校内ミスコンで優勝を狙うお嬢系の美少女あさきは、通学電車の中で後輩のツネと知り合う。プリン頭にマスクのツネは、クラスでも浮いている様子。そんなツネが自分にだけなついているのは気分がいい。それだけのはずだったのに、初めてツネの素顔を目にしたあさきは……?女の子同士のいろんな気持ちを集めた雨隠ギド初のガールズ・ラブコミック登場!
移動養蜂家の娘・ハチ。 粗野で口が悪いのにどこか大人びているハチに、出会った瞬間から光子は惹かれていた。 彼女のあとをいつまでもついて行きたいーー。 そう願う光子だが、移動養蜂は一所に長く留まる事ができなくて……。表題作ほか、「青味泥」「木立」「urbane-雪女ー」「天気予報は」「赤目エイドリアン」の短篇五作と、 手のかかるお嬢様と有能な女執事が織りなす「少女アソート」シリーズ五作を収録。 センシティヴ・ストーリーの旗手、藤たまき初のガールズ・ラブ短篇集。
私立秋櫻(コスモス)女子学園高等学校に転入して来た永原風和。世の中のあらゆる不思議な現象に興味津々の風和は、「ふしぎ研究会(略称ふし研)」を設立する。美人な双子の先輩・燿子と鏡子は、人気者の自分たちを邪険に扱う風和を気に入っていて、用もないのに「ふし研」に入り浸り。さらに、双子と不思議がダイスキ♪な燎、気遣い上手で実はオールマイティーな委員長も加わって、今日も「ふし研」は大騒ぎ……!! 桑田乃梨子が描くガールズハイスクール・カプリチオ!!
購買部で働く美少女と、彼女の正体を探る生徒会長。ミステリアスな大学教授と、彼女に憧れる女子大生。一緒にいると不思議な事が起こる同じ名字の友達ふたり。ピアノ少女と彼女の音に惚れた映画研究部の部長。お人形のような先輩と可愛いもの好きの後輩。フシギな世界観とキュートな女の子達の物語を収録した、ふかさくえみのデビューコミックス!
転校生のさろめには秘密があった。魔法を使えること。そして同級生のひかりから目が離せないこと。そんなある日、わがままな母親が町を出ると言い出して……。魔法少女さろめの秘密の恋日記。
女王様気質のゆり子は、ある日学食で自分の陰口を耳にし、自分に忠実なコロをむしゃくしゃする気分のままホテルに誘ってしまう。 センシティヴ百合の旗手が描く、甘くて切ない女の子同士の恋。
新書館がお送りするピュア百合アンソロジー「ひらり、」。高嶋ひろみ、雨隠ギド、森永みるく、紺野キタ、袴田めら、森島明子など豪華執筆陣によるGLコミックを集めました。お互いのことを大切に思う女の子たちの物語がたくさんつまっています。この無料版は「ひらり、」コミックスとして発売されている作品の第一話を中心にまとめたものです。お気に入りの作品があったらコミックスで探してみてくださいね!●雨隠ギド「終電にはかえします」/高嶋ひろみ「あさがおと加瀬さん。」/今村陽子「ほんとのかのじょ」/森永みるく「お姫様のひみつ」/伊藤ハチ(原作:とい天津)「屋上の百合霊さんSIDE A もうひとつのユリトピア」/文尾 文(原作:とい天津)「屋上の百合霊さんSIDE B 仲良しクイズ」/磯谷友紀「さようならむつきちゃん」/紺野キタ「女の子の設計図」/カザマアヤミ「星をふたりで」/森島明子「聖純少女パラダイム」/袴田めら「さろめりっく」/四ツ原フリコ「理由もなく悲しくなるの」/吉田丸 悠「きれいなあのこ」/ふかさくえみ「購買のプロキオン」/ささだあすか「ふわふわのきもち」/藤たまき「この世にただひとり」/大沢あまね「彼女×彼女」/ユキムラ「傷心」/雁須磨子「私の嫌いなおともだち」/犬丸「演劇部も魔女と騎士」/橋本みつる「さらば友よ」/桑田乃梨子「箱庭コスモス」/TONO「ピンク・ラッシュ」
美術科のクラスに入り損ね、自分の絵に自信を失いかけていた石丸真知。他の美術部員と顔を合わさないように早朝やってきた美術室で、美術科トップの実力を持つ本庄さんと鉢合わせ。お互いの絵の良さを認め、励ます二人。そんなある日本庄のデッザンが何者かに破られ――― 女子高生のあこがれと友情を描いた表題作ほか4篇を収録。
幼馴なじみの真子から「好き」と告白された栞。だが突然の出来事に動揺した栞は、思わずその場を逃げ出してしまう。一年後、文化祭の準備をする栞は真子と再び話をするようになる。果たしてふたりは友達に戻るのか、それとも……!? 大人気ゲームソフト「屋上の百合霊さん」、待望のコミカライズ第一弾!
妹ができました。
母親の再婚によって高校生の梓に妹ができた。すごく仲よくなりたいと願う梓だが、気持ちが空回りしてしまって落ち込む日々。そんなある日気持ちが昂ってしまい……!? 切なくてちょっぴりほっこりする、女の子の気持ちをぎゅーっとつめこんだ短編集。百合界の新星、満を持して登場!
さらば友よ
ある朝いつものように多理(たり)を起こしたあかりはもう彼女とは一緒にいられないことに気付く。 どうしようもないほど、多理で胸がいっぱいになる――。 最後の夏休み、女の子たちの思い出。
今も昨日のように覚えている。舞台の上の別世界。あの日の不思議な気持ちは、半年経った今でも色あせない――。ぼーっとしているようでいろんなことをよく見ている唯地さんは、中学で演劇部に入った。休み時間のたびに彼女の髪の毛を触りにくる内藤さんにもめざとい先輩たちから声がかかるが……。憧れの先輩から励まされ、友の辛さに共感し、涙する。今日も演劇部の放課後はあたたかな想いに包まれている――。ピュア百合アンソロジー「ひらり、」に掲載されていた女子校の演劇部のものがたり。描き下ろし「ルフラン」も収録。
何で人を好きになると、泣きたくなるんですかね?……いや分かる、何となく分かるんだけど、その理屈はやっぱり、分からない。 雨隠ギド先生の代表作『甘々と稲妻』では、幼子のつむぎちゃんの、大粒でぼろんちょと溢れる涙が強かった。ゴチャゴチャ思惑が入り混じり澱んだ挙句、感極まって流す涙には、一切不純物がないのです。 『終電にはかえします』は、女性同士の恋愛感情の短編集。こんがらがったお姉さん達が、恋心に気づいたり、感情が止められなかったり、拒絶されても受け入れられても、思わず感情と共に溢れる涙が印象的。 どんな面倒な背景や昏い感情があっても、恋に踏み込む瞬間、流す涙はやっぱり純粋で、それ故に心を持っていかれる。涙って、ずるいなぁ……でもそれがいい。 涙も含め、複雑な関係性の中からピュアな感情が生まれる、百合短編集です!