いぬマンガの感想・レビュー112件<<12345>>長寿アニメのような面白さ!かきのたね 太田基之かしこ柿野家の一人っ子、小学生の実子ちゃんは町内で犬を飼ってる家を四十七ヶ所巡るほど大の犬好き。そんな実子ちゃんが迷子犬を拾ってタネと名付けて飼うことになりますが、実はその犬の正体は宇宙人だったのです…! とはいえ、あんまり宇宙人的SF要素はありません。どちらかというと実子ちゃんの売れない漫画家の叔父さんの方が活躍してます。でも単行本の帯コメント「長寿アニメのような面白さ!」は本当でした。太田基之作品ってハマるとクセになりますね。「左中間」でジュース屋を営む犬犬のジュース屋さん おおひなたごうnyae続編?のZ(ぞね)の方は読んでいるんですけど、こっちを読んでいませんでした(読んでなくても問題ないですが)。今更ながらどちらもヤンジャンで連載していたと知りびっくりしました。いまのバス江的な立ち位置だったんだろうか。 全1巻のようですがすごいところで終わってるので単行本未収録の話があるんですかね。でもあれで完結と言われれば、まあそうかぁ、という終わりかたです。 パッと見コロコロとかで連載してそうな空気を出しながら実際はわりと邪悪なんですけど、どこか生活感のある描写がたまらないギャグ漫画です。 おおひなたごう先生の漫画といえば小ネタの多さが特徴ですが、その点で言うと週チャン連載のフェイスガード虜の方がこれでもか感がありました。電子化してほしいなあ。 やさしい超能力作品ヘレンesp 木々津克久なかやま木々津克久先生の作品は捻った落とし方が多いですが、この作品は頭のテッペンから爪先までやさしいです。 見えない、聴こえない、話せないの三重苦の主人公ヘレンが、愛犬のヴィクターと共に周りに起きた不思議な出来事を、「超能力」と言うよりも彼女のやさしい心で解決していく一話完結型の作品 物悲しい終わり方もする話もありますが、作品全体の雰囲気が非常に心地いい 残念ながら二巻で完結の作品ですが、だからこそ人にオススメしやすい作品です。 木々津克久先生の作品を未読であれば、ぜひこの作品から ※先生の作品はクロスオーバーも多いので、他の作品でヘレンがチョロっと顔を出すことも!犬好きによる犬好きのため(かどうかはわからない)の短編集ライカの星 吉田真百合nyae※ネタバレを含むクチコミです。 ソ連の宇宙犬「ライカ」の復讐劇ライカの星 吉田真百合名無しこれを読む前に、ソ連の宇宙船に実験のため乗船させられ、命を落とした「宇宙犬」がいたという事実を知っておく必要がある。 それを元にSF要素を取り入れてアレンジしたと思われる衝撃作。宇宙のとある星で生きている元宇宙犬のライカが(繁殖に成功し、地球を知らない犬たちもたくさん暮らしている)人間どもに復讐してやるど!今に見ておけな!!と意気込む様子が可愛らしいタッチで描かれております。可愛すぎる…ちょっと心温まる(極端に泣けるとは言わん)ショート・ショート集大きい犬 スケラッコさいろくこういう単行本こそ単体での価値を高く評価したい。 ほっこりするショート・ショートがいっぱい入っていてとても好き。 最初の数話(タイトルの「大きい犬」も含めて)は好みがわかれるかなと思ってたが、全部読んだ頃にはスケラッコ先生のファンになれる。 「クリスマス幸子」や「梅・桃・桜」ではショート・ショートとしてのレベルも上がったように感じる。 単に私が好きな感じなだけかもしれないけど。 あと犬を描くのが下手でかわいいwさすがに可愛いうちのトイプーがアイドルすぎる。 道雪葵野愛トイプードルが可愛いなんて何を当たり前のことを、と思うけどトイプーさん可愛すぎる。 道行く女性には懐くのに犬同士では仲良くなれなかったり、こたつでぬくぬくしたり、すぐ疲れたり、表現はおかしいけどとても人間味があって可愛いのです。というか愛おしいのです。 お家帰ってこんな可愛いトイプーさんがいたら幸せだよなあ。一緒にこたつ入りたい。いとしのムーコ完結いとしのムーコ みずしな孝之さいろくいやぁ寂しい。 