裏サンデー女子部の感想・レビュー66件<<123>>LGBTあるあるなのか付き合ってあげてもいいかな たみふるさいろく最初こそLGBTならではの問題をしっかり描いていたもののいつの間にか彼女たちの周りのLな子たちの"普通"に慣れてしまい、いつの間にか冴子・みわに感情移入したりして、すごく深い恋愛マンガとして読んでしまっていた。 若かりしあの頃にあったなぁそういうの、っていうシーンが多々出てきてすごく巧いなーと関心しながら一心不乱に読んだらまだ5巻までしか出てなかった。 ハッピーエンドを迎えられるのだろうか、どういう形ならハッピーエンドなんだろうか、先輩後輩・バイト先・サークル内の曼荼羅に外から中から無意識にも悪意を持っても攻められる彼女たちのウブさにはLGBTなんて関係なく、ただ人としての「若さ」ですべて片付けられる。だがそこがいい。早梅の凛とした姿に惹かれますプロミス・シンデレラ 橘オレコPom 早梅の動じなく、目の前のことと向き合って遠慮なく言葉を発する姿がカッコいい。 高校生、壱成とのシーンは早梅の女性らしさも見えて、やりとりも可愛いしホッコリしました。 ラブストーリーだけでなく、元旦那の不倫が早梅と別れさせるために計画されたものだったりと、色んな伏線が張られているので飽きずに楽しく読めます。男女の"受け攻め逆転"ラブコメ!? #1巻応援女の子が抱いちゃダメですか? ねじがなめたsogor25主人公の24歳のOL、梶谷美月は有名商社勤めのエリートサラリーマン篠宮孝之さんと付き合っている。清楚な雰囲気の美月と爽やかで優しい孝之は傍からみると理想的なカップルに見えるが、美月には孝之に対して隠していることがありました。それは"男の人から積極的なアプローチを受けることが苦手だ"ということ。 例えば彼氏に頭をポンポンされたりだとか肩をぐっと抱き寄せられたりとか、そういう行為に対してすごくむず痒い思いをしてしまって気持ちが引いてしまう。そしてそのせいで今までの彼氏とは長続きせずにすぐに振られてしまう。そのことずっと悩んでいた。 孝之のことは本当に素敵だと思っていて、できれば長く付き合っていきたいと思っていた美月だったが、彼に愛想を尽かされないために隠そうとしていた彼女のこの性質が、本人も想像だにしなかった、彼からのアプローチではなく逆に自分から迫っていってしまう、という形で発露する。しかもそれが孝之さんと初めて一夜を共にするというタイミングで…という物語。 この作品、単行本の帯にも「男女逆転セックスラブコメディー」と書いてあるんですが、実は男女の”受けと攻め” が逆転したカップルというのを描いた作品です。 こう聞くとかなり特殊な設定の作品のように見えるんですけども、実はマンガ好きの方々には意外と受け入れられやすい設定なんじゃないかなと思います。 というのも、例えばBLマンガや百合マンガだと同性どうしで"攻めと受け"が描かれていて、つまりそこには "女性の攻め" 男性の受け" が存在しているわけです。そしてそれを読者はごく自然に受け入れているはずです。 ということは、男女カップルの中でも “女性の攻め"×"男性の受け” という組み合わせがあっても不思議ではなく、そう考えれば今作の設定もすんなり受け入れられるのではないでしょうか。 この作品は、美月と孝之、それぞれが相手との恋愛に悩む様子を描くことで、"女性の攻め" 男性の受け" という関係性をすごく自然に描いている作品です。1巻の段階では2人が思い描いていたいわゆる “普通の恋愛” とのギャップに悩む姿も描かれるんですが、2人が悩みながら試行錯誤した結果どのような関係を育んでいくのか、今後の展開が非常に楽しみな作品です。 また、漫画を楽しむという上でも、そして現実世界に当てはめたとしても、新しい価値観を得られる作品になってると思うので、恋愛漫画をよく読まれるという方はもちろん、BL や百合漫画が好きだとという方にも是非読んでみて欲しい作品です。 1巻まで読了年の差カップルの行方が気になるプロミス・シンデレラ 橘オレコ名無し絵がキレイで読みやすいです。 男子高校生とアラサー既婚女性の恋?になってゆくのでしょうけど、続きが気になりました。 主人公は気の強い女性で、イジメや悪質なマナー違反に黙っていられないタイプ。でも離婚を切り出してきた旦那への思いを断ち切れず悩む姿が印象的でした。 オチのある愚痴が聞きたい←わかるブラックガールズトーク マキノマキnyae最初に主人公のひとりが「オチのある愚痴が聞きたい」言っていて、その時は何も思わなかったけど読み終えて思う。わかる!!!! ただの愚痴を聞くだけならストレスしかないけど、オチがあるというだけでむしろスカッッッッッッとする。大発見。個人的には「こういう人いる〜」という共感性より、そっちの発見のほうが感動したな。 タイトルの印象から、女子たちの愚痴合戦かなと思ってましたが全然違います(普通に考えたらそんな漫画面白いわけないんだけど…)。 