひとつでしょう。 スピードワゴンは 「環境で悪人になっただと? ちがうねッ!! こいつは生まれついての悪だッ! 」 と、かの名台詞で説いていましたが、この社会には間違いなく環境が生み出してしまう悪があります。 本作の主人公たちは、まさにそういった類の人種。凄絶な家庭で生まれ育ち、若くして天涯孤独の身となって薬の売人をして口に糊している雪人。彼の親友であるメイジ。世界が彼らに生ませたグチャグチャな感情を、音楽として世の中に吐き出すことで昇華していく物語です。 助けてくれる大人もいない世界で、身も心もボロクズになりながら生きてきた日々。どうにもならない絶望の泥濘の中で溺れながら辛うじて息をしている雪人の仮面のような笑顔からは、熱さのような痛みが、飛沫となった血潮が溢れ出しています。 それでも、確かに雪人は亡くなってしまった母や姉に愛されていた。だからこそ、失わずに済んだものがある。それ故に、曲げられない生き方とそこから紡ぎ出せる雪人だけのリリックが存在する。それを最大熱量で、親友と共に解き放つ。そんなエモい話があるでしょうか。 生き方も言葉も真っ直ぐにぶつけてくるリリーとの出逢いを始め、違うけれど同じように苦しんでいる同じ時と場所に生きている人物たちと交差しながら、クソみたいな人生が少しだけマシになっていく。 雪人ほど酷くはありませんが、碌でもない家庭で育ったもの同士だからこそ解り合えることというのはあるので、メイジとの絆が芽生えたときのエピソードなどは強く共感します。 単体で見ればかわいらしさもありながら、それ以上に斬り刻むようなリアルさを迫力として体現する薄場圭さんの絵も作品にガッチリとハマっています。 荒々しく、血を流してマンガを描いている。鋭利に突きつけてくる、愛しい作品です。
漫画は前作の設定を大切に丁寧に物語が練り込まれてるので、前作を知らなくても漫画から入って問題無い作品です。 仮面ライダーとしてだけでなく探偵として依頼をこなしていく。 探偵物としてもバディ物としても面白いと思います。
結論からいうと、個人的には大満足。 ひよりがだんだん人間になる様子や市松の心境の変化が人間のリアルさを描いていて感情移入がすごいです。 謎が謎をよぶ、ラブサスペンスな作品です。
知らない世界はファンタジーと変わらない。 でも一歩歩む方向を変えると、そこにあるところがファンタジーと違う。 怖いなあ。 半グレ系の人たちの弁護だけでなく、介護に関わる問題を取り上げていて流石だなと思った。 ちょうど、介護はあくどく運営すれば、比較的楽にお金が入ってくるようにできると読んだところだったので。 民営化したら大変なことになるけど、民営化しないと数が足りない。 社会の闇を垣間見せられるせいか、読後感は悪い。 登場人物が救われても、根本的な問題を見せつけられているので、救いようがない気持ちに陥る。 でも九条先生は依頼人を全力で弁護するという弁護士としての一点を守られていて、そこは清々しい。
くーねるまるたは大好きだったけど、アパートから出て行ったり新キャラが出てきたり(妹とか)なんかノリが変わったな…と思って読まなくなってしまったのがぬーぼ。 久しぶりにマルタさんに会いたくなって読んでみたら、やっぱりマルタさんはマルタさんで好きだなあと思った。 働き始めてちょっとだけ余裕が出たのか買い食いが増えたけど、たまに無茶な節約してるところは変わらないなあ。民間療法みたいな美容術も変わらずでニコニコしちゃう。神永さんたちも元気そうでうれしいなあ…。 なんだか旧友に再会したような気持ちになった。 変わっていくことに寂しさを覚えたりもするけれど、変わらないものもあるんだよね。 マルタさんのようにおいしいものを食べてご機嫌で生きていたいものです。
2巻読了。 ガンで突然亡くなった奥さんのりほ子さんは、誰からも好かれる人物。 料理も上手でレシピ帳を作っていた。 りほ子さんが亡くなるまで料理を全くしてこなかった時代小説家で無口な夫、米蔵卯之助は、そのレシピ帳を見て料理を始めるが・・・。 りほ子の料理を作ることで生前、りほ子と繋がっていた友人、知人、家族に今まで知らなかったりほ子の一面を教えてもらい、豊かな時間を過ごしている。 人間は、二度死ぬと言われる。 命が尽きた時と、人から忘れ去られた時。 亡くなった人との思いで話をすることで、皆の心の中にりほ子は、ずっと生き続けるのだ。 そして、娘を奪われたと思っていた義理の父との関係にも変化が・・・。 是非、多くの人に読んでもらいたい。 超お勧めです!!
