マンガJamの感想・レビュー24件大人女子のもどかしい恋定時にあがれたら 犬井あゆstarstarstarstarstar野愛この作品に出会えてよかった。大人なのに初々しくて、大人だからもどかしい女の子同士の恋愛を描いた作品です。 同じ会社の違う部署で働く湯川さんと水城さん。ふとしたきっかけで距離が近づき、お互いのコートのポケットにメモを入れて食事の約束をする関係になります。 もうこの時点で甘酸っぱくてもどかしくて心を掴まれました。 あったかくなってコートがいらなくなったらどうしよう、連絡先を聞いてもいいのかな?という心の揺れと時間経過を丁寧に描いているのが素晴らしい…!! 友情ではなく恋愛感情だと気づくまで、お互いが両想いだと気づくまで、ゆっくり丁寧に、かと思えば大胆に進んでいく2人の関係が可愛らしくて甘くて切なくてたまりません。 学生同士の百合もいいけど、大人女子だからこその揺らぎがあって胸が甘くしめつけられます。 これまでも素晴らしい百合作品に出会ってきたけれど、いちばん好きかもしれない(いちばんがたくさんあります)…今いちばん好きな作品です。幼馴染を取り巻く″縁″ #1巻応援縁もたけなわ 岡畑まこstarstarstarstarstar兎来栄寿幼馴染の結婚式に出席するシーンから始まり、中学高校時代の回想にたっぷりと尺を割いて各々の背景事情と揺れ動く感情の変遷をとても丁寧に描かれていく物語です。 幼馴染……その関係性からしか摂取できない成分は確実にあります。積み重ねた時間の長さの分だけ、さまざまな思い出も想いも堆積しているわけで。知り合って数年では生まれ得ない濃厚なものがそこには確かにあります。 ただ、一口に幼馴染と言ってもそこには無限の色合いがあり形があり化学反応が存在します。冒頭のシーンからも解るように、決してこれは仲睦まじく結ばれる幼馴染の物語ではありません。むしろ、特別で大切な関係だからこそ行なっておかなければならないものを描いています。 それでも、ふたりの間には周囲からは届かず理解が難しいふたりにしか共有できないものがありました。その何ともいえない愛おしさと、綺麗な感情とは裏腹に生じてしまう歪さのリアリティが胸を焦がします。 また、そんなふたりを遠巻きに取り巻く外野の存在の描き方も大変良いです。巻末の描き下ろしは最高でした。 濃厚な学生時代の描写と大人になった後とを読んで、人生は往々にしてままならないけれどこうやって一歩一歩進んで行くものだよなぁとしみじみ感じ入りました。 上質な感情が紡がれている物語です。主人公がサバサバ!かわいげのない女 入絵優 大野紺starstarstar_borderstar_borderstar_borderこめつぶ恋愛してる人、幼馴染や同期を好きになったことのある人、仕事を頑張ってる人に読んで欲しい。 出来る女を装ってるけど実際中身は十分可愛げのある女、さくらさん。 さくらさんみたいな女性って一見勘違いされちゃうんですよね。でも、ちゃんと仕事はできるっていう。 弱く見られたくなくて、めちゃくちゃ強がって、キツイこと言っちゃう。 でもすごく魅力的な主人公です!半田くんと幸せになって欲しい。 話のテンポもいいし読みやすいし面白くておすすめです!こむぎびよりのコッペパン1話の感想こむぎびよりのコッペパン 魚田南名無し※ネタバレを含むクチコミです。 凄い惹きこまれました!アクトアウト 冬房承starstarstarstarstarママ子読んでいて、苦しい 胸が詰まる感じ。 演技をしていても無感情で、スケートに対する愛を感じられない。 最高峰の才能があっても、トップになるとかの欲がなくただ母に認められたいという思いから滑り続けるいばらに 過去の自分を重ねていく元天才バレーダンサーの。ヴァシリー。 もっと自由に「自分」の好きなようにと 母親に罵られ続けてきた彼が青虫から綺麗な蝶に変化していく。二巻じゃ足りないもっと読みたかった!!56才ササポンの影ながらの応援。つんドル!