運命淫戯~ピンクのオメガと獣人王~【イラスト入り】
多くのオメガが集められ客を取らされている陰の娼館「養成所」。かつてそこの男娼だったオメガのユアンは、今は凄腕のハンターとして発情期に抗いながら生きていた。そんなユアンにつきまとうのは、男娼時代の初めての客で、高額賞金首の獣人王バルド。ユアンは、いつかその首を獲ってやると反発しながらも、バルドの圧倒的なアルファのフェロモンに屈服し、会うたびに激しく抱かれてしまう。バルドの「早く俺のものになれ」という言葉は孤独な心を甘く揺さぶるが、ユアンには戦い続けなければいけない理由があって―――。
桜ノ国~キルシュブリューテ~【イラスト入り】
子供の頃に、書生に弄ばれた過去が影を落とし、文弥はひどい男性恐怖症の上に吃音だ。芸者の母譲りの、その容姿のせいで、学院の教師にも目をつけられ、みじめで孤独だった。新学期──文弥は、威圧的なハーフの上級生エルンスト・惣一郎と、寮で同室にさせられる。美貌だが、昏い灰色の瞳をした伯爵令息。先輩はあの時の書生とは違うと言い聞かせながらも、おどおどとする文弥を見て、何を思ったのか、惣一郎が自分の家来にすると言い出して……。
緋色の秘蜜~北の村の赤ずきん~
教会の小部屋で淫らな行為をし、相手の不調を癒す──ライカが羞恥をこらえその仕事をするのは、すべて村人たちのため。しかし首都からやってきた商人・ギリアンが、それを売春だと指摘し、俺は、と宣言した。「俺はもっともらしい理由を並べ立てたりしない。あんたとセックスするためにここに来た。……じゃあ、いやらしいことをしようか」 屈辱に震えながらも、初めてそうと意識する性交は快楽が桁違いだった。甘く蕩ける身体をどうにもできず、ついには自ら彼を求めてしまい……。有名童話を官能的にアレンジ、西野花流BLお伽噺!!
とりかえばや【イラスト入り】
滅亡した一族の仇を討つため、シェーナはまんま貴公子サマエル・アビレッシアになり代わった。だが堕ちた運命は変えられないのか。過去をたてに罠にはめられてしまう。 耽美小説の女王が、豪華絢爛な背景を舞台に紡ぎだす、衝撃の作品!
クリームな僕【イラスト入り】
僕は、理想の世界を叶えるとして改造された人型仔猫、湊。連れて行かれた大きなお屋敷では、僕を躾けてくれる飼い主の加賀田様が待っていてくれた。初めてのいろんなこと、ドキドキしてしまう。加賀田様からは綺麗な人猫シャオとの睦みを命じられて!? 耽美の女王が、小さき獣たちを愛で尽くす表題作ほか『天児』『ディナーには僕を』等収録。
野獣なネコ 流されるクマ【イラスト入り】
大学生の健児は、昔から『失敗大将』と不名誉なレッテルを貼られ続けてきたヘタレ。かつての柔道部仲間と行った母校の文化祭で、好みの美少女をナンパなどとらしくもないことをしでかしたのも、その汚名返上のためだ。が、勇気を出して声を掛けたコスプレメイド美少女は、女装男子だった!!! 結局失敗し落ち込む健児だが、そればかりかバイト先の予備校でその子と講師と生徒として再会してしまう。逃げまくる健児とは裏腹に、その子は健児に興味がある様子。ぐいぐいぐいぐい迫られて……。クマ対ネコの駆け引きエロラブバトルの結末は!?
