ハツキスの感想・レビュー23件母が子が本当に旅立つ時神様を殺す子供たち 小宮みほ子starstarstarstarstar_borderPom 史絵莉ちゃんの闇、母親から離れられない苦しさも、母親も子供から離れられなくて本当は苦しい胸の内もまだ経験してないけど、分かる気がする。 心の空虚感を自分自身で埋められた時に、親から本当の意味で自立をして、自分の人生を始めることが出来るのか。なんて事を思った。 決して、母親が嫌いになった訳じゃないんだよね。 史絵莉ちゃんも大輝くんも、自分の人生から、逃げずに向き合って偉いなと最後は、心打たれました。あれ、更新が止まってる…??ガチ恋物語 プチキス 青木万里子starstarstarstarstarかしこ「アイも変わらず」がすごく面白くて青木万里子さんの他の作品も読みたい!!と思って探したんですが、こちらの1作しか見つからず…。しかも第1話の更新で止まっているようです…。なんでーーーーーー?!!!2020年以降は商業誌では描かれていないんだろうか?それともペンネームを変えたんだろうか?何か情報があれば教えていただきたいです😭これは知られざる才能だ!!アイも変わらず 青木万里子starstarstarstarstarかしこマンバのクチコミを見て知った作品です。短い文章なんですが本当にオススメなんだなっていうのが伝わってきたので購入してみました。 https://manba.co.jp/topics/45809 表紙はシンプルなんですが、読んでみたら絵もストーリーも雰囲気も全部どんぴしゃで自分の好きな感じでした!!こんなに心ときめく作家さんとの出会いは久しぶりで、一日中ワクワクするくらい嬉しかったです。 ざっくり言うと恋愛感情を抱かないセクシャリティの男の子と性に奔放な女の子が友達になる話です。わりと最近よく見かけるテーマかなと思うんですが、この作品は登場人物の感情がとても自然で、ストーリーよりもキャラクターの内面を重視して描かれている感じがしました。なので人間関係としては複雑になっていくんですが嫌いなキャラクターは1人もいません。高校生の頃に出会い、同じ大学に進学し、別々の仕事をするようになる…という時間経過の構成も上手くて、大満足の全1巻でした。 なんならあと10巻は読みたい!!本当に電子限定なのはもったいない!!電子限定なのはもったいないアイも変わらず 青木万里子名無しフラットな恋愛・人間関係を描いた傑作。 じっくりと読みたい作品なので、紙の単行本でも出版してほしい 結局の所は。世にも奇妙なスーパーマーケット 嶽まいこPom このスーパー、モヤモヤしてる人がつい入ってしまうスーパーらしい。 私もモヤモヤしてる時に入ってみたい。いや、常にモヤモヤしてる様な。コバヤシ店長と喋ってみたい。笑 店長は、とても味のある人で、あの毒舌が妙に癖になり、ついつい読んでしまいます。 まぁでも結果、良い方に向く人もいれば悪い方に向いてしまう人もいて。話の終わりもなるほどなと納得し、色んな人の人生を見ている様な不思議な気持ちになる漫画でした。世にも奇妙だけど心地よい世にも奇妙なスーパーマーケット 嶽まいこ野愛ダメ男に振り回されたり、ケチな友達に不満があったり、メシマズな妻に悩まされたり……モヤモヤを抱えた人たちの前に突然現れ、ぴったりな商品を販売してくれる世にも奇妙なスーパーマーケット。 お悩みなんでも解決の便利アイテムではなく、使ってどうなるかは自分次第。 うまく使えたとしても自分が変わらなければ意味がなかったり、新たな問題を引き起こしたり。 心のモヤモヤが晴れてわかりやすくハッピーエンドっていうわけではないけど、めちゃくちゃバッドエンドもない。 まあいろいろあるけど日常は続いてくよね〜人なんて簡単に変わらないよね〜みたいな軽い感じが心地よかったです。相撲部屋で暮らすって想像がつきづらいけれど。。すまいのせちえ 両国二雨Pom 相撲と恋愛って組み合わせって初めてと思って読みましたが、するすると5巻まで進んだ。 最終的に皆が皆いい形で終わりを迎えたけれど、恋愛漫画にしては内容は結構ダークだった印象。 自分が二葉の立場だったらちょっと病んでしまいそうかな。。 8年の記憶がないってどんな感じなんだろう。。リカラフル やじま冬美Pom 8年前に起きたテロ事件で被害に遭い、8年間眠り続けていた馬込リカと、リカと同じように眠っていた和田和人。 眠りから覚め、2人で事件の真犯人を探し出すお話。 中盤くらいから何となくこの人かなと思う箇所はあり、推察しながら面白く最後まで読めました。 