甘味マンガの感想・レビュー41件実写ドラマにも、アニメにもなっただけあって、漫画がおもしろい!西洋骨董洋菓子店 よしながふみstarstarstarstarstar_borderゆゆゆキャラクターたちもとてもおもしろいです。 ケーキもおいしそうです。 そして、ケーキ屋さんに訪れる、ケーキに対してワクワクした気持ちを抱いたお客さん(モブ)が見られるのも、また良いです。 ケーキ屋さんで少しだけお手伝いをしたとき、ケーキ屋さんあるあるな面倒くさい客の話を聞かされましたが、だいたいのお客さんはそのお店のケーキを楽しみに来店される方でした。 そして、そのだいたいのお客さんはご機嫌です。 自分を思い返してみても、ケーキ屋に入れば幸せな気持ちになっています。 幸せそうな人たちを見るのは楽しいです。 そして、本編には関わりのないモブな人たちが、ケーキを食べて幸せそうにしている姿も見るので、自分もケーキが食べたくなってきます。 物語はといえば。 何も問題を抱えていない人なんてめったにいなくて。 ケーキが生活を変えるきっかけになって、前向きな未来へ繋がっていく幸せな話です。 明日、ケーキを買いに行こうかなと思いました。甘くて強い。アマイタマシイ ~懐かし横丁洋菓子伝説~ 【完全版】 杉本亜未まみこ※ネタバレを含むクチコミです。お料理がモチーフなのかなこうふく画報 長田佳奈starstarstarstarstar_borderゆゆゆこうふくは、「口(くち)」に「福」とも書けますし。 どれも、おいしそうです。 大福は柔らかくて一つ食べたくなる。 そのサンドイッチは‥まず味見して! お赤飯はホカホカが伝わってくる。思わず小豆を煮たくなる。 キャラクターも良い雰囲気の登場人物ばかりなのですが、料理に注目してみても、ほんわかできます。 また、しれっと当時のレシピのようなフォントで書かれた、作中に登場する料理のレシピも登場します。 ストーリーは一話完結の短編。 繋がりがなさそうと思ったキャラクターが、別の短編に登場していたりと、世界は繋がっています。 そういえば、親戚のおじいちゃんが「大正生まれだと偉そうにされたけど、わしも大正生まれだ!」と話をしていたなあと、ふと思い出しました。 学校の授業ではサラッとしか習わないけど、大正時代というのは自慢したくなるような年代だったんでしょうか。 この短編集を読んでみると、その気持は分からなくはありません。熊と鮭の甘味処泣きたい夜の甘味処 中山有香里starstarstarstarstar_borderゆゆゆ泣きたい夜は誰かに優しくされたい。 甘いものと一緒に、優しい言葉をかけられたら、コロリと落ちてしまうことでしょう。 本作なら、クマ(・(ェ)・)か、鮭 <+ )))>< にイチコロ。 いろんな人の「しんどいときってあるよね、いったん休もうね」が綴られるだけでなく、別話では、他の人視点でその状況が語られるのもまた興味深いです。 ちなみに。 クマと鮭のお店で提供される甘いもののレシピが最後に載っているのですが、こういうかわいいキャラクターによるお手軽お菓子レシピ系でしばしば使われる「ホットケーキミックス」が、メインでなくサブなのがとても良いです! なんなら小麦粉とベーキングパウダーを自分で用意したほうが早いのが、本当に良いです! 消しきれないホットケーキミックスの主張が用意させた他の材料の味をかきけしたり、そこまでするならホットケーキミックスじゃなくて小麦粉で良いよね?!という手順だったり。 個人的に、ホットケーキミックスレシピにあまり良い思い出がないので、その点にいたく感激しました。 こんなカフェがあったら確実に常連になれる鹿楓堂よついろ日和 清水ユウstarstarstarstarstarmotomi※ネタバレを含むクチコミです。素敵な失恋失恋ショコラティエ 水城せとなユーカリよくできた話だなーって思うけど、決して現実的ではないということ。でもそれがいい。失恋したヤケでパリの名店に飛び込んで、いきなり修業させてもらえて、しかもそこの御曹司を連れて帰国するなんてもうマンガすぎ。 世の中、こんなに賢くて自分と向き合える人ばかりじゃないよなぁ。たとえばサエコさん。あれが無自覚でずるい女の人だったらそこら中にいそうだけど、自分のことを理解したうえであれだけの努力をしてるんだったらかっこいいし、むしろ尊敬する。そこに気づいて彼女から学び成長した薫子さんも、なかなか真似できない。嫉妬から離れて冷静になるのは案外難しいよね。 そういう人たちを間近にリアルに感じられて、感情移入できちゃうのがうまいところなんだろうなぁと思う。 