~人生に詰んだ元アイドルの事情~ 飯田ヨネ 大木亜希子Pom まぁまぁ年のいったおじさん、ササポンとシェアハウスとはどんな内容だと思ったけれど、ササポンの言葉を始め、大木さんの友人や精神科医の言葉もとても響いて、個人的には最初のイメージ以上のものを得られたなと思いました。面白かったです。 何よりも元アイドルで人生行き詰まった大木さんが、ササポンに出会いシェアハウスをし、右葉曲折ありながら、最後地に足つけて独り立ちしていく姿がかっこよかったです。「外面男子の清水くん」感想外面男子の清水くん 栗田あぐりニーナカッコ良くて優しくて周りからの信頼も厚い清水くん。女子からもモテモテで、小春もそんな彼に恋する一人。ところが普段の彼からは想像もつかない腹黒い顔を偶然目撃してしまい、そこから何故か2人の距離はどんどん近づいていくのだ。一見パーフェクトに見える清水くんが実は結構なこじらせっぷりで逆にホッコリした(笑) 暗闇にいる方に読んで欲しいです。40キロ痩せても幸せになれなかった話 やじまりstarstarstarstar_borderstar_borderママ子いつまでも幸せになれない、幸福感が満たされない。 背景真っ暗になって、ひきつって笑って気持ちを押し込めてるところはすっごい共感しました。 この感情は痩せたからだけではなくて、 いくらお金ができても、いくら資格が取れても、欲しいものを手に入れてもいつまでも満たされず何かが足りないと感じてしまうのは「自分自身の心」が幸せと満足してないから… 痩せたい痩せたいと言って痩せないのは今の自分で満足してるからだと、若かりし頃に上長に言われたことがある。 そう考えると、 無視されたり人として扱われなくても自分が安定しているってことだったのかな。セックスしたいだけなのに #1巻応援T子の一発旅行 穀子あうしぃ@カワイイマンガ性欲が強い人も、なにかと大変だと思います。男性であれば、性を謳歌する事がおおらかに認められる文化がある。それが女性であれば、とたんにモラルの奥に隠される。そんな女性の性欲が可視化され、さらに誰にも否定されないところが、この作品の第一の美点です(この言動が、性犯罪者男性の言い訳に使われかねない事には注意が必要)。 台湾人のT子は、自らの欲望に従って日本の男とセックスしに来る。1巻にして既に4人。 猪突猛進のT子。はっちゃけぶりと暴言に思わず吹き出してしまう。エロい事をガンガン言い、いつも発情している様子はコメディとして笑える。 対する日本人男性は、みなイケメンかつハイスペック。しかしここで面白いのは、T子がなかなか満足しないところ。 T子のやりたい事ははっきりしている。ただセックスしたいだけなのに……と言いながら彼女の欲求、フェチや性交の頻度等は独特で強固。しかしそれを満たすには「違う人間である」相手側と、互いの欲求を擦り合わせなければならないはず。そしてT子には、その視点は今のところなさそう。 彼女は社会規範から自由で、堂々と主張できる人なのですが、彼女の人生を充実させるにはそれだけでは足りないのだろうな、と感じるのです。 まだ1巻。最高の快楽体験のために、友人に色々突っ込まれつつ迷走するT子には何が足りていないのか……それは最後まで読まないと、わからないのかもしれませんね。 (なぜ日本なのかについては、フェチ的観点と台湾社会の点から語られます。外から見た日本は面白い!)お仕事も恋愛も一生懸命にかわいげのない女 入絵優 大野紺Pom かわいげないどころか、可愛げのある女性でした。 さくら、お洒落で仕事に熱くかっこいい情に厚いし、個人的にはパキッとしてる女性憧れで、楽しく読みました。 好きな人に素直になれない所も、可愛いなぁ。 まだまだ二転三転しそうなので先が楽しみな漫画です。 1話感想T子の一発旅行 穀子nyaeWEBで読んだ1話の感想。 「イケメンとセックスしたい」ただそれだけの気持ちでほぼ無計画に台湾から日本へやってきた女子大生T子の珍道中。