椿びより
都会に住むおひとりさま男子・椿太郎と同級生だったバツイチ(娘つき)男・平岩との偶然の再会から、日常にささやかな変化が訪れる…。人と人とのあたたかな交流と、優しい日常を細やかに描いたハートフルストーリー。※扉絵・目次・描きおろし『オマケ』・あとがきは収録していません
語シスコ代表作『ラブ&カタストロフィー』待望の続編が、10年の時を経てついに登場!稀代のストーリーテラーが様々な恋愛模様を描いてゆく。そのほか、読み切り『恋する惑星』も収録した充実の作品集!※扉絵・エッセイ『ぼんくら日記』・描きおろし『月の輝く夜に』は収録していません
B.S.S.M
そんなのが 恋だなんて 思ってもみなかった――――ちょっぴりやんちゃでアブナイことが大好きな、けいま。口数少なく、大人っぽく、いつも何を考えているのかわからない、なお。同じクラスの二人は友達同士…のハズなのに、なぜか◯◯◯をこすり合ったり、なめ合ったりする間柄。ある日、けいまの“友達”と二人で会った後に、なおから「お前なんか一人ぼっちになればいい」と告げらたのは…? 思春期の恋とかラブに リビドーのスパイスを効かせた注目の“井戸ぎほう”最新単行本!!
おおらか、だけど大ざっぱな性格の田中。イケメン、だけど面倒くさい性格の大原。真逆のふたりが同棲(?)してて、Hもしてて。でも、恋人になるための壁を越えるには…?
帽子屋を営む沓名聡は、道端に“落ちていた”不思議な男・柏葉リョウを拾う。ニューヨークから来たというリョウに、何の気なしに来日の目的を聞くと「死ぬために」という意味深な答えが返ってきて……。大胆な筆致と力強いストーリーが評判の大型新人・ZAKKの初単行本がついに登場!※著者あとがきは収録しておりません。
雨の日に拾った謎だらけの男・リョウと歪ながらも一緒に暮らしはじめた帽子屋の沓名。美形で優秀な売り子のおかげで忙しく過ごしていたある日、沓名のもとにファッションショーの話が舞い込んでくる。降って湧いたかのようなニューヨーク行きの話に戸惑うも、トラウマを払拭するために、沓名は出場を決意することに。しかし、旅先のニューヨークで、かつてマフィア時代に交流のあった人物がリョウに接触してきて……。
どこにもない国
南方戦線での状況下、たびたび問題を起こしては処罰される部下・早川と、厳しい隊長の竹内。二人の間にはある秘密があって…。そして時代は終戦を迎え、復員船で祖国に戻った二人は共に暮らすようになるが――。男同士の情愛の儚さを、当時の風景を濃密なタッチとともに描いた表題作とその続編。ほか読み切り5篇を収録した、ファン必携の作品集。※扉絵・目次・描きおろし『遠き島より』・あとがきは収録していません
ダブルミンツ
『女を殺した――』電話の向こうから聞こえてきた高飛車な声は、高校時代の同級生・市川光央だった。同じ名前を持つ男・壱河光夫の胸中に、かつての隠微な記憶が蘇る。忘れていた過去が、再び光夫を熱情の中に引き戻す。共犯者として再会を果たした二人の主従関係は、少しずつ新しい形へと姿を変えてゆく……。※「温室の果実」、「雨」、扉絵、あとがきは収録していません
君に沈む
「すきなヒトと一緒にいたいって思うのは、それは自然なことじゃないのか?」女の子としか付き合ったことのない妹尾(せのお)は、ふとしたきっかけでゲイの小説家タカタを好きになった。けれど、性格も環境も何もかも異なる二人の間には微妙に温度差があって…。ひとつになれない男どうしのせつない想いを細やかに描いた珠玉のラブストーリー作品集。 ※本書は以前販売されていた上下分冊版と同一内容になります。ご了承ください。
恋の口火
「健一と僕は親友で、幼なじみで、恋人で、今も当たり前みたいに二人一緒にいる。僕は変わらない二人の関係を愛してる。なのに、僕だけが変わっていく。歪んだ方向へ自分の足で歩いている――。」健一と悟郎シリーズ2作品に、描き下ろしのシリーズ完結編「まがり角を過ぎても」を加え、他5作品を収録したバラエティ溢れる傑作作品集! ※本書は以前販売されていた上下分冊版と同一内容になります。ご了承ください。
空と原
原学、37歳、男子校教師、独身、「生徒には絶対手を出さない」というポリシーを持つ男。3年間の片想いから脱するために訪れたゲイの集まるクラブで若い男に出会う。後に彼は、原が勤める学校の新入生、ソラノだと分かり…??不器用なオトナ、永遠のアテ馬と呼ばれる原先生に春は来るか!?※扉絵・あとがきは収録していません
O.B.
同級生』『卒業生』の草壁と佐条、『空と原』のハラセンとソラノ、その他、コマっちゃんや有坂&響など、〈同級生シリーズ〉を彩る魅力的なキャラたちの“その後”を描いた待望の続編『O.B.』が、2冊同時で堂々の完結!!描き下ろし短編【ガールズトーク】収録
全然知らなかった、ノーチェックだった。 2020年になって2012年のお宝を見つけたという気持ちで晴れやかな新年を迎えられそうです。 中村明日美子「同級生」からのスピンオフ、と言っていいと思う。 本作は同じ学校の教師として「同級生」が「卒業生」として巣立っていくのを見守っていた原先生がソラノという新入生に出会ってしまうところから始まる。 始まりは読めばわかるけどかなり強引なものの、原先生もソラノもよきなのでよきなのです。 すべてよき。