良かった、とても。終始うるうるしてました。 米蔵氏の奥さん、りほ子さんの突然とも言える死の後、よく前を向いて歩き始めたなと思う。 りほ子さんのレシピ本があって料理があって良かった。想像でしかないけど、余命宣告とかされていたのかな、なのに明るくて、米蔵氏を支えていて表向きは強くて優しい素敵な人だったのだろうなぁ。 米蔵氏がりほ子さんの料理を作る事で振る舞う事で、家族の悲しみに暮れる心を癒してくれて家族の絆も強めてくれる。 何よりもりほ子さんのお父さんと、米蔵氏、何とな〜く似ている気がします。
読んでいて、似たような病棟で働く親族が昔「姥捨て山」と例えていたのを思い出した。 「お別れホスピタル」は幸せな最後が多いので、創作が混じっているんだなとわかりやすい。 でもわそうでもなければ、創作よりひどい現実はコメディにすら見えないのかもしれない。 ヘルパーさんが患者さんに怯えながら介助しているワンシーンですら、とても切実で辛かった。 聞いた話で思い出したのは、コロナが出てくる前は「ノロ」が一番恐ろしい病気だったそうだ。 発生したら病棟中をすべて消毒した話も聞いたが、漫画を見るに、文字どおりすべて消毒したんだろう。 医療従事者の方々には頭が下がる。 みんな年を取ればいずれ認知症にかかって、体が思うように動かなくなって、となるのだから、終末期病棟についてちょっと知っていても損はないかもしれない。 我々のころに、このようなかたちの終末期病棟が残っているかはわからないけど。
配属早々、110世帯を担当させられるエミル。チラッと見える内容は覚せい剤の後遺症、夫の暴力…シェルター、廃墟に住み…となかなかのダーク案件。人の話を聞いていないと言われるエミルに努められるのかどうか、難しいお役所仕事を通してどんな風に成長していくのかが見どころです。
私は医療関係者ではないので、全く知らない世界のお話ですが、看護師さんのお仕事は壮絶だなと…。 話も凄くわかりやすく描いてくださっているので素人の私でもなるほど!と思いながら読み進めていました。 勿論、漫画用に話を盛っている部分もあるかとは思いますが、現場で頑張っていらっしゃる医療関係者の皆さんに改めてありがとうございます。と言いたくなる内容でした。
タイトルから「宇宙飛行士を目指す女の子の話かな?」と思っていたらそれだけじゃなかった…!!ありすの背景がすーっごくいい、深い。宇宙のように。 犬星くん~…1話ラストの彼の言葉にぐっときました。これがありすを導くしるべになるんだ…!ドリームクラッシャー、言い得て妙。だけど正論。小中という若さで言われるときついけど!というか本当に頭良すぎるな犬星くん…。 素直で一生懸命なありすと、知識が豊富でそれをありすに教えてくれる犬星くん。知識があるとこんなに楽しいのか!って感動しますこれ。本当にすごい…勉強苦手でしたが、今になって学びたくなりました。3話の犬星くんも良すぎる。電車のシーン、泣きそうになった。立派、かっこいい、素敵。切ない、けれど前を向いて進んでいこうとする二人が最高。どんどん続き読みたくなる。素敵な作品と出会えて嬉しいです。