とにかく欲望の赴くまま生きてる人っているんだな〜という感想。日本と台湾は距離感でいうとほぼ国内旅行みたいなものだけど、言葉を知らなかったり予備知識がなかったら、はっきし言って無謀な旅ですよね。本文にも書いてありますけど本当に強運なんだと思います。個人的には何かあったら…と心配になって楽しく読めない。 「※決して真似しないでください」という注意書きもほしいところw https://feelweb.jp/episode/3269754496870080022期待の新鋭が紡ぐ上質なストーリーつばめゴンドリエーレ 及川滲兎来栄寿モーニングゼロやちばてつや賞でその才能の片鱗を見せていた及川滲さんの待望の初連載、面白くない訳がなく! まず高い画力が非常に魅力的。離島を舞台に紡がれる上質のヒューマンドラマは1冊で心地良い読後感を醸成してくれます。 東京でOLをやっていたつばめの所にやってくるのは、明らかに堅気ではなさそうな顔に傷のある男。生来の性格により男を放っておけないつばめが彼と共に島で船を使って観光案内をしながら新たな生活を営んでいくストーリーとなっています。 荒天によって本来の予定が崩れたが故に、至高の景色に出逢えて「昨日が雨で良かった」と思い直す新婚カップルの話などは正に人生そのもの。 ままならず思い通りに行かないのも、想像もしなかった偶然によって最高の体験に遭うのも、すべて愛すべき人生の一幕。人と人が出逢い別れ、あるいは再会し、そうして紡がれていく縁や絆が織りなす物語の愛おしさたるや。 及川滲さんのこの先のご活躍にも大いに期待したいです。前世が犬だった猫が、犬好きの少女に拾われて…吾輩は猫であるが犬 沙嶋カタナ名無し命を捨てることの罪深さ、動物を飼うことの責任が全3話に詰まっている、とても感動的な話です。あんな酷い人間いるのかなって思いますが、いるんでしょうね…。 犬だった記憶がそのまま残って猫として生まれ変わってるので、リアルとファンタジーが混ざっているようなおもしろい設定ですが、動物を飼った経験がある人にはかなり刺さる内容かと。主人公の猫を拾ってくれた女子校生がすごくマジメで良い子なのがよかった。 バランスの取れたファッションお仕事バディ作品レディメイドヒロイン うめだ悠なかやまファッションが好きなので手に取った一冊 被服をテーマにしている作品は一通り目を通しているつもりですが「ファッション」、「お仕事」、「営業とデザイナーのバディ」と良い感じでバランスが取れている良作だと思います。 この3つの要素でどれか一つでも興味があれば、十分に楽しめる作品です。 まだ1巻なので、佐久間と多田の恋愛要素は少ない(と言うかあるのかもまだ不明)ですが、2巻以降は恋愛の側面でも楽しめるのでは?と思っています。 服のOEM会社と言う馴染みのない業種にスポットを当てているが故に、「単純なデザインに試行錯誤する」だけでなく「コンペでOEM先から受注をもらう」と言うTHEお仕事な要素も加わって物語に厚みが出ていると感じます。 個人的に気に入っているキャラクターはコンペのライバル 伊藤さん 1巻では単純な嫌味なコスト重視の嫌味な営業ですが、彼は彼なりの信念があっての行動という部分も見え隠れしており、今後の深堀が楽しみです。 女性向け作品ではあると思いますが世の中の荒波に揉まれる男性にも読んでもらいたい一冊クズはクズでも爽やかなクズうちでクズ男は飼えません! 山口八三名無しどんなクズ男が出てくるんだろうとちょっとビビりながら読み始めました(マジの胸糞だったら嫌だなと思って)が、結果清々しい爽やかなクズだったので良かった! オタク喪女2人が同居する家に、イケメンだけど女性の家に転々と寄生しながら生きているヒモ男が転がりこんでくる話。 三角関係の恋愛漫画?というような始まり方ですがそうではありません。普通なら絶対に交わらない者たちの生活が交わることで、主人公の万理ちゃんが、自分のこれからの生き方を改めて考えます。 