准教授と依存症の彼【イラスト入り】
母親や複数の男性との過去…。壮絶な少年期を送りその影響から抜け出せずにいる大学生の須藤舜は、行為の後でなければ食事が摂れず、その後にすべてを吐き出すように詩を紡ぐ。そんな舜の詩は、高く評価され、詩集はベストセラーになるほどに注目を浴びていた。しかし肝心の舜は、大学の准教授で後見人でもある恭平にしか心を開かず、ほかの人間と全くかかわろうとしない。舜を想い、彼の自立を願う恭平は「お前を愛している。だから俺は、お前を抱かない」と宣言。「死の宣告」にも近い恭平の拒絶に、舜は困惑し追い縋るが…。
偽りの共犯者【イラスト入り】
老舗呉服屋の支店を任されている名越春彦には、人に言えない秘密があった。両親を失った春彦を引き取って育ててくれたダンディな義父・基伸を、ずっと思い続けていたのだ。一時は基伸を諦めようとした春彦だったが、基伸の実の息子で義弟の篤基と関係してしまう。さらに篤基は、基伸が好きなのは春彦の実父・木嶋秋人だと告げる。実父の身代わりとしてなら、基伸は自分を抱いてくれるかも──? 篤基との淫らな行為に耽溺しながら春彦が思い描く昏い欲望を、篤基が更に煽り立てて……!? 想いが縦糸と横糸のように絡み合うトリプルラブ!!
シリーズ:トレインビースト
ヤバい組織に追われているという友人に頼み込まれ、差し入れを届けることになった柿崎忍。しかし指定されたその電車に乗り込んだ途端、乗客たちが一斉にいやらしい手を伸ばしてきて、忍はパニックに陥った。集団痴漢──衝撃の事態に忍は恐怖したが、真相はさらに劣悪だった。「教えてやるよ。ここはな、電車の中で思いっきり痴漢プレイをしたいっていう彼らの欲望を叶えるための場所だ。お前はそのための『接待係』」獲物である忍に、男たちの容赦ない淫虐の手が迫る。忍は逃げ場もなく拘束されて……。乱れるほどに愛される、恍惚の凌辱ロマンス!!
運命淫戯~ピンクのオメガと獣人王~【イラスト入り】
多くのオメガが集められ客を取らされている陰の娼館「養成所」。かつてそこの男娼だったオメガのユアンは、今は凄腕のハンターとして発情期に抗いながら生きていた。そんなユアンにつきまとうのは、男娼時代の初めての客で、高額賞金首の獣人王バルド。ユアンは、いつかその首を獲ってやると反発しながらも、バルドの圧倒的なアルファのフェロモンに屈服し、会うたびに激しく抱かれてしまう。バルドの「早く俺のものになれ」という言葉は孤独な心を甘く揺さぶるが、ユアンには戦い続けなければいけない理由があって―――。
天国の門【イラスト入り】
実業家・柏木一也のもとでボディガードをしていた元刑事の裕太は、孤独な一也から強く求められ、一也に惹かれるようになる。あと少しで結ばれるはずだった二人の前に、景という子供が現れたことで二人の運命は大きく変わっていく。一也が捨てた、一也そっくりの息子・景を、裕太は溺愛し、大切に育て上げた。そんな景が19歳を迎えたとき、裕太は景の異変に気づく。姿も心もあまりにも似すぎている父と息子は、やがて裕太を奪い合い、泥沼へと進んでいく。密かに愛し続けた男と、慈しみ育てた我が子同然の男の間に挟まれて、裕太が最後に選んだ道は──。
後宮皇子【イラスト入り】
女神信仰の宗主国エメリッヒ──。その現王の子でありながら皇子と認められず『神の御子』として体よく虐げられてきたメルヴィン。彼を厭う王妃の命で気の塞ぐ淫らな務めもあったが、それでもその心は凪いでいた。二人の優しい異母兄、フェンネルとクライブがいたから。ところが18の年、メルヴィンの属していた『奥の院』が突然解体。行き場を失ったメルヴィンは、兄皇子たちの妾として後宮へ連行される。「母からお前を守り、生き永らえさせるには、こうするほかない」──閉ざされた高級で紡がれる背徳の官能。禁忌のロマンス!!
「ニライカナイ」シリーズ
骨董店『青嵐』の主人・池端伊織は、魔を祓う手──いわゆる物についた邪念を祓う浄化能力の持ち主。ときたま店に持ち込まれる品を浄化しては具合が悪くなるが、2年ほど前から共に暮らすようになった居候の水虎(命名=たま)のおかげで、それは長引かなくなった。普通とはいえないが、優しく穏やかで満ち足りた日々。だがそれは、ある日突然終わりを告げた。逆上した客に、伊織が刺殺されたことによって。──伊織っ、伊織っ……!? 死、ぬな……死ぬな、死ぬな!! こんな運命、認めない!! この世とあの世を行き来する命がけの奪還劇!!