うちにも犬がいるんですが、ムーコを見て「うちの子もこういう気持ちだったりするのかな」と思って見てると本当に心が癒やされるんですよね。 ムーコは実際の写真とかも出てたりしてめっちゃ可愛いですが普通に柴犬で、特段変わったワンちゃんではないのだけど、漫画の中で描かれる彼女の小松さん大好きっぷりや一喜一憂っぷりが「犬ってこうだよねえ」と共感しか無いです。 そして共感するたびに犬を好きになる。 みずしな先生だったかイブニング編集部だったか忘れちゃいましたが、Twitterでも定期的にムーコの関連ツイートが発信されていて、それらを見るのも大好きでした。 どこまでノンフィクションかわかりませんが、最終巻もとてもハッピーな気持ちで終われたので良かったです。 本作を読んで柴犬を飼いたいと思った人も少なくないのではないかな? タイトルのとおり「いとしのムーコ」でした。 みずしな孝之先生、素晴らしい作品を本当にありがとうございました。犬vs熊の名作シロベ 矢口高雄マンガトリツカレ男20年くらい前に古本屋で見かけた時はプレミアがついていて買えなかったがkindle unlimitedで読めるのを知って読んだ。マタギ犬の子として生まれたシロベが狸育てられて最終的に仇である熊のコブダワラを倒す。これ単体で読むよりも矢口高雄の「マタギ」とかを読んでから読むとより楽しめると思う人として大切なことを教えてくれる漫画まっすぐにいこう。 きらnyae※ネタバレを含むクチコミです。りえ子とポン太のお散歩が連載化今日のさんぽんた 田岡りき名無しちょっとぬけてる飼い主・りえ子と、賢い犬・ポン太のお散歩漫画がまた読めるの嬉しいです🐕 読切のときから、ポン太の無表情と鋭いツッコミのファンです。「ダメな子ほど可愛い」は飼い犬でも同じです。今月のわんこ生活 遠藤淑子名無しお散歩中に会う人たちには超愛想が良いのに、飼い主には見事なツンデレぶり。食いしん坊で、拾い食いのプロ(その度にお腹を壊すのに)。女の子なのに掃除機を壊すほどの暴れん坊、などなど、ボーダーコリーのナナッちのダメ犬ぶりを描きながらも、漫画家で飼い主である作者さんのナナッちへの深い愛情と、お互いの強い絆を感じさせます。ダメな子ほど可愛い、というのは人間の親子だけの話ではなく、人間とペットの関係にも言えること。犬と猫を飼っている私には「うん、そういうことあるよね」と共感してしまうシーンもちょくちょくあって、読んでいて思わず笑ってしまうこともしばしばでした。この漫画には、ペットを飼っている人によくありがちな「うちの子、とっても可愛いでしょ‼︎」的アピールがないのが好印象で、気持ちよく最後まで読み進めることができます。犬を飼っている人、飼っていた人、飼ってみたい人、みんなにオススメできる作品です。盲導犬と共に歩むハッピー!ハッピー♪ 波間信子名無し盲導犬と香織が共に人生を生きていくという内容です。けなげな盲導犬ハッピーが全力で香織の目となって尽くす姿に思わず涙が溢れてしまいました。盲導犬の持つ役割が、いかにすごいかとてもよく分かります。ストーリーも感動的ですが、ほっこりとした素敵な作画も素晴らしいです。パグ犬のなんともいえない表情パグリ 楠木あると名無しパグ犬・パグリのなんともいえない表情が、とても可愛くてキュンとしてしまいます。ストーリーとしては、作中の漫画家Kさんが離婚し、母子家庭になった中でパグリとの出会いを通し、明るい毎日が送れるようになるというエッセイ風マンガとなっています。ショート完結のコメディ漫画なのですが、結構読み応えがありました。いい時代になりました!おまかせ健さん 樹原ちさと華子あまりの懐かしさに思わずレビューいたします。 小学生の頃、古本屋さんで手に入れたのですが、当然、連載はとっくの昔に終わっており、周囲の同級生は知るわけもないこの漫画、妹と二人で勝手に略して「おまけん」と呼ぶほどブームになりました。 楽しいし可愛いし、涙が溢れる人情に溢れる幸せなお話です。 気持ちがくさくさしているこんなご時世ですので、癒されるには絵柄も物語も最適という気がします! 