『ふたりの夜のすごしかた』第1、2話を収録した合本版! 学生の頃、クラス1のイケメン相良(さがら)に追い回され『リア充恐怖症』になった根暗オタクの蛍(けい)。社会人になっても仕事以外はぼっちを貫き、家で絵を描くのが唯一の趣味。そんなある日、引っ越し先で相良と再会!? しかも相良は漫画家になってて、漫画のアシをする事に!? マイペースなリア充漫画家×冴えないコミュ障オタリーマンの秘密の夜の関係が始まった。
「勃とうが勃たまいが関係ない…コッチで女の子みたいにイこうな」EDで気持ちよくなれない体だったのに、担任教師だった男のアレであっさり絶頂させられて…!! 昔から悪さばかりしてきたチンピラ・光谷は20歳になった今も悪友とつるんでいた。そんなある夜、一人きりになった部屋にやって来たのは、まさかのゲイ専門デリヘルボーイ!? さらに彼はかつて光谷達が原因で辞めた教師・逢坂で――「怯えた顔は可愛いもんだな、光谷」
『パパとぼくとかぞくになってよ』第1、2話を収録した合本版! 「パパ失格なのかな……」シングルファザーの翼は、3歳の息子・空のために、仕事や家事、育児に追われ、笑うことも忘れていた。そんな親子の前に、飾らない真っすぐな性格のゲイ・比呂が現れた。比呂は一人で抱え込む翼を助けたいのに想いは届かず……。それぞれが悩み苦しみ、想いを抱え繋がり合い、幸せな家族を創る物語――。
男色大鑑 改
浪人は人を切りつけた手で美しい若衆を抱き――。寛文三年、江戸。数多いる歌舞伎若衆の中で特に美しいと噂される滝井山三郎の演目に、必ず現れる浪人の姿があった。野暮ったく貧乏な風貌の武士に興味がなかった山三郎。しかし、ある日浪人の殺気だった姿を見てから、血を浴びて猛った躰に抱かれたいと思うようになり……。井原西鶴のえがく「男色大鑑」の世界から、身元を隠した浪人×歌舞伎若衆の秘密の切ない恋物語をご紹介。