もし「どうせ女たちが不倫だの婚活だのと人の悪口をグチグチだらだら言い合ってんだろ」と思ってたらそれは大間違いです!と教えてあげたい。 オムニバスだけど、それぞれの人間関係が少しずつ繋がってたり、全体の構成もかなり練られてる。悲しい結末がなかった…セッちゃん 大島智子野愛悲しい結末がなかったら、ふたりはどうなっていたのか考えている。いわゆるハッピーエンド的なものがあったのかどうか。 セッちゃんがセッちゃんのまま最後まで生きられたのは案外よかったのかな、と思えなくもないけど残された側はもうどうしようもない。あっくんは泣いたりしたかな。 この作品がCanCamのウェブサイトで連載されていたのが不思議な気がするけど、キラキラ可愛い世の女の子たちも空虚さを抱えて生きてるのかな、人間なんだなラブコメ?いやいやこれは社畜コメディマンガです孤島部長 八海つむsogor25新人研修のさなか、なんやかんやあって無人島に漂着。島には部長♂とと新入社員♀が2人きり、何も起きないはずがなく… と思ったら、何も起きないどころか部長は会社での働きぶりと変わらずだし、というかサバイバル生活なのにずっと社会人精神を全面に押し付けてくるし、しかもなぜか取引先の社長が現れて接待が始まるし、会社にいるのと全然変わんないんですけど!? という予想外の切り口で真っ直ぐにコメディしてる作品。 ニクいのは一応牛歩のようなペースでラブコメ展開も進んでいること。しかも部長が新入社員の小松をちゃんと女性として意識してる描写が(超小出しだけど)あったり、展開が進むごとに部長が微細ながらツンデレの波動を放ち始めたりして、「あれ、この作品ってもしかして本当にラブコメだったりする?」と思わせてくる。そんな仄かな期待を抱きつつ、当分は全速力の社畜コメディマンガとして楽しく読んでいられそう。 1巻まで読了。 本編より好き!#バツイチアラサー女子と男子高校生 橘オレコまるまるこちらのほうが、壱成の早梅に対するラブ度が高いし素直で可愛くて面白い。 ニヤニヤしずぎて顔が戻らないよ… 1巻完結なのもったいないな。たみふる先生の新作 こんな恋がしてぇなあ〜〜〜!!!付き合ってあげてもいいかな たみふるたか楽しみにしていた「空気人形と妹」のたみふる先生の新作。 開いてすぐの2人の手がもう最高…やわらかそう 読みながらニヤつくのを止められない!! あとがきで作者は「自分の恋愛はうつくしくない…? そんなことない! OKOK!」と語っていますが、打算・すれ違い・本音といった、現実の恋愛の美しくない部分をこの作品は描いています。 だがそれがいい…! 恋愛の嫌な部分は、焼き魚でいう肝みたいな大事なところだったんですね。 OK、ぜんぜんあり。 百合に限らず、こういうリアルで生々しい恋をもっと読ませてほしい。自分たちになりに愛し合っている姿は、メチャクチャ美しいから。 (今のところ)1巻には2人に悪意を向けるような人物は出てこないので、安心して最高の恋を楽しんでください!!!独特の絵セッちゃん 大島智子大トロ※ネタバレを含むクチコミです。 セッちゃん…セッちゃん 大島智子名無しこのコマのこのモノローグ なんかわかるんだよな 自分がこっち側でいるためにこの子が必要って表現 磯丸水産に一緒に連れて行くって表現も好き トイレで正論を並べられるのを雑音で聞こえないようになってる表現も好き 妹に差し歯を買ってあげられずに泣くセッちゃんもわかる 天井を撮り続けるセッちゃんもわかる セッちゃんという人物、読み終わったあとに好きになってる金持ち高校生とアラサーバツイチホームレスプロミス・シンデレラ 橘オレコむ設定的に気になって読んでみました!ホームレス感がリアルじゃないのと金持ちな高校生がかなり人間としてムカつきます。そしてそのまま流れるように恋愛に発展してしまいます。 金を持っている方が世間知らずの高校生で、無一文の方が人生経験豊富なアラサーってとこはありそうというかリアルなんですけど。 どっちも苦しい面が見えたりどっちも可愛い側面が見えたりを楽しむ感じですね、うむ。 少女漫画的にはありなんですがこういう関係性と年の差が好きならもちょい振り切って欲しい感じ。設定はすごい好きですし絵めちゃんこ綺麗なので追って行きたいです。付き合ってからのもだもだ感を堪能したい百合好き諸氏に付き合ってあげてもいいかな たみふる兎来栄寿あ〜〜〜、いい百合です………………。 となりのヤングジャンプで『空気人形と妹』を描いてらした、たみふる先生が放った巨石は人から語彙力を奪い去るレベルの、大変美味なる百合でした。 女子大生同士でサクッと付き合う所までは行き、物語は付き合ってからの話が中心となります。百合に限らず普通の恋愛モノでも付き合う所がゴールという作品が非常に多い中で、異彩を放っています。しかしながら、その付き合いたての人間の葛藤やそれを取り巻く周囲の描写が非常に秀逸なのです。 