昔の少女漫画は最高ですね! まさかこれをまた読めるとは思いもよりませんでした。 いや、ほんといい時代になりました。深い愛情を感じるぼくと三本足のちょんぴー 小田原ドラゴン名無し漫画家・小田原ドラゴン先生とミニチュアピンチャーのちょんぴーとの出会いから、ちょんぴーが家族になり、やんちゃぶりに振り回されつつも深い愛情を感じて、お互いに掛け替えのない存在になるまでの日常一コマ一コマが微笑ましくて、読みながら思わず笑顔になってしまいます。ガンのために三本足になってしまったちょんぴーですが、全く不自由を感じさせないやんちゃさには見ているこちらも楽しく明るい気分になり、元気をもらえます。私も犬と猫を飼っていて、彼らが飼い主にもたらしてくれる幸せを日々感じていますが、この作品の中にも同じように幸福感があふれていて、とても温かくてほっこりした気持ちになります。ほのぼのとしたストーリー賢い犬リリエンタール 葦原大介名無しワールドトリガーという作品で作者のファンになり、それをきっかけにこの作品を読みました。 主人公のリリエンタールを筆頭に、味のある良いキャラが揃っています。 敵キャラも含めて嫌な感じのキャラがおらず、全体的にほのぼのとした内容のストーリーなので、気軽に読める作品です。 一方で、少し盛り上がりに欠け、地味に感じてしまう部分もありました。 ほのぼのとした雰囲気でちょっと感動したり、ちょっと深いイイ話を読みたい人にはぴったりの作品だと思います。小学生の多感な頃に読…犬夜叉 高橋留美子大トロ小学生の多感な頃に読み、この漫画に性癖を形成されてしまいました。 殺生丸様が好きです………可愛さとシュールさのバランスが絶妙織田シナモン信長 目黒川うな名無しいわゆる歴史上の人物の現代転生ものは数多くあれど、有名なあの人やこの人が可愛らしい犬に転生して、現世で犬生を謳歌しているという発想からくすっと笑えますし、だただ癒されます。 歴史上の出来事が小ネタで挟まれますが、死闘を繰り広げたかの武将達もあくまで昔の出来事として捉えているので平和そのもの。いい歳をしたおっさん目線で自分達をネタにした娯楽作品にツッコミを入れたり、かと思えば逆らえない犬の性分に振り回されもしたり、何もかもがほのぼのとしているので、歴史好きと小動物好きにはたまりません。SF(少し不思議)が好きな人に大きい犬 スケラッコ名無し全体的にテンションがちょうどいい。高くもなく、低くもなく。ハラハラドキドキは無いけどうきうきワクワクはある。ほんわか日常系というより、なごみ系SF。 なにより自分を夢中にさせたのは、最後に載ってる「小さい犬」のチワワのポロ。とにかく可愛い。ちょっと高橋留美子先生が描きそうな妖怪っぽさがあるんだけど、気の強いチワワってほんとこんな感じ。せ、せつな…星守る犬 村上たかしやむちゃタイトルは知ってたけど、こんなにグッと掴まれるような話だったんですね。読後に見ると表紙の可愛らしさが際立ってつらい… こういう絆系の話は犬ならではのあるあるだけど、こんな悲しいラストは見たことがない。シンプルな分、おとうさんとハッピーの関係の濃さが見えてしまって悲しいんですよねぇ(泣)ムーコ 連載200回おめでとういとしのムーコ みずしな孝之名無しムーコ連載の歴史が見れてよかった。もう8年なんだね人と犬の目に見えない絆星守る犬 村上たかしPom “星守る犬”タイトルに大きく心惹かれた。 動物と人間の話は、心を揺さぶるものだけど、やはり涙なしには読めなかった。 お父さんとハッピー(犬)の出会いは必然で、お互いに必要な存在で、きっと、きっと幸せだったんだと思う。 そして読む時は家で1人で読むのが良いだろうなあわかりすぎる犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい 松本ひで吉名無し犬と猫同時に飼うと性質が違いすぎていいとこ・悪いとこが過剰に感じられ、相乗効果で可愛く見えるあるあるだなこれは。<<12345>>