アメリカが舞台マンガの感想・レビュー44件作品が描く「愛」の解釈ヴィンランド・サガ 幸村誠takaaki※ネタバレを含むクチコミです。超絶半端ない個性の主人公が大好き! #完結応援片喰と黄金 北野詠一starstarstarstarstarナカタニエイト<ログライン> アイルランドからゴールドラッシュに沸くカリフォルニアへ向かう主人公たちの冒険譚。 <ここがオススメ!> 1巻から最後までずっと最高に面白い超絶傑作! 特に、主人公の女の子アメリアのキャラが本当に最高!! とにかく意志と根性と度胸が物凄い! あるキャラ読勢としてこの上ない至高の漫画です。 是非ともアニメ化を希望していたのですが、敢えなく完結となってしまったことが寂しくもあります。 ただ、もっと多くの人に本当に心から読んでもらいたい、めちゃくちゃオススメ作品です! <この作品が好きなら……> ・ゴールデンカムイ https://manba.co.jp/boards/2 ・アイドリバティ https://manba.co.jp/boards/136386 ・涼宮ハルヒの憂鬱 https://manba.co.jp/boards/20085巻いたが、よい結末片喰と黄金 北野詠一starstarstarstarstarhooper金 or 困窮、とか、視野狭窄した2択の外側に、アメリアちゃんが出られて良かったと思う。 他の登場人物たちも何かしらの、希望のある外側に出られたんじゃなかろうか。次作も期待。 【追記】 作者のブログ「北野詠一場」、10巻小ネタの記事でラルフさんの顛末が読めまーす!少女漫画とは思えないハードな内容です。BANANA FISH 吉田秋生starstarstarstarstarママ子少女漫画とは思えないハードな内容です。 とにかく主人公のアッシュがいろんな意味でかっこいい。裏社会でもまれてここまで来たから、きれいなままではないはずなのに品があって情に厚い。そして英二にだけ見せる強がりと弱さ。 NYストリートギャングのボスと日本人青年の交流、そこに育まれる友情、何度読んでも泣けます。 作品内に出てくる図書館や博物館行ってみたくなります。 少女漫画っぽくないBANANA FISH 吉田秋生名無し友人に勧められて読んでみた作品です。 読んでびっくり、これ少女漫画なんですね。 もう少女とか少年とか青年なんてカテゴリーは不要ですね。 性で漫画を選びません。(違う意味での「性」が多い作品は大好きですが) まぁIQ200でイケメン設定のアッシュとかは少女漫画っぽいですかね。これはジョジョ(もしくはジョーキッド)の『再生の物語』ジョジョの奇妙な冒険 第7部 カラー版 荒木飛呂彦starstarstarstar_borderstar_border酒チャビン自分の中ではジョジョは読むのが結構疲れるタイプのマンガですので、友達オススメの6部までを読み切った後、24巻というボリュームに怯んでいた世界でした。 最初、ガチの馬のレースマンガで、おおっ!とすごくハマったのですが、わりに前半の頃にスタンド等を駆使したバトルまんがに変貌していく世界です(ですので、馬のレースのまんがなんじゃないかと思って躊躇っている方はご安心ください、一切違います)。 ジョジョシリーズは読み取りが難しい描写が多いのが疲れる要因なのですが、7部の後半(通しで100巻を超えたあたり)で「無理に全部わかる必要はないんだ!」という境地に達し、そこからかなり楽しめました。 それまでは、エピソードごとに超おもしろい時と、すごく読むのが辛い時の落差が(これまでのシリーズ作品以上に)激しく、当たりはずれある印象でしたが、後半、私が悟ってからは全体的にヴォルティッジも高く楽しく楽しみました。 さいご、超大物 "なつキャラ" のゲスト出演があり、超ビビる世界です。ジョジョファンの方で7部まだ読んでないよって方(もしいたらそれはファンと言えるのか怪しいですが)、もしくは7部途中で諦めた方は、頑張ってみてほしいです。 