犯罪被害者が加害者に対して「仇討ち」ができる権利を持つ世界。『フリージア』を読んでる人なら感じがなんとなく分かると思う。案内人の女性も不気味で雰囲気があるキャラクターだった。
仇討ちに臨めば相手を殺すことも出来るが、殺されるリスクも背負わなければいけない。主人公は娘を育てながら、妻が自殺した原因となった強姦犯の男を殺すことを決意する。
両成敗ということがテーマの一つにあったのだろうか、ビターエンドでスッキリした読み心地ではない。それでも何か意味のあったことだと思い込みたくなるのが人間の業なのかもしれない。
犯罪被害者に抽選で、犯人への仇討権が当たる世界。当選した淳は、亡き妻のため命がけの復讐に挑むべきか悩むが…(週刊漫画TIMES2023年1/6-13号)
犯罪被害者に抽選で、犯人への仇討権が当たる世界。当選した淳は、亡き妻のため命がけの復讐に挑むべきか悩むが…(週刊漫画TIMES2023年1/6-13号)
期待の新星が放つ、鮮烈の初短編集!!<お砂糖とスパイス、それと素敵な何か>そうじゃない女の子は、どこに行ったらいいの?少女誌で恋愛以外のマンガを描きたい、漫画家のアイ。しかし「恋愛以外が読みたい子は、少年漫画を読む」と編集者に受け入れて貰えない。そんなアイの理解者である姉は、アイとは正反対の恋愛体質。お互いを尊重しつつも、恋愛が生活の中心の姉といると「女の子の椅子」に座れない自分が、浮き彫りになっていきーー…。私の椅子<居場所>は私は作る。「女の子はもっといろんなもので出来てるはずだから」新鋭・加藤羽入による“生きづらさ”にそっと寄り添う珠玉の物語たち。<収録作品>チョコレートはもう奪わせないこの電車に乗ってビルド・ア・チェアマイルストーン・ガールルイちゃんの目
「この歌劇団に…男がいる」それは馬鹿げた噂のはずだった。なのに…女の園で渦巻く無垢なる悪意は、少女達を狂気へと走らせ――新人のアキラの夢は、憧れのトップスター:輝音のような男役になること。しかし、歌劇学校に広がる「男がいる」という噂…。こんなの信じる方がどうかしてる…そう思ってたのに…。様々な思惑を持つ生徒達の口を通るたび、それは真実かのように力を帯び始め…ついに…。輝音を襲う、謎のマスク集団の影…そして集団ヒステリーを起こした生徒達が始めた「男狩り」…やがてその矛先は男役のアキラにも向かい… ※この作品は過去、電子書籍「王子サマ探シ。~歌劇団の中に…男がいる1~6巻」に掲載されました。重複購入にご注意下さい。
香りが政治と分かちがたく結びついたこの国で、皇帝に愛された調香師・沈柳<シェンリュウ>。その娘・月<ユエ>は父のような調香師になることを夢見ていた。しかし、父は反逆罪で斬首刑に。幼き日の思い出は、血で塗りつぶされてしまった。 13年後、生き残った月は、復讐を果たすため、「聞香<もんこう>の才」を生かし、敵の家に入り込み、最も憎い一族の嫁となる。 復讐と恋の狭間で揺れる中華風ファンタジー!!