ヒロインにあこがれて
少女マンガが大好きな女子高生・あんじゅは恋をしたことがない。マンガのヒロインたちの姿や、作品のコメント欄を見ながら「恋してみて~な~」とは思うもののあまりピンとこない日々を送っていた。そんなある日、クラスメイトの佐野くんから言い寄られるようになったあんじゅは自分の心と向き合うことになって…?恋してたって、してなくたって、私たちはみんなヒロイン。たったひとつのハッピーエンドを描く、読切46P。
あの子に彼氏ができても
恋愛なんてくだらないと思っている悠と、惚れっぽくて恋がしたいゆめみ。幼い頃からずっと一緒いるけれど、恋人ができると途端につまらない人間になってしまうゆめみを見るのが悠はいつも嫌だった。そんなある日、ゆめみはクラスメイトの時田くんのことが気になりはじめて…?期待の新星・宮子玲子商業デビュー作!思春期の繊細な感情を描いた読切51P。
岡田くんは今日も言えない
【電子単行本限定!描き下ろしマンガ6P収録】デキるサラリーマンの岡田くんは、いつも飄々としている高校時代の同級生・魚住くんにずっと恋をしている。二年前の同窓会で気持ちを伝えることを諦めてから疎遠になっていたけど、とある出来事をきっかけに再び連絡を取り合うように。会うたびに「この気持ちを伝えてしまおう」と決意する岡田だが、今日も……言えない。ニヤニヤとドキドキが止まらない、ハートフルコメディ!※本作品は『岡田くんは今日も言えない【単話】』(1)~(6)が収録されています。
あの子が私にくれたもの
女子高生の谷村は、入学早々念願の初彼氏ができる。気分は最高潮。浮かれていたところ、すぐにフラれてしまう。わけがわからず、混乱する谷村。だけどラブパワーがあれば大丈夫!彼と復縁するためと奔走する谷村の前に現れたのは、おでんの屋台を営むたぬきだった…!?
海はとおくに満ちて往く
海沿いの街で商店を営み暮らす橘。高校生のときに亡くなった幼馴染・岬希の姪である灯に懐かれ、店では度々2人の時間を過ごしていた。橘の心に強く根を張り、時折身体中をかけめぐるあの日の悲しみ、そして後悔――。幸せになんか、なりたくない。灯の高校卒業をきっかけに、橘の止まったままの時間が動き出そうとしていた。
岡田くんは今日も言えない【単話】
デキるサラリーマンの岡田くんは、いつも飄々としている高校時代の同級生・魚住くんにずっと恋をしている。二年前の同窓会で気持ちを伝えることを諦めてから疎遠になっていたけど、とある出来事をきっかけに再び連絡を取り合うように。会うたびに「この気持ちを伝えてしまおう」と決意する岡田だが、今日も……言えない。ニヤニヤとドキドキが止まらない、ハートフルコメディ!
××しないと出れない部屋
30歳の誕生日を残業しながら迎えてしまった長谷川一華。生意気な後輩の天海孝太郎と残業中に意識が薄れていき。。気づいたらXXしないと出れない部屋に閉じ込められてしまった!?
胡孫町役場観光課巨大ガニ捏造事件
温泉も、名物も、景勝地もない。何もない町・胡孫町。そんな町の役場で観光課に配属された「私」は、町おこしに躍起になる老人たちに振り回され、日々疲弊していた。ある日、ひょんなきっかけから存在しない“巨大ガニ”の伝説をでっちあげ、町おこしをすることになる。こんなもの、成功するはずがない…。そう思っていた「私」だったが、事態は思わぬ方向に進んでいき――。新進気鋭の新人作家・ツムラネオ商業デビュー作!不条理で愛おしい、町と蟹の姿を描いた読切41ページ。
推しがキモモじゃダメですか?
市の非公認キャラ・キモモを密かに推しているつむぎ。以前、友だちからキモモを「キモい」と否定されてから、本当に好きなものを誰かに伝えることが怖くなってしまった。そんな中、キモモが主催するオフ会が開催されることを知り…!?『アスペル・カノジョ』の森田蓮次が女性誌初登場!好きなものを「好き」と叫びたくなる、必笑の青春コメディ。
死にたい夜にきみと願う
「どうせ死ぬなら生贄になってくれない?」。夜の屋上で出会ったのは留年し、彼女にもフラれ、死のうとしていた池添と黒魔術で大学に隕石を落とす計画をしていた黒田。池添を生贄に、黒魔術を発動するべく準備をはじめる2人だったが、行動を共にする中で次第に絆を深めていく。このまま池添を生贄にしていいのか悩んでいた黒田だったが、そこである光景を目にして…?鋭くて脆い感情の機微を描く、期待の新鋭作家・hituji最新作!正反対な2人の出会いが奇跡を起こす。青春読切43P。
だってこんなにも無駄で無価値で美しくて
研究対象の物質を地球から採取してくるよう指令を受けた宇宙人は、降り立った先で酔いつぶれたOLと出会う。目標物の在り処を知っているというOLから情報を引き出すため、ギャルに擬態しコミュニケーションを図るも、彼女から出てくる話は会社の愚痴ばかり。あきれる宇宙人だったが、会話を重ねていくうちに彼女の本当の気持ちに触れることになり…。異才・にくまん子が描く、創作の価値を問う物語。