後半で突如LESSONが再開される「あしたのジョー」オマージュも素敵でした。 心に残ったセリフなど ーみんなが生ツバゴクリもので欲しがるボーナス ーハアハア 挨拶ぬきで失礼します… ー(セリフではないですが)水曜日にアホになるネタ ー「全て」を敢えて差し出した者が最後には真の「全て」を得る贖罪の物語ヴィンランド・サガ 幸村誠starstarstarstarstartoyoneko ヴィンランド・サガは、ずーっと昔に最初のあたりを読んだきりだったんですが、機会があったので最新刊(26巻)まで一気読みしました いい作品でした…。本当に真摯な作品です 描かれているのは、主人公トルフィンの成長と、そして贖罪の姿 父の仇への仇討ちのためとはいえ、罪なき人々を殺し続けたトルフィンが、平和な国の建国を目指す物語です 本来であれば、多数を殺した人間は、死をもって償うしかありません しかし、逆にいえば、死をもって償えば、それで終わりです 本作は、トルフィンに対し、そんな安易な贖罪は許さず、もっとも困難な償いの道を選択させます これは、トルフィンにとっても困難な道ですが、作者自身にとっても本当に困難な道のはずです それなのに、作者の幸村誠先生は、その困難な道を、説得力をもって描き続けている それがひとつ結実するのが、26巻の最後に収録されている話で(191話「その日」)、いやぁもうたまらないですねコレ 敵を殺すという選択肢を排し、可能な限り敵対以外の選択肢を選び取って困難を乗り越えていくトルフィンは、本当に立派で、応援したくなります もちろん、物語は終わっておらず、贖罪も終わってはいませんし、トルフィンの贖罪は、どこかで終わりが来るという性質のものでもありません また、なんだかんだ描きましたが、結局、最終的にはトルフィンの死をもって全てを清算することになるのかもしれません しかし、だからといって、トルフィンのしてきたことが無駄というわけではありません 贖罪の本質というのは、結果ではなく、そこを目指す道筋そのものです トルフィンの生き方は、周囲の人々の生き方にも大きな影響を与えていますし、メタ的には、読者の生き方にすら、影響を与えているのかもしれません 本当に、素晴らしい作品です 7巻読了BLUE GIANT EXPLORER 石塚真一 NUMBER8さいろくたまらん。 本当に、たまらんなぁ。 ブルージャイアントは読了直後の熱量がいつもいつも超高い。 今回は特に高揚感が凄かった、トリオそれぞれのプライベート、"背景"がいつもながら本当に見事だ。 本当にありがとう、ずっと続いてほしい。青年編(ヴィンランド編)が本編だってわかってるけど少年編が面白いんだよなあヴィンランド・サガ 幸村誠goroアシュラッドがカッコイイんだよなあ。最高の悪役だと思う。ヴィンランドという地でヴィンランド・サガ 幸村誠名無し※ネタバレを含むクチコミです。 表紙とあらすじで即買いジョーのグッドニュース 伊田チヨ子名無ししたけど思ってたのとちょっと違った。カイニスの金の鳥とかエマみたいな落ち着いたストーリーかと思ったら、田舎から出てきた元気な新米記者ジョーのドタバタ劇だった。 絵も、表紙は繊細な感じだけど中の絵は線が太めでハッキリくっきりデジタルで描いてますって感じ。 服装や建物、「フラッパー」という社会進出する女性たちなど、1920年代のニューヨークの雰囲気はバッチリ! (ただ自分は「頼み事をする西洋人が頭を下げる」とか「リンゴの皮を剥く」描写が気になってしまって話に集中出来なかった)最後まで読みましたサトコとナダ 西森マリー ユペチカ 西森マリー狐優曇華※ネタバレを含むクチコミです。中学生の時に読んですげー好きだったオフィス北極星 真刈信二 中山昌亮starstarstarstarstarマンガトリツカレ男俺の全く知らなかったアメリカの訴訟社会というものなんとなく理解させてくれた漫画。俺に真刈信二と中山昌亮に対しての絶対的な信頼感を植えつけた漫画でもある。 