恋愛に興味がないノブさんも、人に寄生して生きてる柊也も、他人から見たら「どうにかした方がいい」と言われる生き方かも知れないけど、この漫画では「そのままでいい」と肯定してくれるような内容だと思いました。猫も人間も愛らしい! #推しを3行で推す怪奇千万!猫町商店街 金魚鉢でめ天沢聖司※ネタバレを含むクチコミです。 二人の百合猛者に学ぶ人事のお仕事ヒトゴトですから! ユニあうしぃ@カワイイマンガ人事部の先輩後輩である二人の女性。彼女達が偶然出会うのは、ラブホの入口。お互いに「彼女」を連れて。なんてこった……。 □□□□□ 百合作品なのですが、主人公の先輩後輩コンビは、恋愛関係では無い。性格も恋愛感も好みのタイプも全然違う二人ですが、互いの秘密を知って以来、飲んでお話しする関係に。これは……百合同志ですね。 分かり合えたり無かったりだけれども、腹を割って話せる二人の関係が楽しい。そして互いの性格を掴みながら、先輩から次第に人事の仕事をレクチャーされてゆきます。 心理学的テクニックを仕事に活かしていく様子は、納得感が大きい。営業のエースだった後輩が人事の機微を学ぶ成長物語としても、二人が協力して問題解決するバディ物としても面白く、お仕事漫画として充実! そして忙しくお仕事しながら、それぞれの恋愛模様にも変化があり、人心掌握に長けた先輩のドライな恋愛の裏側など、これから話は重くなりそう。 この先輩後輩、恋愛関係では無いのに、その関係性はやはり良い感じで、新しい百合の形かもな……と思ったりします。 (2巻までの感想です。最終第3巻は2021年3月8日発売!)社会人百合は〈学生の様な〉恋定時にあがれたら 犬井あゆあうしぃ@カワイイマンガ同じ会社に勤める女性同士の恋愛作品なのですが、雰囲気も甘くふんわりしていて、内容も意外な程、初々しい恋模様でした。 二人の女性の、モノローグが交互に進行するのですが、見た目も性格も違う二人に共通するのは、本当の恋を知らない事。 最初、相手が気になるけれどこれは恋なのか?を確かめる所から始まり、付き合い始めても楽しいけれど、何処まで踏み込んでいいのか……とお互い遠慮してばかり。もどかしく初々しいオフィスラブ。 両想いなのに、不安に駆られる心。それは相手の為?それとも自分が苦しみたく無いから?変に予防線を張ってしまう恋愛の機微は、大人っぽいというよりは、実は高校生……もしかしたら中学生……いやいや小学生にも当てはまる、普遍的な物でしょうか。 社会人ならではの恋愛事情も描きながら、人が本当の絆を結ぶのに大切な事を描いた、恋する全年齢の心に刺さる百合作品です。鏡のように退屈なスケーターと超一流バレエダンサーの出会いアクトアウト 冬房承たか※ネタバレを含むクチコミです。 クライマーズ・メンタル三者三様ストロベリー・キャニオン 朔田浩美あうしぃ@カワイイマンガ主人公・みよは豆腐メンタル。幼馴染のケイタはガンガン進んで周囲をかき乱す。もう一人の幼馴染・鉄はそんな二人に振り回されてペースを乱す……本作はオリンピックを目指す三人の関係性を中心に、クライミング競技者の「メンタル」を描きます。 家族の応援のプレッシャー、恋とパフォーマンスの因果関係の分からなさ、ライバルの存在と力み……競技者の心は難しい。 繊細に描かれる心模様と、それに苦しむ姿にはシビアな現実感があり、読んでいてもどかしく苦しい。しかしクライミングと向き合い、心を定めて高みを目指す彼女達を追う高揚感は、物凄い! 舞台の宇都宮の風物、クライミングジムや岩場までリアルに描かれ、講師のトップ選手も実在の選手がモデルになっている様です。 舞台から心理までリアルに描き、派手さはないけれど真剣な物語。4巻以降、みよの試練が示唆されますが、例え苦しくても、切実な心情を追うのを止められなさそうです。もう戻れない「あい」への詩 #1巻応援フォーゲット・ミー・ノット 岡藤真依あうしぃ@カワイイマンガ恋人の紺を急に亡くした女子高生・純は、紺の妹・藍と再会する。純に憧れ、純を追いかけて同じ高校に入った藍は、純に恋心を告白する。