ヤングアニマルZEROの感想・レビュー37件百合を売りにしたアイドルだがこの百合はフィクションです むちゃハムstarstarstarstar_borderstar_borderさいろく裏の顔では利用する側と逃げたい側とであった。という順当なアイドル路線のマンガとは一線を画す設定。 同人みが強いのが少し読み手を選びそうではあるけど慣れると穏やかな気持ちで見守れる不思議な作品でもある。加害者と被害者ノラの家 夕海名無し加害者と被害者は表裏一体であり、私たちもみなそのどちらにもなる可能性を秘めている……ていうのがテーマなんだろうけど、少し惜しいと感じた。 今のところ(12話まで)出てくる「加害者」側のキャラも、なんというか蓋を開けてみるとそこまで「加害者」ではないような〜…。 美大生の子の罪はアウティングされた相手と揉めてスコップで顔に傷をつけてしまったこと。 メガネの罪は人を轢いたこと。でも轢き殺したわけではなく、妊婦を轢いて流産させてしまい、妊婦はそれを苦に自殺、という、確かに罪は罪なのだが間接的で…。 それにメガネは元々家族からいじめられていて、挙句兄の虐待から姪っ子を守っていた、という可哀想なエピソードも描かれる。(途中までてっきりロリコンなのかと思った) 加害者はある意味被害者の側面もあり、加害者にも同情の余地があるんだよ!というテーマならこれでいいのかなあ〜…。 加害者虐待被害者をテーマにした作品は「羊の木」「モリのアサガオ」などがあるけど、これらの作品と比べると今作の登場人物たちが抱える「罪」は、なんというか「割と許してもらえそうな罪」であるように感じた。読者のストレスにならない程度の罪というか。 だからこそ熱血主人公のはからいであっさりわだかまりが解けていくんだけど、うーーん。 ハードでスリリングであればいい!というわけではないし、この作品の目指す方向とは違うのも分かるんだけど、それにしても全体的に少し予定調和に感じてしまったかも…。 しかし作者さんは浅野いにおのアシスタントらしく、背景や作画は一流。どこか鳥海茜っぽさも感じられる絵柄。今後、女性誌などでも活躍しそう。どう考えても連載のプロローグ!ヘラリュード はくり名無し悪魔のお腹の中で(どのくらいの期間か謎だけど)胎児でい続けた子、という設定に心を鷲掴みされました!これは絶対連載として戻ってくるはず!期待!力強いピアノの音が聞こえてくる様。ラプソディ・イン・レッド あみだむくstarstarstarstarstarPom 画力がとても力強かった。 ページを追うごとに盛り上がっていく展開に引き込まれまれていきました。面白かった〜。 寅雄、瑠音ちゃんを含めキャラクター皆、個性があり魅力的なんですが、わたし個人的には兎山先生が好きです。 ピアノを純粋に楽しんで音を奏でる寅雄、過去と言う型から中々抜け出せない瑠音ちゃん。切磋琢磨して、上を目指していく途中、やはりライバルが現れてくる。 色んな”音”があるんだなぁ。楽しい。 そして、読んでるとやはり本当のピアノの音色を聞きたくなる。1巻ではまだ分からないことが多いけども #1巻応援ノラの家 夕海starstarstarstar_borderstar_borderPom 1巻なので、人物像などもまだこれからってとこだと思いますが、自分が読んだことのない話だなと思うし、実斗の家に集まったメンバーの中に実斗の両親の交通事故に関係している人物がいるのかどうかも気になる所です。 両親が交通事故に遭ったのも驚いたので、話中にどんでん返しが二転三転ありそうな気もする。。 だけど、この物語が伝えたい主旨は現段階で自分が想像してるのとは違うかもしれないし、、いや、違うに自分で1票何ですが。。 これは首を長くして2巻待つしかないですね〜 女が強くてカッコいい #完結応援テンタクル 岡村星starstarstarstarstarかしこ2巻が血生臭くてめちゃくちゃ面白いです!バッサバッサと薙刀で男達を切り刻んでいく美しい人妻が出てきますよ〜!残念ながら3巻からは電子版のみの販売になってしまいましたが、今こそ全巻一気読みを推奨します!! 舞台は幕末の九州。国家転覆を測ろうとするテロリスト達を心優しき主人公が杖術で撃退していきます(杖術とは文字通り「杖」を使った武術だよ!)。テロリスト達も複数いてそれぞれの思惑があるから一筋縄じゃいかないんですよね。 主人公が最も敵対するのが皇族の血を引く女の子で、しかも凄腕の二刀流なんです。