純粋にヒロインたちがかわいいだけでない魅力を持っているのも良いですし、会話や演出のテンポ・緩急も絶妙で実に気持ちよく読めてしまいます。 結論がどうなるかではなく、純粋にただただ過程を至福の時間として楽しめる傑作です。 「優しい世界」だからこそ追求できる恋愛の面白さがある付き合ってあげてもいいかな たみふるmampuku 今まで読んだことのある百合漫画の中でも確実に3本の指に入る(下手したら一番)濃密で素晴らしい恋愛漫画です。 大学1年生どうしで知り合い、一緒に軽音楽サークルに入り、酔った勢いのカミングアウトをきっかけに付き合い始めたふたり。周囲からの偏見や迫害に慎重になりながらも、そこは21世紀の若者というか思いのほかすんなり受け入れられ、それどころかサークルや学部内の多様な人間関係とも複雑に絡み合っていく恋愛群像劇へと発展していきます。 何がこの漫画面白いって、同性カップルに周囲がいちいち大騒ぎしないので、同性ならではの恋の悩みだけでなく異性カップルとも共通する諸問題やイチャラブをじっくり楽しめるところですね。とくに重大な事件が起きたりするわけでもないのに非常に内容が濃く感じられます。 街中で手を繋ぐのを恥ずかしがるみわ(黒髪・左)に対する冴子(右)のせりふ 「意外と誰も見てないって!それに、なんか思われたとしても、どーせ通りすがりの知らない人だし」は象徴的です。 あとやはり二人のキャラクターがとても魅力的なのが良いですね。両極端だけどどちらも可愛い。 音楽でつながった百合カップルというと『アフターアワーズ』を思い出します。あっちは百合カップルによるクラブイベ漫画、こっちは恋愛漫画、くらい違いますね。百合カップルが自然に馴染む良き人間関係付き合ってあげてもいいかな たみふるsogor25恋愛ものとしての2人の空気感だけでも充分愛でられる作品なんだけど、大学やサークルの周囲の人間との関係性の中に自然に溶け込んでて、群像劇のような作品全体の雰囲気に魅力を感じる。遠くからずっと眺めてたい。 穿った見方かもしれないけど、同性愛を公言することに対する葛藤、性に対する温度差、そしていざ一夜を共にした時の距離の詰め方など、BLでは鉄板だけど女性同士の恋愛ではあまり扱われなかった気がする。そういう意味ではかなり女性目線を意識して描かれた作品なのかもしれない。 1巻まで読了。セッセッちゃん 大島智子hysysk大島さんと言えば、絶妙にセンスのいいモチーフと言葉を選んでTumblrにGIFアニメーションをアップしているアーティストという認識だった。自分とは違うし周りにはいないけど、どこかには存在しているらしい、そんな人達の生活を覗き見ているような感覚。なのでマンガもその延長というか、退屈そうなカップルがだらだら駄目な日々を過ごす中でちょっとドキッとさせられる表現が出てくる、みたいなものを想像していたが、全然違った。ある時代の東京の、あの空気をこんな風に描けるのは本当にすごい。これがCanCamのウェブ上で連載されてて好評だったということも、自分の認識を色々と改める必要性を感じさせてくれた。。 腹黒ショタ→イケメン俺様邪神へ邪神の花嫁 冬織透真少女漫画博士うららか女の子の勇者が邪神を倒すために旅にでかけるけど、 途中で出会った可愛いと思っていた男の子が、実は倒す相手だったというファンタジーラブコメ。 作品の特徴は、 ・いうてそんなにシリアスじゃない ・腹黒ショタが本来の姿でイケメン俺様邪神へ ・ちょいエロ(TLほどではない) ・ファンタジーラブコメ ・敵対関係の禁断の恋風 あまりファンタジーとエロさを掛け合わせた少女漫画はなかったので、 新鮮で一気に読んでしまった♪ カバーイラストをみると、「ちゃお」の漫画かな? と思ったけど、本文の絵は思った以上に綺麗で珍しいギャップ(゚Θ゚)♡草食系男子に見えるけど…?桐生先生は恋愛がわからない。 小野ハルカハチ恋愛に疎かった女性が複数の男性に突然好かれるというありがちなストーリーなんだけど、全然嫌味じゃない… アサシンが草食系の若者と見せかけて意外とガンガンくるのでかわいいしドキドキする…! ただ自分は軍師が好きだな〜<<123>>
最初こそLGBTならではの問題をしっかり描いていたもののいつの間にか彼女たちの周りのLな子たちの"普通"に慣れてしまい、いつの間にか冴子・みわに感情移入したりして、すごく深い恋愛マンガとして読んでしまっていた。 若かりしあの頃にあったなぁそういうの、っていうシーンが多々出てきてすごく巧いなーと関心しながら一心不乱に読んだらまだ5巻までしか出てなかった。 ハッピーエンドを迎えられるのだろうか、どういう形ならハッピーエンドなんだろうか、先輩後輩・バイト先・サークル内の曼荼羅に外から中から無意識にも悪意を持っても攻められる彼女たちのウブさにはLGBTなんて関係なく、ただ人としての「若さ」ですべて片付けられる。だがそこがいい。