※ネタバレを含むクチコミです。
最近お葬式に出る機会があり、たまたまですがタイムリーな作品として読ませていただきました。 このマンガでは主人公は近しい親戚である祖母を亡くしていますが、お葬式という儀式、ひとつの定まった「かたち」を通ることで、ちょっとずつ故人が旅立ってしまったことを実感するというのが「悼む」ということなのかもしれません。 厳かで静謐な作品でしたが、自分の場合は本作を読んで癒やされたというのか、なんだか少しほっとしたというか、楽になりました。自分でも少し気を張っていたのかもしれません。今読めてよかったです。
自殺したいとこの遺品整理を行っていたところ、遺されたサンダルに呪いがかかり物言うサンダルになってしまったというのが物語の始まり。いとこの死に対して「薄情」になりたくないという樫木は遺品にあったイタリア旅行の本を見てサンダルとともにローマへ向かうことを決める。 なぜサンダル?とか結局このサンダルがどういう存在なのか、などいくつか気になる点は残る。それでもこのサンダルが話し始めてくれたことで、誰かを弔うということのきっかけになったということが大事なのかもしれない。残された物を通じて、亡くなってしまったひとを想ったり、言葉を紡いだりということは、確かにあるんだろうと思った。
犯罪被害者が加害者に対して「仇討ち」ができる権利を持つ世界。『フリージア』を読んでる人なら感じがなんとなく分かると思う。案内人の女性も不気味で雰囲気があるキャラクターだった。 仇討ちに臨めば相手を殺すことも出来るが、殺されるリスクも背負わなければいけない。主人公は娘を育てながら、妻が自殺した原因となった強姦犯の男を殺すことを決意する。 両成敗ということがテーマの一つにあったのだろうか、ビターエンドでスッキリした読み心地ではない。それでも何か意味のあったことだと思い込みたくなるのが人間の業なのかもしれない。
エリーのうっかりキッチンに続く第2弾。今回はおるすばんのエリーがサンドイッチを作ってお昼ごはんに食べるというお話。エリーの頑張りがかわいいのと、ちょっと不思議なできごとが起こった!という読後感にほっこりです。また続きが載るといいな。
フェミ思想もここまでくると気持ち悪い。そんなに男が憎いか。
はいはい。陰キャ大学生がストーカーする漫画ね・・・と思ったらまさかの急転直下で震えた。全く予期してなかったからガチで怖かった。サイコ・スリラーすぎる・・・。マジで読んで味わって欲しい
ねこだまりのあの丁度いいリアルさを思うと、とてもキュートでファンシーなお話ですね。エリーにはどうして母親が居ないのか。どうして父親(と呼べる存在)は二人も居るのか。気になるところがたくさん。いつかまた読みたいです。
マンバの新連載・読切スレで知った読切。餃子大好きなのでタイトルにホイホイされました。 正直全然期待してなかったのですが、ページを開いてビックリ。もう絵がうますぎる…!! https://twitter.com/Plul_Qdqdvh/status/1192768479834722306?s=09 繊細な線で描かれる女の子は可愛らしく、料理はメチャメチャ美味そう!! まつ毛バッサバサの美人さんの描き方、どことなく眉月じゅん先生と通づるものを感じました。 終わり方が続編を匂わせるものでテンション上がりました。読切と言わずぜひ連載化して下さい!! (週刊漫画TIMES2019年11/22号掲載)
ねこだまりでもふもふ猫たちの悠悠ライフを描いた著者の猫マンガ最新作。これまた、ねこだまりとは全く違うイメージですごい。あと男性キャラクターが二人しか出てこないのも新鮮でした。 ストーリーはあまり掴み所がないけどじわじわくるホラーっぽさがありました。世にも奇妙な物語でありそう。ともかく猫の描き方が上手いから、最後のコマはゾッとする人と、「猫かわいい」の人と分かれそう。
そんなことあるのか?と思いますが、やはり原作者の方の実体験が元になってるのでしょうか?なんとなく、経験者目線でけっこう細かいところまで詳しく描写してるように思えました。でも保育士の経験はあまり活きないんですかね。活きないか… 刑務官は受刑者に厳しい目を向けるだけではなく(罪の重さによるでしょうが)"受刑者と社会"を刑務官がつなぐという役割もあるんだと知りました。刑務官のお仕事に関してもっと知りたいので続き描いてほしいです。
最初に読んだ時に「これは連載化するだろう」と思っていたら、本当に週刊漫画TIMESで連載が決まったようで嬉しいです。なので祝福の意味で読切応援をさせていただきます。 それにしても、このレベルのお話が今後も読めるかと思うと楽しみで仕方ない!そして舞台も西早稲田の面影橋という実在する場所。本当にそこに行くとお店があるんじゃないかという期待をしてしまいます。 連載ではきっとどこかで、ちょっとクセの強い店長さんや、主人公のサクラちゃんの人となりが見えてくるような話が読めるのを期待しています!
見た目が美しい女性がちょっとブサイクで自身がない男性にどハマリする設定、いちばん好きな設定です。「現代版身分違いの恋」的なやつです。 しかも出てくる梶くんも吃音でありながらも意思表示ちゃんとできるところが好き。室さんも偉そうじゃないし距離感も程々なところがいい。 こういう、はやくくっつけよ!でも微妙な距離感のまま末永く見ていたい…な漫画もっと読みたい。
※ネタバレを含むクチコミです。