それがカッコいい〜!!幕末の歴史に詳しくなくてもカッコいい女達を見るだけでも価値があると思います。英雄に封印されし龍を巡る王道ファンタジー火の龍の国 石井明日香starstarstarstarstarたか※ネタバレを含むクチコミです。立ち上がれ日本人ジャパン 三浦建太郎 武論尊starstarstarstarstarウマタロ日本のヤクザが北斗の拳みたいな世界に飛ばされて、悪党をやっつけて真の「ジャパン」を作り上げようとする物語である。とまあ序章部分だけで1巻が終わってしまうのだけど、三浦建太郎の初期作品というだけでも読む価値は充分あり。 このままだと日本は古代カルタゴと同じく滅ぶと予言され、原発問題から食料問題まで、当時の日本社会への問題提起がなされる社会派な側面も。外国人にやられっぱなし、媚びまくりの日本人に対して、尊厳とは何か、アイデンティティとは何かを突きつけられる。気付けばジャパンの一員として熱い気持ちになっていることだろう。 少女ではなく中年魔法中年 灰刃ねむみ 魔木六文銭ついにきました。魔法中年です。 『魔法少女・三十路』もありましたが、こっちは中年です。 わいも中年なので、親近感しかない。 内容ですが、魔法少女が敵である魔女を倒すと、魔女の使い魔が怨念により凶暴化する。 しかし、残念なことに、この世界の魔法少女は視聴率稼ぐための娯楽対象として扱われているので、実はそんな強くない。 なので、その凶暴化した使い魔(悪魔みたいな風体)を倒すのが、この「魔法中年」の役目。 主人公の田中も、そんな魔法中年で、魔法少女が倒したり、倒しそびれた悪魔を倒す感じ。 色々ツッコミたくなる設定だが、とにかく田中が強くてスカッとするのが面白い。 表紙のとおり、絵に描いたような社畜気質な腰の低い中年なのでそのギャップにより面白さが際立ちます。 魔法中年ですが、変身もできるようで、なんと若かりしころ?の美少年にもなったもする。 2巻以降は過去の因縁めいたものもでてきて、物語にぐっとひきこまれます。 『ワンパンマン』とか、異世界ジャンルの目立たないおっさんが強い系作品が好きな人はハマルと思います。 怖かった〜〜〜俺の前から消えてくれ 本田かしこネットで無料公開されてたので読みました。夏にぴったりのホラー漫画です。てっきり自分は兄か妹のどっちかがすでに死んでたオチになると思ってたので予想外の展開でした。やっぱりページめくったら怖い絵があるって漫画の醍醐味ですね。肝が冷えるのでオススメです! https://younganimal.com/episodes/1e4390e51cc87届かぬ想いを88鍵に乗せて #1巻応援ラプソディ・イン・レッド あみだむく兎来栄寿先日、『最果てのセレナード』を読んだ友人が「ピアノが出てくるマンガが面白い確率は78%くらいで異常に高い」ということを言っていて、極めて同感でした。 思うに、ピアノとマンガは似ています。 ヴァイオリンを全く弾いたことがない人は多くても、幼稚園や保育園、学校などに置いてあったピアノを鳴らしてみた経験が一度もない人は少ないのではないでしょうか。また、マンガはキャラクターの落書きくらいはしたことがある人が多いでしょうし、描くまでにはいたらなくとも、全く読んだことがない人はほとんどいないでしょう。万民共通の体験として、理解・共感できるのは強いです。 そして、肝心なのはピアノもマンガも独力で表現可能な幅が極めて広いということです。オーケストラや映画などのようにたくさんの人の手でなければなし得ない形態もありますが、ソロピアノや個人制作のマンガなどはそれらにも劣らないレベルの表現が可能です。幅が広いということは、そこにあらゆる想いや感情を乗せることができるということで、物語との相性が非常に良いということです。 想いや感情、努力や研鑽の集大成に心を奪われ揺さぶられ、人生を変えられ、苦悩や葛藤を経ながら表現に向き合い、時に挫折し時に再起し、喜びも怒りも哀しみも楽しさもすべてを乗せて世に送り出し、それによってまた誰かの人生を変えて行く……そんな瞬間が切り取られて描かれるからこそ、ピアニストや漫画家を描いた作品には面白いものが自然と多くなっているのかもしれません。 ということで、この『ラプソディ・イン・レッド』もまた名作として名を連ねていくことが期待されるピアノマンガです。 とにかく、第1話を読んだ時点で今までのあみだむくさんの作品の中でも一番面白く、凄まじい熱量を感じました。