たくさん学ばせてもらった物語。私も言葉を尽くして人と関わっていきたいし、何より自分とちゃんと向き合っていきたいと思った。サエコさんの本心がきになる失恋ショコラティエ 水城せとなstarstarstarstar_borderstar_borderママ子一途な爽太くんと天真爛漫、可愛すぎるサエコさん。薫子さんの切ない思いはビターチョコのようです。読んでいるとスーパーに並んでいるチョコレートではなくパティシエの作るチョコレートが無性に食べたくなります。バレンタインが近くなると思い出して読みたくなる漫画です。 一生ソータを振り回すサエコ、可愛いって最強って思いました!失恋ショコラティエ 水城せとなstarstarstarstarstarこめつぶソータにとって一生可愛いすぎるサエコ。 ソータは一生サエコに振り回され続けて、一生大好きなんだろうなwって思います! 冷静に考えて諦めた方が良い、次に行って別の人と幸せになれるのに、自分にとって一番のツボにドはまりすると沼から抜けられず一生好きな感じ、共感できたw 結婚してようがどうなってようがツボの人は好きですねw サエコのために作り続けるチョコ、美味しいに違いなし!とってもケーキが食べたくなる!!!西洋骨董洋菓子店 よしながふみstarstarstarstarstar_borderママ子アンティークのお皿に乗ったおいしそうなケーキ と、それを作る天才パティシエ それだけで絵になる。 ドラマにもなりましたが、キャスト人も今考えるととっても豪華!! そして、このころの滝沢君はかわいかった。 ばらまいた伏線回収されていくるところは、流石よしなが先生というところ。 BL要素はあるもののストーリーの一部としてみることできるので、ほかの作品よりは読みやすいと思います。ここには優しさしかない泣きたい夜の甘味処 中山有香里野愛熊と鮭が営む甘味処。泣きたい気持ちを抱えた人たちを優しい甘味で癒してくれます。 ドーナツもパフェもマフィンもプリンも全部素朴で美味しそう…!心が疲れたときにこんな優しいスイーツを出されたら間違いなく泣いちゃいます。 甘味処に訪れた人のストーリーだけでなく、別目線のアナザーストーリーがあるところも好きです。人生傷ついたり疲れたりすることも多いけど、ちゃんと見守ってくれる人もいるんですよね。 色使いも絵柄もストーリーも優しい上に、レシピまで教えてくれるんだからどこまでも優しい作品です。 スイーツ男子の域を超えているスイーツ本部長 一ノ瀬櫂 佐々木善章野愛1巻無料だったので試しに読んでみたら面白い! 四六時中スイーツのことを考え続けて、より美味しいものを生み出すために日夜努力するなんてスイーツ男子の域を超えている。 スイーツについて思考を巡らしているうちに行った言動が、部下や取引先の心を動かし会社に利益を生むのがまたよくできてて面白い。 美しい出来映えを眺めたり、人に振る舞ったり、知識をひけらかしたりせず、ただ自分が食べるためだけにスイーツを作るところが好き。面白い。スイーツ本部長の題名通りスイーツ本部長 一ノ瀬櫂 佐々木善章starstarstarstarstarマンガトリツカレ男社内でも優秀と評判の本部長の一ノ瀬櫂がスイーツを作って自分で食ったり物事を解決するマンガ。あんまり「スイーツ男子」みたいな漫画は好きじゃないだけどこれは好き。なんで好きかを色々考えたが絵の感じとノリが、中島徹の漫画に近いからのような気がする。スイーツを食った時に口が三角になったりする感じあたりとか。 最終巻を読むと未収録がそれなりあるようなので完全版を発売を待っています。これはもうサイコパスなんよスイーツ本部長 一ノ瀬櫂 佐々木善章名無しスイーツ本部長めちゃくちゃ面白いですね、ドラマとかで見たい。 スイーツ好きの本部長、ほぼスイーツのことしか考えてないのになまじっか仕事ができる為全て仕事について話してると勘違いされてるのが面白いw スイーツバカにも程があります 次は何のスイーツ作るのか、本部長に対する周りの反応は…気になって読んじゃいます 優しくてあたたかい和風喫茶のお話鹿楓堂よついろ日和 清水ユウ野愛格式高い老舗和菓子屋さんの本格ヒューマンドラマだと思い込んでいたのですが、ドラマのキャストを見て「もしかして読みやすいやつでは」と気づきました。気づけてよかった。読んでよかった。 優しくて穏やかで、美味しいお茶とお食事があって、どんな時も寄り添ってくれるような鹿楓堂に心癒されます。 スイ、ときたか、ぐれ、つばき4人それぞれのキャラクターもよいです。全員キラキラのイケメンだけど、かっこいい!素敵!