8年分の記憶がないリカと和人の将来が豊かなものであってほしいと思わせてくれた作品でした。ゲーム実況配信者漫画!?ガチ恋物語 プチキス 青木万里子名無しなんと若い題材の漫画か! …と思ってしまいました!ゲーム実況者とそれをプロデュースする女性の漫画(実況者ファン)、でしょうか。 なるほど生まれるべくして生まれた漫画だなと思ってしまいました。 実況主に対して「個人的にDM返さないで」と言ったり「誰かの承認欲求の為にゲームしてるわけじゃない」と言ったりするところはホントリアル…。 女性目線でも男性目線でも楽しめそうなテーマでさらっと読めます。セクマイという"型"に嵌めず自分自身を見つめ直す物語 #1巻応援きみのせかいに恋はない 伊咲ウタsogor25高校生の花井チカは同級生の君嶋に告白され、付き合うことになる。 しかし実は彼女は、人に対して"恋愛感情"というものを持ったことがなく、仲の良かった君嶋に対してもその"一線"を超えることができず、結果的に別れることになってしまう。 その後、大学の心理学部に進学した彼女は、ある教授との出会いから"恋愛感情"がわからない自分自身がどういう存在なのかを見つめ直し始める、という物語。 「恋愛感情がわからない」という説明で気付く人もいるかもしれないが、この作品はいわゆる「アセクシャル」をテーマとして暑かった作品。 しかし、主人公のチカが「アセクシャル」なのかと聞かれると、すぐには首肯できない作品でもある。 作中でも「アセクシャル(無性愛者)」とは「性別を問わず他社に対する性的な欲求を持たず、関心や欲求を抱かない人」という説明があり、チカも自身がこの説明と合致するという印象を抱いている。 しかし、チカは「自分がアセクシャルなのかどうか」という過程を通り、さらにその先の「自分がどういう人間なのか」という部分にまで考えを巡らせるようになる。 セクシャルマイノリティを扱う作品では、それぞれの"定義"というものが存在しているがためにその"定義"に沿った人物像という形で描かれやすく、実はそれは「男らしさ」「女らしさ」のような、本来セクシャルマイノリティとは対局に位置するはずの考え方に近づいてしまっているのかもしれない。 この作品では、登場人物が自らをセクシャルマイノリティという定義の枠組みに当て嵌めていくのではなく、定義を知ることで逆に自身がどういうアイデンティティを持っているのかを丁寧に因数分解して見つめ直すという過程が描かれていて、"定義"よりも"個"としての存在を大切に描いているような印象を受ける。 『性別X』などのエッセイマンガでは"定義"を説明しながらその定義に当て嵌まらない人も実際にはいるという説明が著者の実体験に沿う形で描かれることも多いが、もしかしたらこの作品はそういう意味でリアルに近い形でフィクションとしてキャラクターの成長の過程を描いている稀有な作品なのかもしれない。 片思いしつづける二人の主人公#1巻応援真夜中にコーヒー さわの将六文銭メインの登場人物は2人の男女。 女性のほうは高校時代の先輩に、男性のほうは元バイト先の人妻に、それぞれ思いを寄せている。 相手に思いを告げることもなく、何かアクションするわけでもなく、密かな片思いという感じで、相手を静かに見守っている。 相手が幸せなら、自分は満足だというような様子。 何かを求めず、自分が好きというだけで十分なのだ。 なんとも切ないような、自己完結的というか、こじらせた片思いの成れの果てような様子は、読んでいてむず痒いです。 ただ、どうしうようもなく自分の心に素直なところは、羨ましく眩しいなぁとも思います。 この片思いし続けている二人が、微妙に共感したりズレてたりするので、今後どうなっていくのか楽しみですね。 片思い相手に何かアクションするのか、それともこの二人がくっつくのか。 1巻の最後に、何かアクションが起きそうな予感です。私もこんなお店に行きたい!世にも奇妙なスーパーマーケット 嶽まいこ名無しこのスーパーマーケットは、悩みがあったりもやもやしている人の目の前にいつの間にか現れる変わったお店で、店長の小林がその人の悩みにぴったりの不思議なアイテムをおすすめしてくれるという話です。 私もこんなお店に行きたいです!お相撲と恋愛すまいのせちえ 両国二雨名無しイケメン若手力士と相撲部屋の娘の爽やかな恋愛ものかぁと思って読んだらちょっと違くてびっくり。複雑な恋愛関係に途中、「うわ~っ」って衝撃が走る。読めば読むほどハマります。相撲と恋愛という不思議な組み合わせですが、けっこう面白いです。あと、相撲の世界、ちゃんこや髷、裏方さんとかいろいろ興味深くて、相撲に関心がない私でも楽しみながら読んでいます。 