血の繋がらない母親と暮らし、周囲からは問題児のレッテルを張られ、鬱屈としている主人公・寅雄。彼の心の叫びが聞こえてくる1話でした。「音」と書いて「こえ」と読ませ、自分の「音」を伝えて世界と繋がりたいと渇望する寅雄の感情の起伏が、非常に強く荒々しく描かれています。 言葉とは便利なものですが、時に言葉では伝わらない想いもあります。逆に、言葉に頼らず想いを通わせる瞬間というのは非常に美しいものです。寅雄は、自分の想いを言葉以外で伝える手段としてピアノに出逢い、そしてその願望を成して行きます。その姿には昂らずにいられません。 未経験でありながら曲を聴いただけでコピーできる桁違いのセンスと、しかも膨大な努力することに全く躊躇がない精神力を持っており、音符すらまともに読めない素人でありながら恐ろしいほどの速度で成長して行くであろうことにワクワクします。 芸術の世界といえば変人がつきものですが、濃いサブキャラたちも続々と登場して物語を盛り上げていきます。今後も非常に楽しみです。これはいいホラー俺の前から消えてくれ 本田名無し※ネタバレを含むクチコミです。好きな人の好きな人が好きな人は…?ぼくの好きな人が好きな人 葵せきな つづら涼名無しやはりな、という設定ですがおもしろそうですね!あんまりドロドロしない感じの三角関係だろうか。絵がとにかくかわいい…。治験部という部活の存在意義がよくわからないってのはありますけど。展開の早さに予想つかない去勢転生 宮月新 おちゃう六文銭エロ×バイオレンス×異世界というわかりやすいいテーマを扱った本作。 最愛の人を強姦され殺された経験をもつ主人公が、その復讐から性犯罪者を15人も殺し死刑となる。 死刑執行の日、死んだと思ったら、自分がいた世界と同じようでどこか違う平行世界のような異世界に飛ばされてしまう。 そこでは、太陽フレアの影響で地球が崩壊し、なぜか男性が知性を失い凶悪化して、女性を襲うだけの「ケダモノ」となってしまっている状況。 この世界の女性たちは、その「ケダモノ」から逃げて暮らす生活を強いられている。 そんな中、主人公はクラスメイトたちと一緒に、こっちの世界では殺されずに生きている最愛の人を探す旅に出るという流れ。 とにかく展開がはやくて読んでいてスリリングかつ予測不能です。 そして、割りと重要そうなキャラクターたちも、次の瞬間、躊躇なく殺されたりするからビビります。 特に、こんな終末世界だからか、人間の悪い本性むき出しで、クラスメイト同士で裏切ったり裏切られたりがすごくて、その凄惨さが読んでいてエグいです。 こんなにも安心して読めない作品、久しぶりです。 最後、どういうオチをつけるのか、それもまた楽しみです。 転生だから、戻るのかな?殺人事件に残る「赤い縄の結晶」の正体は…!RED Es 藤井あだし野名無し※ネタバレを含むクチコミです。百合営業アイドルはつらいよこの百合はフィクションです むちゃハム名無し普段BLも読むので、表向きは仲良しアイドルしてても実は裏ではバッチバチで、でも結局意識するうちに本当にカップルに…なんて展開が多いなか、これも似たような感じだろうかと思って読み始めたんですけど少なくとも1話ではそんな雰囲気は微塵も感じない、シビアな世界がそこにはありました。アイドルとしての成功の裏には必ず練りに練られた戦略があるのは当然。でもめっちゃ笑えます。とくにアイドルオタクしてる人に読んでほしい。思い当たるフシが山ほどあるから。これは先が楽しみな新連載だ。魔法中年、くせになる魔法中年 灰刃ねむみ 魔木名無しTwitterでの連載は知らなかったんですけど、くせになる良さがありますね。なんで強いのか全然わかんなけどとにかく強い中年おじさん田中。アニメ化とグッズ化してほしい。ズドンってなるけど、読みたくなる。聴けない夜は亡い 福山リョウコPom 大事な人を失った人の話を聴く聴き屋。 聴いてもらうなら離れてるほど楽だよな。って言葉があったけど、確かに相手が何も知らなければ知らないほど自分にとって良いこともあるなぁ。 人の最後を題材にした話って心に石が乗っかったみたいになるんだけど、避けられない、想像したくない、でもむしろ知っておきたいと私は思う。 突然いなくなってしまったら後悔が残らないことなんてないのかもしれないな。 久々に読んだけどやっぱ無理数学ゴールデン 藏丸竜彦名無し2年くらい前に1巻読んでうーん…となったので時間をおいて久々に読んだけどやっぱ無理だった。主人公、ヒロイン、ライバル、教師1、教師2、出てくる登場人物がことごとく「は?