というよりあったかい人たちだなあ……という魅力があります。 病める時も健やかな時もいつでも読みたくなる作品でした。読んでみてよかった。ほっとする一冊泣きたい夜の甘味処 中山有香里む絵柄と色合いとで読んでてほっこりします。 優しく温かい漫画! おじいさんが漬けた梅酒をおばあさんがゼリーとして飲む話があるんですけどそれが泣けます! 気持ちが落ち込んだ時にぜひ。。この味わい深い短いお噺がたまらないこうふく画報 長田佳奈starstarstarstarstar_borderさいろくそして犬が可愛い。こんな犬初めて見た。可愛い。 ときは大正時代、舞台は日本のどこか、多分東京かな?関西弁は珍しいらしい。 食べ物がちょっとずつ出てくる小噺と、それぞれおまけの1頁がついている。 1話を読んでるときはそういう和菓子屋の話なのかなと思っていたけど、町内(に限らないかもだけど近そう)の話っぽく、少しずつ素敵な物語で紹介していってくれる。 そしてこの各話が混じっていくクロスしていく感覚が読者を常に"こうふく"にしてくれる、というものだと思う、だってそうなったもの。 そしてこんなに目頭に来るとは思わなかった。声が出そうだ。 マストバイです。 夜中に読んでコンビニ行きたくなるやつスイーツ先生! やんむら野愛頭空っぽにして「あ〜美味しそ〜おもしろ〜い食べた〜い」っていう目線で楽しめるのがとってもよいです。 夜中に読みたくなるけど読んだら甘いもの食べたくなっちゃうやつ。 学校に内緒でこっそりバイトをしている女子高生・高城と、悪魔のカズセンと恐れられてるけど実はスイーツ好きの数先生がスイーツ食べてキャッキャするお話。 冒頭でシロノワール2個注文してたから大きさにビビる話かと思ったら、大きさに触れず美味しく食べ切ったので数先生は本物だなあと感心しました。 恐くて堅物なのにスイーツ大好きな数先生もかわいいけど、高城さんもめちゃくちゃかわいいです。 スイーツの描写と同じくらいの熱量で、かわいい女の子を描いているのでそこもめちゃくちゃ見てほしい…! 餅つきのときの服装がダサすぎずおしゃれすぎずノイズにならないのにめちゃくちゃかわいいです。 夜中に読んでローソンにプレミアムロールケーキ買いに行きましょう。道具としての「役に立つ」とリベラルアーツの重要性おもたせしました。 うめhysysk実在する美味しい手土産のガイドとして「役に立つ」ところに最初は目がいったのだけど、それだけでなく文学などのリベラルアーツがどのように「役に立つ」かが鮮やかに描かれている。 主人公の寅子は人を尋ねる際に手土産を持っていく。そしてその手土産には作られた背景や愛され方にストーリーがあり、「おもたせ(手土産をもらった側が持ってきた側に出すことらしい)」として一緒に食べながら話していくうちに、相手の心に引っかかっていた悩みが解きほぐされ、少し前向きになる。 リベラルアーツが「役に立つ」と言ってしまったが、これは道具のように「役に立つ」という意味ではない。会話を続けるためのネタではないし、ましてや知識の豊富さを誇示するためでは決してない。「誰と何を食べ、どんな話をするか(あるいはあえてしないか)、という全体」を作り上げるものなのだ。 そういった人格を備えたキャラクターとして寅子は魅力的だし、「コミュニケーショングルメ漫画」とはなるほどそういうことかと思った。もの以上の価値があるおもたせしました。 うめ野愛美味しいものをお届けに行くだけならこんなにおもしろい漫画にはなってない。 誰と何を食べるか、何のお酒を合わせるか、どんなお話をするのか、そこまで揃って「おもたせ」であるという美学を感じる。 和服をモダンに着こなし、文学と美味しいものに対する愛と知識に溢れた寅子の存在が魅力的なので、ついつい一緒におもたせを食べたくなってしまうんだろうなあ。 歴史的資料なんてものはうちにはないけど、寅子とお酒を酌み交わしたい! 美味しいものの情報も簡単に調べられるし、対面でものをお届けしたりするのも難しい今日この頃だけど、素敵な文化はなくならないでほしいなあ。 あま〜〜〜〜い!スイーツ本部長 一ノ瀬櫂 佐々木善章名無し社内でも仕事が出来る男として有名な一ノ瀬本部長には誰にも知られていないもう一つの顔があった…それはスイーツ大好きな超甘党だということ!しかも自分で作ります!パティシェとしての腕も一流です!ちょっと甘いもの食べ過ぎなんじゃないか…マジで尿から糖でる5秒前だぞ…と思いつつも、あまりにも美味しそうに食べるので読んでると甘いもの食べたくなってきます。