熱帯COMICSの感想・レビュー13件チャラい男の多面性 #1巻応援 #完結応援あのこが好きだった本 イマイマキあうしぃ@カワイイマンガ顔が良くて優しそうで、飄々としていて掴みどころがなく、優柔不断だけどすっと懐に入ってくる、そして執着しない、いい男。 本作はそんな「チャラい男」が女性を取っ替え引っ替えしながら、女性から好きな本を教わる話……と思わせておいて、次第に彼の人間関係とそこで出会う本、そして彼の身に起こる不思議な出来事が綴られる。 「チャラい男」という第一印象から入った私は、次第に彼の多面性を目撃する。底が浅そうな人物という評価は次第に崩れる。感性の豊かさ、分からないと素直に言えるところ、そして抱える複雑さ。時々ある整合性の取れないエピソードや夢と思われるシーンもまた、彼の深みを増す。 チャラい男に懊悩はあり、分かりにくいけれど愛はあった。分からない人に心を寄せるためには、その人にも多面性があると思うことからなのかもしれない、と思わされた。関係を表現するための言葉が社会に足りていない!煙たい話【単行本版】 林史也starstarstarstarstar_borderゆゆゆ家族?かなと思ったら、冒頭で違うと書かれていた。 友達なんだけど、一般的に想像される友達ではない。 恋人でもない。 一緒にいて居心地がいい人。 それは一体何なんだろう。 じゃあやっぱり友達かな。 でも、それなりの年齢で、共通点は同級生で、それでルームシェアなんて、一般的な友達の枠からズレていて、それを説明するのが面倒。 わかるようで説明が難しい武田くんと有田くんの不思議な関係性。 それから、籍を入れていないけど、子連れ女性と同棲している店長。 けじめを付けるところは付けろと妹を介して伝えてくる老いた親。 話だけ聞いていて、板挟みの姪。 姪にも悩みがあって。 友達に彼氏ができたら友達として遊べなくなるの? 嫌だとは言えないの? 武田くんと有田くんの何気ない日常に加えて、うまくいっているのに、世間の常識に合わせて語ろうとすると、機微がうまくいえない関係がつらつらと紡がれている。 落ちついた関係性に穏やかな気持になりつつ、ちょっと考えさせられる漫画。想定外がゴンゴン降ってきて、おもしろいバトル漫画間宮さんはバトル展開を期待する 丙starstarstarstarstar_borderゆゆゆ魔族と人間、ハーフの女の子・バトル展開好きな間宮さん。 戦う女の子キャラが好きな稲穂さん。 稲穂さんは、間宮さんが繰り広げる、リアルなバトルをおかずに、ごはんをモシャモシャ食べる。よく食べる。 そして高校生ふたりが、厨二病くさい必殺技名を話しては、キャイキャイ言いながら、盛り上がる。 リアルなバトルシーンも、間宮さんが強すぎるのでギャグ漫画のよう。 敵は間宮さんを葬り去ろうとやってきているのに、女子高生ふたりがキャアキャアと話をしている。 とはいえ、敵をやっつけたり、鍛錬かかさぬ&戦いながら強くなる間宮さんの存在と展開は、すごくバトル漫画だと思う。 戦うだけのシーンが続くと飽きてしまいがちな私にも楽しく読める。 ちなみに読み切りでなく、連載なので、間宮さんのバトルをいっぱい読めます。 稲穂さんのご飯もはかどります。こんなオタクに誰がしたこんな男(オタク)に誰がした 完全版 九州男児starstarstarstarstar_borderゆゆゆ雑誌のようなかっこよいデザインの表紙。 かっこよい格言。 ポーズをとる見目の良い男性。 中身は4コマギャグ漫画です。 表紙の男は、主人公のガイト。 こじれた理屈っぽいニートです。 彼の趣味はアニメと漫画。ジャンルはノンジャンル。 ノンジャンル過ぎて、シンプルな恋愛モノを突き詰めていった結果、BLに至った男。 さらに作品の考察をしていたり、人生のままならなさにうちのめされたり、石油王の手助けをしたり。 ゆるふわ濃い、思わず笑ってしまうギャグ漫画です。 煙たい話とはそう言うことなのかな。煙たい話【単行本版】 林史也starstarstarstarstarPom この何とも言えない二人の空気感がページをめくってしまう。 自分達の選んだ人生なのに、周囲に色々と言われすぎてちょっとしんどいし苦しくなるかなとも個人的に思う。 武田君も有田君も二人とも優しい。 淡々と過ぎてく日常で揺れ幅も少ないけど、心と頭は忙しい感じ。 