紺への想いに囚われていた純だったが、次第に藍に心を開き、仲を深めるうちに、紺への呪縛が解けていく。しかし……。 ○○○○○ 主人公・純の心にあるのは、いつでも失った者への執着や、後悔である。かつての恋人への想い、そこから救ってくれた藍への後悔、決定的に失われた事柄への、遅かった気づき、どうしようもなさ。 純と藍の恋愛は熱を帯びてゆく……ように見えて、純の受身な姿勢は最初から最後まで、どこかもどかしい。しかし、そのもどかしさは、私が私自身に感じるもどかしさ……自分の狡さや愚かさを見るようで、どうしようもなく純に共感してしまうところもある。 それゆえ、最後に打ち込まれる「Forget Me Not」という楔をそのままに、愛情と贖罪を胸に、生き続けるという純の能動的な覚悟に、背筋が伸びる思いがする。そういう罪の生き方が、私に出来るだろうか。今でもバイブル花のあすか組!∞インフィニティ 高口里純kontokiirotomidoritoもーだめだー無理だーと思ってる時に読むと、うむ。自分は間違ってない、このままでいいんだと光を示してくれる漫画。 あすかちゃん、まだ、中学生なのにね。 戦24が好きなので、市花赤江那智辺りが出てくると興奮する。 ただの日常が超愛しい これはとてもいいものだ…!月とすっぴん アケガタユウたかコテリ先生のVeilを買いに久々に本屋に行って見つけたのがこの作品。あまりにも表紙の雰囲気が良すぎて読む前からすごく期待していたのですが、その期待に200%応える最高のやつでした。 https://res.cloudinary.com/hstqcxa7w/image/fetch/c_fit,dpr_2.0,f_auto,fl_lossy,h_365,q_80,w_255/https://manba-storage-production.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/uploads/book/regular_thumbnail/301208/d84f9ae2-0d12-4fb4-a70b-f9d362622d12.jpg まるで小説や映画のようなゆったりとしたテンポで二人の日常が進んでいき、じっくり2人のいる世界を味わうことができるのがとにかくいい…! そしてさらに、そのゆったりした物語が、スッキリとした細い線で描かれる繊細な絵とマッチしているのが最高。時折2人の顔が「簡単な顔」になるのだけれど、それが古き良きの少女漫画のデフォルメみたいで可愛くてホッとします。 https://i.imgur.com/9qOsRho.png (『月とすっぴん』アケガタユウ 「しほに電話できるから外回り大好き!」と言うアカリちゃんの尊さよ…!) **最初のエピソードを読むだけで、「ああ、2人はこういう子たちで、いつもこのぐらいのリズムと距離感で付き合っているんだな」というのがビンビン伝わってくるのが、んも〜〜〜っ!すごくいい…!** しほのことが好きで好きで、それを全身でアピールするアカリ。そっけなくて口数は少ないけど、アカリのことをちゃんと想ってるしほ。 はあああああ、尊ぇ〜〜〜…すご…。 個人的には、アカリちゃんがしほのことをメッチャ深く理解しているところに最高に愛を感じます。 1話でしほはアカリちゃんがウキウキ楽しみにしているデートに寝坊してくる(※当然のようにお洒落しないですっぴん)のですが、アカリはそのことを責めない。 ちゃんと「しほちゃんはそういう人だから」と、ありのまま受け入れている。**相手を自分に合わせて変えようとしないところがもう、愛。** とにかく読んで良かった。2019年の締めにこれが読めて本当に良かった…!今は「こんなに良いものを描いてこの世に送り出してくださり誠にありがとうございます」という、感謝の気持ちでいっぱいです。 優しい世界に触れたくなったらとき、ぜひ本作を手にとってみて下さい。 