製薬会社の研究員・柏崎は、柔らかな笑顔の悠輝に惹かれていた。フラれ続けることを悩む悠輝へ、原因を解明すると言って同棲に持ち込んだ柏崎だったが、衝撃的な事実が判明する。彼は歴代の恋人を病院送りにしてきた、バイオテロ級のメシマズだったのだ!無自覚な悠輝の笑顔を守るため、身体に鞭打ち猛毒料理を食べる柏崎。だが、セックスが原因と思い込む悠輝に検証を迫られて!?
妹を亡くし、失意のまま引きこもっていたピアニストの紬季。ピアノを弾くことも、自分自身のことさえもなげやりになっていたが、押しかけハウスキーパーの真紘は「今日からきみの恋人になります」と世話をする。自分を罰するために痛みを求めるも優しく抱かれ、そして半ば無理やりに鍵盤に向かわされた。追い詰められ叩きのめされて、ようやく前を向こうとした。これからは、真紘のためだけにピアノを弾こうと思った。けれど彼の思惑は別にあり──。
妹を亡くし、失意のまま引きこもっていたピアニストの紬季。ピアノを弾くことも、自分自身のことさえもなげやりになっていたが、押しかけハウスキーパーの真紘は「今日からきみの恋人になります」と世話をする。自分を罰するために痛みを求めるも優しく抱かれ、そして半ば無理やりに鍵盤に向かわされた。追い詰められ叩きのめされて、ようやく前を向こうとした。これからは、真紘のためだけにピアノを弾こうと思った。けれど彼の思惑は別にあり──。
介護士の一ノ瀬優は、ある日突然、十年前にタイムスリップしてしまった。それに気づき思ったのは、彼のこと。彼・白崎和人は大学二年の夏に交通事故に遭い、重い高次脳機能障害を抱えることになってしまったのだ。白崎の世話を担当する一ノ瀬は、彼の純粋さに惹かれ、その悲しみと苦悩を傍で見守ってきた。事故さえ回避できれば──一ノ瀬は、白崎に会いに行き……。
放射線技師である圭太の元を、添い寝する友達の代理として訪れた玄一郎。人付き合いだけでなく自分の感情にも不器用な圭太に興味を持ち、添い寝するだけのはずが、つい手を出してしまった。賑やかに自由に生きている彼は、自分とは真逆の圭太をどうにも放っておけなく感じたのだ。圭太もまた、玄一郎と過ごし温もりを知ることで、麻痺していた感情が柔らかく溢れ出てきて……。
作曲家の時雨はある田舎町に引っ越してきた。そこで、幼なじみの亘と再会する。彼は氏子に慕われる立派な神主なのだが、時雨の唾液を「おいしい」と言っちゃう変態だった! 戸惑う時雨だけど、亘からの真剣なアプローチと彼の作るおいしい料理に心と胃袋を鷲掴みされ、亘の娘・唯のかわいさにもノックアウト! 三人で幸せに過ごしていたけれど、唯には秘密があって――?
無防備な顔見たら、勃っちまった大学生の総は、叔父のミチルがバイトしている会員制ゲイバー『ヴェロッサ』のオーナー、真也に密かに憧れていた。超美形…なのにちょっと崩れた感じもしてカッコイイ。ところがある日、ミチルが真也に手酷く振られ店を辞めたことを知り、総の怒りに火がついた。誰とも恋愛しないというこの男、本気にさせて振ってやる! チェリーボーイVS面倒臭い男。復讐劇の顛末は……?
慎ましく過ごしている友人の圭一。薙久はそんな彼が大切だった。圭一もまた、薙久のことを大切に思っていた。友人として。二人ともそれ以上を求めてはいなかった。ところが、圭一が弟である馨に請われて抱かれた時から、その関係は変わっていく。熟れた身体の圭一を目の当たりにした薙久は、おののく彼の肌に触れて恋を思い知らされる。全部が欲しいとは言えないけれども──。
慎ましく過ごしている友人の圭一。薙久はそんな彼が大切だった。圭一もまた、薙久のことを大切に思っていた。友人として。二人ともそれ以上を求めてはいなかった。ところが、圭一が弟である馨に請われて抱かれた時から、その関係は変わっていく。熟れた身体の圭一を目の当たりにした薙久は、おののく彼の肌に触れて恋を思い知らされる。全部が欲しいとは言えないけれども──。
元モデルの凛大は、冴えない容姿ながら長身の隣人・黒枝にコンプレックスを刺激されていた。けれど、木訥な彼と過ごす時間は心地良く、徐々に親しみを感じ始める。そんな時、黒枝がまるで別人のような雄の魅力に溢れた顔で男に奉仕するのを見てしまう。実は黒枝は吸血鬼で、栄養補給に精液が必要なのだと言う。まったく信じない凛大だったが、飢えた黒枝に“補給”を求められ!?
飛鳥沢一族の御曹司・弓瑛にとって、執事の蝶野は王子様だった。幼い頃、弓瑛は寂しさのあまり童話のお姫様に憧れ、自分だけを愛してくれる王子様を求めていた。そんな時に蝶野は弓瑛を守り、ずっと側にいてくれたのだ。けれど、どんなに尽くしてくれても執事の本分を逸しない蝶野に、恋心を告げられるはずもなかった。ドレスを着たお姫様になって、蝶野に愛されたかった弓瑛は……。
憧れの講師・柳の家は汚部屋だった! 便利屋でバイトする大学生の幹太は、片付けのため柳宅を訪れ愕然とした。知的で潔癖なイメージの柳に、仄かな想いを抱いていたのだ。けれど片付けに通ううち、人見知りでちょっとズレた言動をする柳の素顔を知る。先生って、なんか可愛いかも――そんな風に思い始めた頃、柳がゲイだと知ってしまい、狼狽えた所に恋人代行を申し込まれて!?