どうしても応援したい漫画ON THE ROAD GIRLS ISAKA名無し応援する理由はもう…後書きですよ!どうしても応援したいしもっとずっと描いてほしい!! 共感する部分がありすぎてほぼ作者の体験談?みたいに感じてしまいます。 都会と田舎の差、ほぼこれです。全部赤裸々に書いてあると言っても過言じゃ無い。 女性の話なので女性は結構共感できるんじゃないでしょうか。まさに「世にも奇妙な」でした。世にも奇妙なスーパーマーケット 嶽まいこnyae基本はなにも考えずに気軽に読めますが、話によっては結末を知るのがちょっと怖いものもあって、読みながら「これ世にも奇妙な物語っぽいな」と思ったんですけど、タイトルがそもそもそうなってることに途中で気付きました。なにも考えなさすぎた。 店長のコバヤシの態度が不躾でタメ口なんだけど誰も怒らないのがいい。この物語が"フィクション"ではない人に届いてほしい #1巻応援ON THE ROAD GIRLS ISAKAsogor25そこは田舎とも都会とも言えない、でもとても"閉鎖的"な町。男は外で稼いで来るのが仕事で、共働きだろうと女が家事育児をするのが当たり前、そんな今や化石のような前時代的な考えが蔓延る町。そんな町が嫌で東京に就職し、東京のしがらみの中で疲弊してまたこの町に舞い戻ってきた38歳の女性が主人公。 現代の感覚でいうと主人公の考え方はもっともらしく見えるのだけど、それはその町の"普通"とはあまりにかけ離れていて、そこに38歳という年齢、そして一旦町の外に出たにも拘らず戻ってくることになってしまったという状況が重ね合わさって、主人公の苦悩は重くなり、しかし打開策の選択肢は少ないという息苦しさが作品全体にのしかかってくる。痛々しいまでの心理描写が心をえぐってくる、でも目が離せない作品。 この作品のテーマとなる部分はかつての少女マンガでは大きな主題として存在していたのかもしれないが、最近では直接的に扱われることが少し減ってきているように思う。"男性性・女性性"という概念のに対する閉塞感の打破がゴールだったものが、そこから一歩外へと踏み出し、"多様性"というより自由度の高い問題に触れることができるようになってきてるのではないかと感じている。 私自身にとってもこの物語は"フィクション"で、主人公に感情移入はできるものの、この町の"普通"に現実感を得ることができずにいる。でも、この主人公と同じような悩みを抱えている、この物語が"フィクション"ではない人も間違いなくいるはずで、そういう人にこそ届いてほしいと思う作品。 1巻まで読了 なんか安心する漫画非モテ女子、今日も安定。 ケイケイ名無し絵柄からかそれとも内容か、読んでると安心します。 自分以外の人間がなにやってるかちょっと垣間みえて落ち着くって感じでしょうか? 激動でリズミカルな漫画も好きですがたまにはこういう漫画もいいな、って感じですね〜一つの家で起きている出来事。インザハウス 小宮みほ子Pom 不思議な関係で成り立つ家族生活の話。 子供の一言がきっかけで旦那の愛人、妻の近くにふとしたことで現れたナガイ君と2人の子供、計6人で住むことになり、言葉悪いかもだけど、読めば読むほど何故かしっくり、家族として馴染んでいる感覚に陥ってる自分がいる。 妻、橙子の器の広さなのかナガイくんに心惹かれてるから旦那、愛人なんてどうでもよくなっているからなのか、子供に救われてるのか、本当のところはわからないけど側から見ると、何の変哲もない新築戸建て。 でも、あの家の中では色んなことが渦巻いている。想像するとゾッとして鳥肌が立ちます。 そして、一番正体不明のナガイくんが一番恐ろしい! 2巻までですが、まだ序盤な気がしてるのでナガイくん(家族皆秘密抱えてるのか?)の正体を楽しみにしたいと思う。千葉がカッコイイに尽きる!私の町の千葉くんは。 おかもととかさ名無し主人公は、学校の先生の割に軽い気もするけど、女を強調してないから親しみが持てます。 そして千葉兄弟がかっこいい…! モテる男たちを、変に大げさな言動にせず、ナチュラルに描いてるのがよいです。かっこいい男って確かにこういう感じだよね、と思わされます。 千葉弟は、教師を翻弄する小悪魔的なキャラクターなのかと思ったら、どうやら過去にそうじゃない理由があるらしく、話の先が知りたくなります。千葉兄も、圧倒的な学校カースト上位のモテ男ならではのオーラがあって、しかも独身となれば展開が楽しみです。 初恋の人の弟が教え子(悶絶)私の町の千葉くんは。 おかもととかさ天沢聖司設定だけで優勝って感じでめっちゃ最高でした…!ずっと目で追って憧れているだけだった千葉くん。