https://twitter.com/akegatayu/status/1204612716704325633?s=20 https://manba.co.jp/boards/113866キラキラしてて温かい「自分らしさ」の物語!まどかのひみつ 金魚鉢でめ天沢聖司何がきっかけでこの本を見つけたのか忘れてしまいましたが、購入の決め手はこの美しい表紙でした。もう、見てくださいよこれを…!! https://res.cloudinary.com/hstqcxa7w/image/fetch/c_fit,dpr_2.0,f_auto,fl_lossy,h_365,q_80,w_255/https://manba-storage-production.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/uploads/book/regular_thumbnail/260588/f9a8b0a9-b873-46a5-bc4a-1d71a4a923e5.jpg この**ファッション雑誌のポートレートのような繊細の色使いの表紙**が最高で、「うわ〜!こういう写真がプリントされたTシャツほしい…」とうっとり眺めていると、登場人物たちが着てることに気づいてクスッときました。 そして表紙だけでなく中身も最高でした…! かわいいものが大好きなまどかがいつきと出会い、自分らしい格好をすることに自信を持っていくストーリーなのですが、主人公といつきの家族が本当に温かくて素敵で、**憧れ・友情・家族愛全部詰まってるんです…!** 憧れは、服装に対する憧れという面だけでなく、第1話で、まどかがいつきの兄・広斗に助けられるシーンが本っっ当に素敵で、子供の頃に近所のお兄ちゃんに憧れていた気持ちを思い出しました。 https://i.imgur.com/sMopUPc.png (『まどかのひみつ』金魚鉢でめ 1話より) **「小学生の男の子と女の子がメインで、毎回可愛い・格好いいお洋服が登場して、自分らしさを周りの年上の人達が認めてくれる」。** このまどかのひみつの「世界が優しい」感じ、なんか馴染みがあるなあと考えてみたら、アラサーのバイブル・カードキャプターさくらと通じる部分があるからでした。**金魚鉢でめ先生の繊細な絵で描かれる、「それぞれが持つ自分らしさ」をみんなが大切に受け止めてくれる世界。本当に美しくて優しくて、読んでいて心に染みます。** https://i.imgur.com/IS0nhGj.png (『まどかのひみつ』金魚鉢でめ 2話より) **ページのどこを開いても美しい絵ばっかりで、眼福に浸っているとあっという間に1巻読み切ってしまいます。**優しい全1巻だと気づいたときの衝撃たるや…悲しかったです。2人がどんな大人になるのかメチャクチャ気になるので、ぜひ売れて続編が出ることを願っています。 https://comic.pixiv.net/works/5257
この作品に出会えてよかった。大人なのに初々しくて、大人だからもどかしい女の子同士の恋愛を描いた作品です。 同じ会社の違う部署で働く湯川さんと水城さん。ふとしたきっかけで距離が近づき、お互いのコートのポケットにメモを入れて食事の約束をする関係になります。 もうこの時点で甘酸っぱくてもどかしくて心を掴まれました。 あったかくなってコートがいらなくなったらどうしよう、連絡先を聞いてもいいのかな?という心の揺れと時間経過を丁寧に描いているのが素晴らしい…!! 友情ではなく恋愛感情だと気づくまで、お互いが両想いだと気づくまで、ゆっくり丁寧に、かと思えば大胆に進んでいく2人の関係が可愛らしくて甘くて切なくてたまりません。 学生同士の百合もいいけど、大人女子だからこその揺らぎがあって胸が甘くしめつけられます。 これまでも素晴らしい百合作品に出会ってきたけれど、いちばん好きかもしれない(いちばんがたくさんあります)…今いちばん好きな作品です。