1巻と3巻見比べても、最初の頃とは違うなぁと。 しっかりと現実見ていて常に自問自答している。 すごい二人だなとも思った。 関係性に名前って必ず必要なのかな。うーん。 考えさせられる。感想大手ギルドで10人分働いている超優秀な俺をクビってマジですか? feiren 唐土唐助名無しCOMIC熱帯ってセンス良い漫画が多いイメージだったから急にこんなテンプレ異世界モノが始まってがっかりした。勝手に期待してたこっちがわるいんだけど。 あとテーマはさておきいくらなんでも絵が下手すぎて話が頭に入ってこない。いつも違う女の子と居る男が本を読む話あのこが好きだった本 イマイマキ名無し面白かった。漱石の書く飯は不味そうって聞くとたしかに読みたくなる https://www.comicnettai.com/book/12 コーヒー部こはく部、営業中! 内田康平 そうまかなこ名無し3dの素材が作画に馴染んでなくて気になる「カワイイの元祖」イラストレーター・内藤ルネ物語BOYS in LOVE 内藤ルネ物語 狗飼恭子 ユウキアキ名無しファンシーで洋風でカワイイ画風で知られるイラストレーター・内藤ルネの物語が、主人公・本間の視点から描かれます。読みながらこの主人公何者なんだ?とずっと謎だったのですが、ググったらマネージャーさんなんだとか。 伝記やエッセイ漫画が好きなので今後の展開が楽しみです。 https://www.comicnettai.com/book/14顔の輪郭のクセがすごいあのこが好きだった本 イマイマキktphy顔の輪郭が限界まで省略されていて独特の空気感を感じる 宮川サトシが生還後の日々を描くエッセイ漫画闘病「後」日記 宮川サトシ名無し※ネタバレを含むクチコミです。家族でも恋人でもない“名前のない関係”を紡ぐ2人の物語 #1巻応援世界にさよならのキスをして【単行本版】 日々の杏sogor25えつことアラメという幼なじみ2人はお互いが唯一無二のかけがえのない存在だと感じていて、周囲からも恋人同士だと思われているような関係なのですが、 本人たちは相手に対して恋愛感情を持っておらず、 事実として、アラメに**彼女がいた**時期も2人の関係性は**全く変わる事がありませんでした。** そんな2人は、えつこの家族が事故で亡くなったことをきっかけに同居を始めます。 この作品は家族とも恋人とも異なる**“名前のない関係”**を築いている2人の同居生活を通して、互いが相手に対して抱いている思いと僅かに生じた**関係性の歪み**を丁寧な心情描写で描いていく作品です。 1巻まで読了女子高生と"火星人"のポストアポカリプス・ロードムービー #1巻応援終わるセカイの修学旅行 なおたけ studio HEADLINEsogor25この作品は女子高生のさつきと“火星人”の少女・メイの2人組が荒廃した日本を巡っていくという物語です。 1巻で2人が巡るのは歌舞伎町や渋谷の109、池袋の水族館など東京の中心となる場所ばかりですが、その場所も人が全くおらず、完全に廃墟と化しています。 それでも2人はかつてその場所がにぎわっていた様子に思いを巡らせ、全力で“観光”を楽しんでいます。 また、2人の髪や瞳、風景などの注目するポイントはカラーで描かれていて、その色使いからも明るい印象を受ける作品です。 日本が荒廃してしまった理由や“火星人”であるメイの秘密など謎はたくさんある作品ですが、2人のほのぼのとした旅路に未来への希望が感じられる。素敵な世界観の作品です。 1巻まで読了
顔が良くて優しそうで、飄々としていて掴みどころがなく、優柔不断だけどすっと懐に入ってくる、そして執着しない、いい男。 本作はそんな「チャラい男」が女性を取っ替え引っ替えしながら、女性から好きな本を教わる話……と思わせておいて、次第に彼の人間関係とそこで出会う本、そして彼の身に起こる不思議な出来事が綴られる。 「チャラい男」という第一印象から入った私は、次第に彼の多面性を目撃する。底が浅そうな人物という評価は次第に崩れる。感性の豊かさ、分からないと素直に言えるところ、そして抱える複雑さ。時々ある整合性の取れないエピソードや夢と思われるシーンもまた、彼の深みを増す。 チャラい男に懊悩はあり、分かりにくいけれど愛はあった。分からない人に心を寄せるためには、その人にも多面性があると思うことからなのかもしれない、と思わされた。