個人的に印象深い話は最初の「電話機のノイズ」 と「砂の匂い」日本側のルールとアメリカのルールの考え方などがわかりやすく説明されていた。 あと定期的に事務所のパートナーが変わるんだけどやっぱり一番好きなのはミスサマーかな。自分の夢に向かって居心地の良い事務所を退職するすげーいい キャサリン・アイリスのコンビも印象深くてや後はギャラのアップを提示したけど 条件を見て別の職場に行くという合理的な部分が今まで読んだ漫画ではなかったので良かった。 何曜日に読んでも良いハヴ・ア・グレイト・サンデー オノ・ナツメかしこあまりにも面白くて読み終わるのがさみしく、1巻を読んで二日あけて2巻を読みました。 明日からまた頑張るぞ〜!と思えるような充実した3人の日曜日。 大人になっても子供でいさせてくれる懐の深いリンジさんは、チャーミングなところも魅力的で、私もマックスのようにダッドに憧れます。もちろんヤスもいいキャラしてる。 オノ・ナツメさんの作品もっと読みたい!と思いました。マンガであり文学ヴィンランド・サガ 幸村誠takaaki※ネタバレを含むクチコミです。安心と安定の「オノ・ナツメ」クオリティ!COPPERS[カッパーズ] オノ・ナツメTKD@マンガの虫ニューヨーク市警の警官たちの日常を描いた本作。 見所はなんと言ってもオノナツメ独特の すっきりした読後感と各キャラに注がれた 優しい目線! この目線でキャラを描かれたら好きに なるしかない!読み終わったあとの彼らを 想像せざる終えない… もちろん、「ネームの巧さ」は今作でも 健在で群像劇という描くのが難しい題材でも ラストにかけての収束感のあるストーリーと 語らずとも多くのことを伝える演出は 「お見事!」としか言いようがありません! 「こんなすごい漫画を描く人なら他の作品も面白いに決まってる!」と思わせてくれる 作品でした!! アニメで知りましたBANANA FISH 吉田秋生名無し2019年のアニメ作品がとても良くて、原作も読んでみました。古い作品だと知っていましたが、違和感なく読めたのは、キャラクターたちの魅力さと、しっかりしたストーリーがあるからでしょう。少女漫画とは思えぬ、裏社会の内容満載ですが、そんな中でのNYストリートギャングのボスと日本人青年の交流に、育まれる友情に、心が震える作品です。サイコメトラー漫画生存死線 サバイバル・デッドライン 山崎京starstarstarstarstarウマタロTVの霊能番組を見る度に思っていた事なのだが、超能力を使えば一発で行方不明者を探せるのだろ?っていう野暮なことを考えてしまう。 この漫画はまさに超能力を使い、アメリカで行方不明者を探すという会社のハナシだ。 サイコメトリー能力といえばサイコメトラーEIJIが有名だが、モノの残留思念を読み取るという部分で大きな違いはない。が、主人公はエイジより個性的だし、とにかく画面が賑やかで面白い。 アクション、バイオレンス、ミステリー、変態エログロ要素がいい具合に揃っていて、全2話で終わってしまうのが少しもったいない。自己肯定できずに悩む青少年の成長ストーリー!アメリカン・ボーン・チャイニーズ アメリカ生まれの中国人 椎名ゆかり ジーン・ルエン・ヤン書肆喫茶mori店主自分のアイデンティティに悩む中国系移民2世の高校生を描く、全米の学校で読まれているベストセラー作品! 西遊記の物語、中国系2世のジン、ステレオタイプな中国人の従弟に悩まされる白人のダニーの3人の物語が同時進行していく。 この3人の物語が最終的にひとつに融合していくストーリー展開がほんとうにスゴい! ダニーを悩ますステレオタイプな中国人の従弟チンキーが登場するパートでは、コメディドラマを模していて、コマの下に拍手や笑い声が入っている。だが、よく考えると笑えないシーンだったりするのだ。 この作品はもちろん中国系移民の物語なのだが、ジンが抱くコンプレックスや劣等感を自分のそれと置き換えて読むことができるようにも感じた。 