なんだこいつ」って奴ばっかりでストレス負荷がとにかく高い。誰か1人だけだったらまだしもイライラするやつが一度に5人も出てくるのは流石に耐えられない。 キャラクターの性格以外の部分、ストーリー展開や数学は面白いだけに我慢して続き読むべきか悩む。ワールドワイドなアニマルご恩返しラブコメ先日助けて頂いた〇〇です! 稲葉そーへー名無し作者がしらたまくんの人だったので1巻読んでみた。鶴、ラッコ、オポッサム、クアッカ、ゴリラと、設定は昔話によくあるご恩返しモノだけど登場する動物がグローバルなせいでかなりシュール。主人公野生動物助けまくってる(触りまくってる)けど病気とか大丈夫か?と変な心配をしてしまった。🇸🇪☕幸福度指数爆上げ!まったりスウェーデン新婚ライフ♡北欧ふたりぐらし だたろうぺそ正直読む前は「設定が羨ましすぎて読みながら嫉妬しちゃうんじゃないか?」と心配していたのですが読んでみたら全くそんなことはなく、ふゆ美さんの健気さ陽平さんの包容力にホッと癒やされる日常モノでした。 スウェーデンの食や生活習慣がとにかく素敵! コーヒーを楽しむ「フィーカ」は有名なので聞いたことありましたがシナモンロールは知らなかった。食べてみたい〜! まさに「mysig(ミューシグ…居心地の良いまったりぬくぬく)」なお話でした。椿いづみなアンジャッシュ優しい時間 椿いづみ名無し毎日昼に公園で1人で菓子パンを食べている女子高生と、その隣のベンチで昼休みをすごすサラリーマンの話。 読み始めた最初は「えっ…椿いづみがヒューマンドラマを…?」と正直とまどったけど完全に杞憂でいつもの椿いづみだった。 https://twitter.com/tubakiidumi/status/1457959164949319681?s=20"才能"に翻弄される2人の叙情的で温かい物語 #1巻応援カペラの眩光 相澤いくえsogor25売れないバンドマンの日辻(ひつじ)は自身の現状と27歳という年齢に諦めにも近い焦燥感を抱き始めていました。 そんな彼は画家としても活動をしていたのですが、実はその絵は自身ではなく幼馴染の夜木が描いているもので、引きこもりで家から出られない夜木の代わりに日辻の名前を使って発表をしていたのでした。 そんなある日、日辻がTwitterに投稿した夜木の絵が世間の注目を浴びたことで、物語が大きく動き始めます。 自身の才能のなさに薄々気づきながらももがき続けている日辻と、自身の絵についても独特な考えを持っていてだからこそ日辻を信頼し全てを任せている夜木。 そんな2人の不思議で特別な結びつきと、夜木の“才能”が世間に見つかったことで変わっていく2人の運命を、温かみを持ちつつも読者を惹き付ける力のある、そんな絵で描き出している作品です。 ちなみに、タイトルにある「カペラ」とはぎょしゃ座のアルファ星、つまり最も明るい星でではあるのですが、地球からは1つの星に見えるだけで実は複数の星からなる"連星"と呼ばれるものであることが知られています。 そんなカペラの眩光とはどういう意味なのか、それを想像しながら読むと作品の味わいも深まるかもしれません。 1巻まで読了最後の神造種 美しい子ウスムガルドゥルアンキ 三浦建太郎 スタジオ我画名無し性別もなければ、人間でも精霊でも神でもない。けれど英知に富み誰もが心をとらわれる美しさを持つ子供・ウスムガル。 生まれてまもなく“聖地”と呼ばれる場所へ送られ、人間に育てられる。同世代の人間の子どもたちとの関わりの中で自分と他人との違いに複雑な思いもあるが、人間にはできない“神との対話”をしながらたくましく成長している。 主人公・ウスムガル以外にも魅力的なキャラクターが出てくる。 ウスムガルを育てた夫婦が飼う犬・フワワ。いわゆるパトラッシュ的な、大きく名前の通りふわふわでとても賢い。 ウスムガルとよく一緒にいる、半獣神的なパンという子ども。このキャラはどこで生まれてどうして人間の世界で普通に生きているのかは謎。 そもそもウスムガルを生み出した神さまたちも、ウスムガルを愛でる姿が本当の親のようで微笑ましい。 2話目に出てくるタセ村のキルタを始めとした子どもたち。狩りのための石弓をウスムガルに頼んで作ってもらったことで仲良くなる。 ウスムガルの家のかまどに住む精霊?自称・かまどのお姉さん。 生まれた時には「美しさで数多の者の運命を翻弄する」と言われていたウスムガルが紡ぐ新な神話。この新連載は絶対面白い!<<12>>