その弟がが自分の学校に転校してきて初恋が蘇り、打算ではない恋にスコーーンと落ちてしまう。 https://res.cloudinary.com/hstqcxa7w/image/fetch/c_fit,dpr_2.0,f_auto,fl_lossy,h_365,q_80,w_255/https://manba-storage-production.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/uploads/book/regular_thumbnail/176496/7c0bd427-4d18-4b3a-a510-fd35466bd42c.jpg (△『私の町の千葉くんは。』おかもととかさ 1巻) **主人公・マチの恋愛に対するリアルなスタンスがすごく好き。** 高校生同士の恋愛マンガだと、主人公がちょっとのこといちいちときめいたりドキドキして恥ずかしがって身動きが取れなくなってることが多い。 一方、マチは27歳。 生徒と恋愛はありえないという前提がきちんとあり、千葉にときめいていても、合コンで知り合った男と寝る。学校で腕を舐められても、**一方的に翻弄されたりせず客観的に相手の意図を分析して冷静になるところが年相応で良い。** https://i.imgur.com/c179KE3.png (△『私の町の千葉くんは。』おかもととかさ 1巻) **この、「いくら当時の恋心が蘇ったとしても、それはそれ」と頭で割り切り行動できるところがリアルで、読んでて楽しい!** 格好いい男の子の格好いい行動だけじゃなくて、それ以外の部分で読ませてくれるから本当に面白い。 あと王道ではない絵柄が超いいんですよ…!シンプルなデフォルメでありつつ、一方で男性キャラを描く線は色っぽい。 まだ1巻までしか読めてないけれど、千葉(兄)が参戦してきたので、んも〜〜〜どうなるのよこれ!?忙しい忙しい…となりました。早く続きが読みたい…!! (▼いやこんなん好きになっちゃうに決まってんじゃん…『私の町の千葉くんは。』おかもととかさ 1巻) (リアルとネットの間の)ギャップに萌える…? #1巻応援ハナさんは実らせたい! 上野はる菜sogor25主人公のOLが婚約してた彼氏の家に行くと知らない女性と同衾真っ最中 →次の日通勤中に痴漢に遭うもメガネイケメンが助けてくれる →後日親から持ちかけられたお見合いの相手がその時の彼 →いい感じかと思ったらあっさり断られる →その後偶然再会したときに彼の手帳を見てしまい、彼がいつも自分のブログに優しいコメントをつけてくれてる常連さんだと気付く という、1話で半ばご都合的に設定を放り込んでくる。でもそのあとは主人公のOL・花川の凄まじい行動力とお見合い相手にしてコメント主・高屋の清々しいまでの二面性との凸凹な組み合わせがたまらなく痛快。 なにより高屋の"リアルのほう"の性格が本当に頑なで、花川との恋愛フラグを折るどころかフラグを立てる気配すら感じさせない。だからこそ、安易に落ちて"両片思い"のような状態になるよりもラブコメのコメディのほうが強調されて安心して読める。この作品が現状電子書籍のみでしか単行本が出ていないのは本当にもったいない。 1巻まで読了女性の幸せとか生き方を考えさせられたON THE ROAD GIRLS ISAKAPom 東京でバリバリ働いて地元に戻ってきたユキノと地元で主婦をしている道子が20年ぶりに再会を果たし、はじまっていくお話。 4巻まで読んだが、これどーなっていくんだろう。 地元帰ったアルアルとか女性の思いとか悩みが詰まってて、現実的だなあと思った。 私的感情は二人とも各々自らの幸せな道を歩いていってほしいと思う。 非モテ女子かなぁ。非モテ女子、今日も安定。 ケイケイPom 面白かった!OLの日常生活が詰まりに詰まっている短編漫画。 主人公自身の感情との対話が、重なるところもあるし、グサっとくるところもあるし、笑ってしまうところもある。 タイトルに惹かれて読んでみたが、思った以上に心に刺さる話だった。 今日も安定っていい言葉だと思う。
史絵莉ちゃんの闇、母親から離れられない苦しさも、母親も子供から離れられなくて本当は苦しい胸の内もまだ経験してないけど、分かる気がする。 心の空虚感を自分自身で埋められた時に、親から本当の意味で自立をして、自分の人生を始めることが出来るのか。なんて事を思った。 決して、母親が嫌いになった訳じゃないんだよね。 史絵莉ちゃんも大輝くんも、自分の人生から、逃げずに向き合って偉いなと最後は、心打たれました。