コンプレックスを克服しようと孫悟空のようにがむしゃらに努力したり、それを切り捨てて理想の姿になったつもりでもダニーの章で登場するチンキーのようにチクチクと劣等感がうずく。 結局はコンプレックスや劣等感を感じる個性も含めて自分のものであり、そのままの自分でいいのだと認めることができるようになるまでの成長物語なのだと思いました! ぜひ自己肯定ができずに悩んでいる青少年にも読んでもらいたい一作です! 交錯する3つの物語で描かれるアイデンティティの問題アメリカン・ボーン・チャイニーズ アメリカ生まれの中国人 椎名ゆかり ジーン・ルエン・ヤンANAGUMA本作の最大の特徴は登場人物の異なる3つのパートに分かれて物語が展開することです。中国系アメリカ人の少年ジン・ワンの学校生活、全能神ツェ・ヨ・ツァーと猿の王孫悟空の伝説、従兄弟の中国人「チンキー」と暮らす白人の少年ダニ―の物語。 原書は2006年刊行ということですが、まったく古臭さを感じさせない視座に、なるほど2020年に邦訳が出るのも納得と感じました。(と同時に依然としてこうした物語が要請されるというか、需要があることにもちょっと複雑な気持ちになりますが…) 登場人物たちはそれぞれに、自身がその空間におけるマイノリティであることを感じており、みなアイデンティティの問題を抱えています。「自分が自分であること」をなかなか受け入れられずに、さまざまな問題を引き起こしていくようすは胸に迫るものがあります。その過程でなぜ3つのパートで物語が構成されているのかも徐々に明らかに…。 差別や偏見についてのメッセージ性もさることながら、交錯する3つの物語がひとつのテーマに向かって収束していくのはドキドキしますし、エンターテイメントとしてまず楽しめます。テーマがテーマだけに敬遠する方も居る気がしますが、あまり身構えず手にとってほしいです。読み終わった頃にはきっと前向きな気持ちになれると思います。これからが楽しみ♪片喰と黄金 北野詠一名無しアメリアのパワーに圧倒されます。 そして、忠実なコナーとの関係性。 二人でいればどんな状況でも立ち向かえるはず。 カリフォルニアに到着するには、まだまだ困難に見舞われると思いますが、何事にも全力で立ち向かう二人なら大丈夫! ずっと、応援したい♪ 絶望の中に描かれる果てしない希望片喰と黄金 北野詠一sogor25ゴールドラッシュ期のアメリカという混沌とした時代設定で、かつかなり絶望的な背景が見えるのに、登場人物たちがとにかく活き活きとしている。困難しか待ってないはずなのにこの2人の行く末が楽しみで仕方ない。 アイルランドからカリフォルニアを目指す冒険譚でもあり、その過程で出会いと別れを繰り返していくのだけど、そのどれもが1回限りの登場にするには勿体無いくらいにキャラが立っている。ある意味でこの時代で生きていく"厳しさ"すら感じられる展開。 ストーリー自体も勿論面白いんだけど、キャラの魅力が作品の魅力に直結するというのを実感させられる作品。 2巻まで読了。 内容はすごい凝ってて面白いC.A.T.S. 西野公平マンガトリツカレ男銃器やテロに関して詳細な説明があったり面白んでもっと続いて欲しかった いろんな漫画に登場するチェコ共和国製の自動拳銃Cz75もこの漫画に登場しているんだよな 自動拳銃Cz75が登場する漫画はどれも面白い パッと思いつくのはこれくらいだけど 『ガンスミスキャッツ』/『パイナップルARMY』/『ブラックラグーン』 読んで唸る漫画片喰と黄金 北野詠一名無しううん〜!読んだ後に唸る漫画とはまさにこれ! 全く興味のないことに気づかされるから漫画はすごいなと思いますね。 人肉を食うぐらい底辺の暮らしから金塊を求める、あらすじだけでめちゃくちゃかっこいい〜! 重いテーマとは裏腹にコミカルな描写が入ってて読みやすい。 いや、これすごい話になるんじゃない?って予感がすごいです。 移民として初めてコーヒーを飲んだ時に「毒!」って感想とかクスッと笑えて好きでした。<<12>>
※ネタバレを含むクチコミです。