一ノ瀬本部長がスイーツ好きなおかげで殺人事件や強盗事件が未遂で終わるけど、一ノ瀬本部長には人助けした自覚がなく「早く家に帰ってスイーツ作りたい…」と思ってるところが面白いです。自分好みなギャグ漫画でした。京男子が実在の京スイーツ店をめぐる!京男子のはんなり甘味帖 こまだまこ名無し太っていたことで好きな子に豚呼ばわりされてから、スイーツを頑なに拒否してきた男子・文と、フランス人スイーツコーディネーター・レオが実在する京都スイーツ店をめぐる新連載。 第1話は中村藤吉本店の宇治本店!!!抹茶好きにはたまらない回じゃないでしょうか。やっぱり本店行かなきゃだよなあ。 (というか京スイーツって抹茶のイメージしかない私…他に何があるんだ?)この2人のやり取りをいつまでも見ていたい…!茶の湯のじかん 早川光 pikomaro 木村宗慎天沢聖司契約社員として日々無味乾燥な毎日を送っている主人公・ミズキは、心機一転シェアハウスに転居したことで抹茶好きのフランス人の学生・エマに出会うのですが、毎日2人で楽しそうに過ごしている姿は見ているこっちが思わずホッと和んでしまう優しさにあふれています。 2人で東京近辺(そして京都)の実在のお店やワークショップに出かけてお抹茶の世界を楽しむので、まるで自分も一緒にお出かけしているような気持ちになれます。まるで上品な街歩き番組を 見ているようなリアルさがたまりません。 自分は電子書籍で購入したのですが、何より素敵なのが白黒の紙面の中に毎話カラーのコマが挿入されていること…! いつもパッと鮮やかな和菓子や陶器が目に飛び込んで来くるので、次は何が来るのかなぁと、思わずワクワクしてしまいました。 また、もう1人の主人公エマはフランス人ですが、だからと言って「日本語お上手ですね」とか「外国人なのにすごいね」のような、外国人がよく言われるであろう鬱陶しいやり取りが一切ないところも、読んでいてすごく自然でスマートで読んでいて心地よかったです。外国人ではなく、あくまでエマという女の子を描いている感じがしてすごく好きです。 非常に残念なことに、第3巻は集英社から出版されないようで、昨年行われたクラウドファンディングも実行に至らなかったため、2巻の続きはアプリ「ヤンジャン!」のみでしか読むことができないようです…。コツコツ1話ずつ読んでいきたいと思います。 https://ynjn.jp/app/title/837 読むと浅草に行きたくなる名店15店!浅草うねうね食べある記 上野うねぺそAmazonのおすすめに出てきたので気になって読んでみたら、最近の作品かと思いきや2015年の作品でした。 もう1発目の「パンのペリカン」からして美味しそうすぎる…!! ホテルや喫茶店への卸しがメイン(あとで紹介されるフルーツパーラーで、フルーツサンドのパンにも使われている)で、「惣菜パンがまったくないパン屋さん」というだけでその味に期待してしまう…! その他ドイツ料理のお店や、伝統的な江戸和菓子のお店、お得な靴屋さん、オシャレな革雑貨屋さんなど、見ているだけで今すぐ浅草に行きたくなるお店がいっぱい! 冒頭で2015年のデータですと書かれていたため、「こんなに行きたくても、もしかして今はもう閉店しているかも…」と心配しならが読んでいたのですが、読後にお店を検索してみたらなんと全店舗まだ営業されている…! 「飲食店の7割が3年で廃業する」という言葉もある中で、15店舗全てが5年経つ現在も営業しているなんて本当にすごい。いつまでも愛される本当の名店だけを紹介してくれる、非常に有用な1冊でした。自分のトラウマをどうやって乗り越えるのか西洋骨董洋菓子店 よしながふみ名無し※ネタバレを含むクチコミです。<<12>>
キャラクターたちもとてもおもしろいです。 ケーキもおいしそうです。 そして、ケーキ屋さんに訪れる、ケーキに対してワクワクした気持ちを抱いたお客さん(モブ)が見られるのも、また良いです。 ケーキ屋さんで少しだけお手伝いをしたとき、ケーキ屋さんあるあるな面倒くさい客の話を聞かされましたが、だいたいのお客さんはそのお店のケーキを楽しみに来店される方でした。 そして、そのだいたいのお客さんはご機嫌です。 自分を思い返してみても、ケーキ屋に入れば幸せな気持ちになっています。 幸せそうな人たちを見るのは楽しいです。 そして、本編には関わりのないモブな人たちが、ケーキを食べて幸せそうにしている姿も見るので、自分もケーキが食べたくなってきます。 物語はといえば。 何も問題を抱えていない人なんてめったにいなくて。 ケーキが生活を変えるきっかけになって、前向きな未来へ繋がっていく幸せな話です。 明日、ケーキを買いに行こうかなと思いました。